カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2017年03月17日 (金)

「彼岸花」

 暑さ寒さもエアコン次第、いやいや、彼岸までゆうてね。今日から彼岸の入りですわな。で、今日は博多原原です。先月に引き続き、1時間前から「投資研究会」を開催します。そうそう、来週末の出雲原原ですが、大阪の新メンバーが乱入します。よろしく。。。
 
 利上げでも円高。なぜ? 森友学園のせい? くだらんテーマにいつまで貴重な時間使う気なんやろね。平和ボケしとるわな。北朝鮮暴発前に法整備しとかなあかんこと仰山あるんちゃう? 株価と為替は今回の利上げなんて織り込み済み。問題は「予算教書」と「G20」。連休明けに大きく動くかも。サプライズがなければさらに円高必至。。。

 ミサイルはTHAAD配備までは北からも米軍からも中共からもありません。三つ巴の利害対立で面白いことになりそう。来週月曜のブログでヒントだけ。原原ではとくとお話しますけど。結論は、いずれも撃つに撃てない。なぜか?

 それにしても、オランダ右派はもっと伸びると思ってたけどね。FRBは政局混乱は無し、とつかんでいたでしょ。与党は比較第1党を維持できたけど労働党はガタガタ。日本で言えば、民進党の近接未来を見るようでんな。
 問題は来月のフランス。「ルペン敗北」とFRBは読んでるはず。でなきゃ利上げはできんわな。

 ヒラリーを担ぐ勢力はトランプ降ろしを諦めてないようです。それがわかってるから、北に大暴れさせてるわけで。ミサイル4発にしても、THAAD配備促進のために北とトランプ政権との共同謀議、自作自演の臭いがプンプンしてきてまんねん。

 いずれも詳細は原原です。


 さて、久しぶりの小津作品。『彼岸花』。やっぱ面白い。完璧な脚本。撮り方がまさに小津安二郎ですな。

 小津監督にとっては、この作品がカラーではお初となります。
 主演は佐分利信、田中絹代そして有馬稲子さん。けど、たぶん、この人が全部もってっちゃったなー。


枠の外に赤いケトルがあるっしょ。これ、平山家=有馬稲子さん、佐分利信、田中絹代の家庭=のテーブルにのってるの。小津監督は赤が好き。ラッキーカラーなわけ。

 山本富士子さん。大映所属女優が5社協定をかいくぐって松竹に出たわけですから。小津監督、そのために大映で撮らなくちゃならなくなったわけでね。

 けど、京都弁巧いっすね。ま、鴨沂高校出身だもんな。けど、祇園言葉はまた別ですけど、イントネーションは独特ですわな。

 男ってのは、建前世界で生きてるから、本音と齟齬を来すとパニックになっちゃうわけでね。友人の娘なら冷静にアドバイスできるけど、いざ、自分の娘となると頭に血が上っちゃう。そんな夫を見て妻は愛想を尽かすわけでもなく、そのうち気づくでしょ、と大人の態度。

 ここらへん、女は子供の頃から大人なのかもしれませんな。

 しかし、これほど笑える映画とは思いませんでしたなあ。昔、見てるのよ。で、DVDも持ってるの。けど、ニヤ、クスッ、ゲラゲラと腹を抱えて笑えたのは、やはり、「共鳴効果」でしょうな。映画館とか劇場、ホールで見てるからよ。自宅で見てたらここまで笑うことはありません。やっぱ、映画はでかいスクリーンで見るべきもんですな。

 コメディシーン担当は高橋貞二。33歳。愛車ベンツで第三京浜にて事故死。新婚の奥さんは2年後にガス自殺。有馬稲子さんの恋人を演じてる佐田啓二(中井貴一さんの御尊父)に続く二枚目スターだったんだけどね。ここらへんは団鬼六著『クズ屋さん』に詳しい。あの人、将棋やってなきゃ事故に遭ってるはずだったんだから。


有馬稲子さんはヅカガール。いい女優って中身は男だかんね。「告白」はショッキングでしたね。

 実は、横浜で上映会と山本富士子さんのトークショーがあったんすよ。このイベント、できるだけ参加してるんす。いままで浅丘ルリ子さん、若尾文子さん、司葉子さん、岸恵子さん・・・等々、往年の大スターがずらり。客もほとんど同世代。つうことは、70代後半から80代。女優顔負けの素敵なマダムもいれば、そうでない婆も。ホテル泊まって参加してるらしいよ。1000人超は入ってると思うな。

 相変わらず名画座が好きでね。日本の古い古い映画もいま渋谷とか池袋で上映してくれてるからね。やっぱ大きなスクリーンはええなあ。で、昔の女優はつくづく美しい。銀幕の世界に登場する人はやっぱ庶民とは違う。いまは普通だもんな。「女優」という看板も夏目雅子さんで終わったな。

 女優が格落ちしたんではなく、庶民が美人になったんでしょうね。資生堂か高須クリニックのおかげでしょうか。ま、「日本にはブスしかいない。けど大変なきれい好きである」と幕末のお雇い外国人イザベラ・バードも指摘してる通り。美人度はかなり低い民族なんすよ、わが大和民族は。

 山本富士子さん、元もと素封家のお嬢様ですけど、日銀の就職試験で落ちちゃった。試験は合格。面接で不合格。その理由が凄い。男子行員が仕事に身が入らなくなるから。
 たしかに。傾城の美女ですもん。あんな女性が近くにいたら土日も出勤したくなるけど、「和」を乱すことはたしか。わかるわかる。

 私? 美人、見慣れてるんで。原原もぴよこちゃんも美人ばかりなもんすから。。。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「フェラーリはクラウンよりも安かった! 3億円つかってわかった資産のつくり方」(鬼頭宏昌著・1,512円・ビジネス社)です。

カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2017年03月08日 (水)

「百日告別(Zinnia Flower)」

 愛する人を喪った時、人はどう生きればいいのでしょう?

 最近、なぜか、この手のテーマのイベント、本、映画と遭遇する機会が少なくありません。「通勤快読」でもおわかりの通り、霊魂の話のオンパでしょ。求めてるわけではなくて、すべて「たまたま」なのよね。「スピ研が呼んでいる」ということなんでしょうか。リクエストもめちゃ多いですしね。



 玉突き事故で婚約者を亡くした女性、心敏(カリーナ・ラム=林嘉欣)。妻とまだ見ぬ子を同時に亡くした張育偉(シー・チンハン=石錦航)。

 葬儀を取り仕切るのは、妻となる婚約者ではなく男の家族。男の弟は優しくしてくれるけど、男の母親は違います。中途半端な存在の疎外感と孤独感たるや、生きていく気力も消え失せますわな。

 なにかしてないと気が狂いそうになるけど仕事には身が入らない。妻を亡くした夫は、妻にピアノを習いに来てた教え子たちに授業料を返すため、一軒一軒訪ね歩きます。

 同じ事故で愛する人を失った2人。初七日から四九日まで7日ごとに寺で行われる法要に参列して読経を唱える中、互いの存在に気づいていきます(日本と同じで、もはや台湾でもこういう葬式、法要はありえません)。



 死期はついでを待たず。『徒然草』の有名な言葉ですね。年寄りだから早く死ぬわけではなく、若いから寿命が長いわけでもない。死期なんてだれにもわからない。

 「父死ぬ 子死ぬ 孫死ぬ」

 大金持ちの信者から揮毫を頼まれた一休禅師がしたためた言葉です。「めでたい席で縁起でもない!」と怒る主人を前に、この通りに死ぬほど幸せなことはないではないか。その「ありがたさ」にはたと気づくんですね。死期はついで(順番)を待たないんですから。

 朝、小さなケンカをして夫を送り出した。子供を叱って学校に送り出した。ところが、事故で突然亡くなった。最期の最期が言い争いで終わってしまった。

 あんなこと言わなきゃ良かった・・・自分を責め続けてしまいます。。
 
 もう会えない。以前このブログでご紹介しましたけど、私が懇意にする尼寺の和尚さんなど、いつも別れ際には涙がいっぱい。今生の別れになるやもしれぬ、とわかってるからですよ。

 「一期一会」は茶道の神髄ではありません。人生の神髄なんですよね。

 最愛の人は手の届かない処にいってしまった。あの笑顔も2度と見られない。涙も出ません。心が渇ききってそんな余裕はありませんもの。
 現実なんて受け容れようがありません。身体にも精神にもそんなキャパなんてありません。夢か現かわかりません。

 仏教では七七日=四九日間は、死者の魂が成仏せずにさまよっている「中陰」「中有」と呼ばれています。この忌明けまで7日ごとに法要を行います。四九日目は納骨ですよね。
 そして100日目を「卒哭忌」と言います。もう泣くのはこの日で終わりだよ、という日ですね。タイトルの「百日告別」もそういうことでしょ。たぶん。。。


監督はトム・リン(=林書宇)。

 「妻が亡くなったのは12年7月。僕はキリスト教信者ですが妻は仏教徒なので、初七日から四九日までお寺に通い読経をしました」

 「お寺のある山上から麓に下りるバスでいろんなことを考えている時、ふっと映像が浮かんだのです。2人の主人公が同じ時に愛する人を亡くし、同じようでもあり違うようでもある、という中で事実に向き合っていく、という話です」

 「いまはとても平穏です。死は生命の一部分である、という言葉を完全に受け止められるようになったからでしょう。けっして孤独ではないと気づきました。僕は妻の愛と思いとともに映画を作り続け、そして生きていきます」

 これ、すべてトム・リン監督の独白なんですよ。つまり、この映画は彼の体験談にほかならないんです。

 この映画を作ることで彼は救われたと思いますよ。というのも、本人も周囲も気づきませんが、サプライズは人の心身のバランスを崩します。崩れたら崩れるに任せるのがいちばんいいんですけど、人間はバランスをとろうと懸命になる。心と魂のレベルでもね。
 身体のインバランスは治りますけど、心と魂のそれは時間がかかります。もしかすると永遠に治らないかもしれません。

 愛する人が亡くなる副作用は愛した人を心と魂レベルで殺してしまうことにあります。

 いままで外に出せなかった「心と魂の叫び」を吐き出せるようになったらバランスが修正されつつある証拠です。つうか、外に吐き出すチャンスをみずからつくらなくちゃ。
 トム・リンは映画監督、脚本家として、「愛する人の死」をもう1人の自分に総括してあげるチャンスに恵まれたわけで、結果として、彼自身を癒すことになりました。おそらく亡き妻の配慮でしょう。

 「私の死から逃げないで。あなたがあなたとして生きるには直視するしかないのよ」とね。

 死と再生。亡くなった人が生きている人を再生させる物語。

 死はない。生命の一部分である。生きている人は亡くなった人たちに守られて生きている・・・これが真実であることを10日と13日の「通勤快読」でたっぷりご紹介しましょう。お楽しみに・・・。

 愛別離苦・・・時しか解決できないよなあ。やっぱ。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「熊野 神と仏」(植島啓司・九鬼家隆・田中利典著・2,160円・原書房)です。

カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2017年03月04日 (土)

「ラ・ラ・ランド」

 今日は新潟原原オーラスです。メンバーはご参集ください。相変わらず東京、大阪からの参加が多く、地元新潟を凌駕しております。明日は雪の魚沼でたっぷり新潟を満喫します。お楽しみに。。。
 私は「週末パス」で新潟入りです。いま、JRはいろんなサービスが目白押しです。これは週末の土日休日得割りサービスなんすよね。乗り放題降り放題なのよ。まさに今日明日のイベントにどんぴしゃでやんす。。。


 さて、やっぱオペラとかミュージカルの映画化って合わんのかなあ。つうのも、「レ・ミゼラブル」なんて4回観たのにほとんど寝てましたからね。DVDも持ってるけどやっぱ「睡眠薬」。なんでかなあ。。。

 で、この映画は道路(ロサンゼルス南部ジャッジ・ハリー・プレガーソンIC)封鎖して、なんとまあ派手なオープニングやのー。ま、いつものように、なんの深みもないヤンキー向き音楽映画かいな、と少々呆れて観てたわけですが・・・。

 最後の30分。脚本換えましたね。ハリウッドは何人もの脚本家を競わせて書かせますからね。ラストは何通りも用意されてたと思うけどさ。。。

 夢を換えて成功をつかむ人もいれば、こだわって、夢にすがりついて成功をつかむ人もいるわけでね・・・夢をいったんレイオフして、とりあえず目の前の成功をつかむ、つう手もありでしょうし、ずっと追いかけなければならんものでもないしぃ。

 けど、それを「変節」つうのかな。でも変節って大切だと思うのよ。つうのも、世の中で成功してる人(傍で見てて)って、この道ン十年つう人、意外と少ないのよ。「いつの間にかこうなってました」つうのが圧倒的です。

 幸之助さんなんか典型でしょ。今日、新潟原原でとくとお話しますけどね。

 狭い了見、狭い世間、狭い視野で「成功」なんてあまり意識せんでもええんちゃう。「いま」「ここで」「与えられた仕事」「期待されてること」「やるべきこと」を淡々とやればええんちゃう?

 仕事ってのは「人」に繋がってましてね。人との出会いがいろんなチャンスに遭遇させてくれる、と思うのね。みずから「機会」をつくり、「機会」によってみずからを変える、つう仕掛けが大切なわけ。すると善循環にのれると思うのよ。犬も歩けば棒に当たるんですから、人が歩いたら何に当たるかわからんわけ。一寸先は闇。
 いままでと同じ人と会い、いままでと同じことして変われる、と考えるほうがおかしいよね。変われる要素1つもないもん。

 さてさて、愛する女性はパリに行き、男は売れっ子バンドを辞めて原点に戻り、最初の夢を実現しようと街に留まる。5年後、女は大女優となって幸せな家庭を築き、男は繁盛するジャズクラブのオーナー兼たまにピアニスト・・・。

 大女優となるきっかけをつくったのは明らかに男。忘れていた夢を思い出させてくれたのは女。結ばれなくたって「いい関係」。同志つうんかな。かえってそのほうが長続きするかもしれんな。

 なんとも洒落た映画。いいね、ラスト。アカデミー賞が白人ばっか受賞してるんで人種差別だ、つう批判はわかるけど、これ、作品賞じゃないの。『ムーンライト』観てないからわからんけど、これでええんちゃう。

 「トランプ」が災いしたかな。



 『ラ・ラ・ランド』(La La Land)。脚本・監督デミアン・チャゼル。主演ライアン・ゴズリング&エマ・ストーン。2人とも全編吹き替え無しっす。さすがプロ。ゴールデングローブ賞は史上最多7部門受賞。アカデミー賞では史上最多14ノミネート(97年『タイタニック』と並ぶ)。最多6部門受賞。

 作品賞受賞は発表者のミステイクがご愛敬でしたけど。

 エマ・ストーンはラストシーンのためにダイエットしてたね。ふくらはぎが細い細い。

 日本アカデミー主演男優賞はマツケン(『聖の青春』『怒り』)にとらせたかったなあ。。。

カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2017年02月10日 (金)

ブルーリボン賞に松ケン!

 2017年度のブルーリポン賞が発表されました。

 監督賞には片渕須直さん(『この世界の片隅に』)、で、主演男優賞に松山ケンイチさん(『聖の青春』)。主演女優賞は大竹しのぶさん(『後妻業の女』)、助演男優賞にリリー・フランキーさん(『SCOOP!』『聖の青春』)、助演女優賞に杉咲花さん(『湯を沸かすほどの熱い愛』)、新人賞には岡村いずみさん(『ジムノペティに乱れる』)、で、特別賞には『君の名は。』(新海誠監督)が選ばれたっつうわけで。。。

 私、松ケンの大ファンなんでね、良かったっつうの。他人とは思えんのよ。。。『聖の青春』まだ見てない人はぜひ見てちょ。何度見てもいい映画ですよ。DVDも買っちゃお。



 不良映画日記で紹介したかどうか忘れたけど、『後妻業の女』。あれ、おもろいでっせーー。あっつう間に時間過ぎちゃうもん。ま、大竹しのぶさん、1度も好きになったことないけど、演技は定評ありますもんね。。。『青春の門』の織江役のときから苦手なのよ。ああいうタイプ。


この映画も良かったなあ。。。

 そういえば、最近、松ケン、TBSの日曜ドラマ枠に出演しとるんよね。見ないけど。キムタク嫌いなんで。くさなぎ君の『嘘の戦争』ええですよー。話は単純でわかりやすすぎるくらいなんだけどね。ま、リベンジ劇です。親殺しの犯人にしても、たぶん、こいつだろうと最初からわかったけど、まあ、最終回でしょ、明らかにされるのは。

 『金の戦争』より出来がいいと思う。ぜひご覧あれ。。。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「渡る世間は…橋田寿賀子・石井ふく子対談エッセイ」(橋田寿賀子・石井ふく子著・1,400円・TBS東京放送)です。

カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2017年02月01日 (水)

「スノーデン」

 この映画見たくてねえ、出雲でもやってるから、タイミングが合えば見てこようと思ってたんですけど、ダメでした。で、羽田から映画館に直行。。。

 なかなかでやんしたよ。期待通り。最後の最後、切り替わって本物のスノーデンが登場。たぶんそういう作りをするのでは、と思ってましたんで、やっぱなあ。。。うんうん、そうこなくっちゃね。

 さて、スノーデンについて、かなり誤解している人がいると思います。つうか、彼の行動がなければ、いまなお、世界中の人々の、私の、あなたのプライバシーが、アメリカの一機関に蹂躙され続けていたでしょうね。

 最初は当局をかばっていたオバマにしたって、スノーデンの告発から火がついて、裁判所も「法律違反」と認定、結局はメディアに攻撃されて、「中止」を命じざるをえなかったわけでね。オバマがやらせたに決まってるじゃないですか。


『プラトーン』『JFK』『ニクソン』『ブッシュ』に続くオリバー・ストーン監督作品。


 NSA=アメリカ国家安全情報局は、世界中の人々の電話、メール、フェイスブック、ネットの利用履歴など、GoogleやFacebook、Yahooなどの大手ネットも利用して、ありとあらゆるプライバシー=個人情報を収集していました。

 この政府による人権蹂躙を暴露したのが29歳のSE、エドワード・スノーデンでした。

 怖いっすね。国家が盗撮してるわけですから。いま、日本の政府、病院、原発等々、ライフラインもすべてCIAに牛耳られています。奥さんの背中のほくろをあなたが知らなくてもCIAは知っているわけです。

 オバマとNSAにしてみれば、「テロリストの情報収集は国家安全上必要不可欠のものである」という大義名分がありますよ。けど、許可も得ずに勝手にプライバシーを侵害する国家を告発することが、自分が正しいか、それとも国家が正しいか、正確な情報を人々に知ってもらって判断をあおごう、という行為に出たわけです。

 一職員ですから、組織を裏切り、上司と仲間を裏切ることにもなりますが、個人的な感情に左右されず、人々に真実を訴えて、判断をあおぐ。これは正解だと思います。
 香港で『英ザ・ガーディアン』という大衆紙がスノーデンの告発記事を掲載すると、アメリカ政府はスパイ防止法違反、窃盗等々の罪で香港に逮捕状と犯人引き渡しを要請しますが、香港政府はスノーデンをモスクワに逃がします。

 エクアドル等18カ国に亡命申請しますが、2014年7月、ロシアで期限付き居住権を得てアメリカの恋人リンゼイと暮らすことになります。

 ドイツやブラジルでは個人情報がどこまで盗まれているか、独自取材が始まったそうですが、日本ではまったくありませんでした。メディアの脳天気さがよくわかります。

 アメリカは日本政府を盗聴していました。同盟国ですら信じずに盗聴するのがアメリカらしいところです。
 ウィキリークスによれば、NSAは安倍政権下でも官庁から官僚の自宅、商社などの電話を盗聴していたとすっぱ抜いています。テロとは関係ありません。金融、貿易、エネルギーなど、ビジネスがらみです。
 NSAと協力関係にあるイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダとも情報は共有されていました。
 日本の監視拠点は米海軍横須賀基地、米空軍三沢基地、横田基地と米大使館、海兵隊キャンプ・ハンセン、空軍嘉手納基地で1000人が諜報に当たっているとのこと。

 オバマは国家安全情報局の違法情報収集について停止を命じましたが、たぶん、いまだに続けているはずですよ。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「日本の武器で滅びる中華人民共和国 前編」(兵頭二十八著・907円・講談社)です。

カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2017年01月31日 (火)

「本能寺ホテル」

 早いもんですなあ。もう1月も終わりですよ。1年も12分の1が過ぎました。あっという間に大晦日ですな。

 今週末の「ぴよこちゃん倶楽部」ですが、ゲスト講師からレジメ、データが届きました。まだ途中段階で講義開始ぎりぎりまで最新データにするとのことですが、凄いっす。ご本人の投資ケース満載できわめて実戦的なものでげすよ。ご期待ください。

 さて、銀座で打ち合わせのはずが、2時間空いた。1時間なら本屋さん、2時間なら映画と決めてるんで、いちばん近いとこに飛び込み。
 
 う〜ん、見たいのは『ザ・コンサルタント』か『スノーデン』なんだけど、『会計士』はとっくに始まっちゃってるし、『スノーデン』は27日かららしいしってんで、暇つぶしでいいや。

 意外におもろい。あたりかも。。。まっーーーーたく期待してなかっただけにお得感ありありだわさ。



 『プリンセス・トヨトミ』は昔、博多から熊本(人吉)に向かう高速バスの中で見たことあるけど、類似品としては今回のほうがはるかに良かったなあ。

 堤真一さんの信長がなんともカッコええやん。綾瀬はるかさんはやっぱこういう役でないとね。『わたしを離さないで』とか『精霊の守り人』はあまりにも違和感ありありでムリ見てるのは辛いわな。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「米中戦争 その時日本は 後編」(渡部悦和著・907円・講談社)です。

カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2017年01月02日 (月)

「君の名は。」

 大晦日の紅白ではRADWIMPSが『前前前世』をテレビ初披露。劇画シーンもたっぷり放送。「これは見なくちゃ}と思った人も多いのでは・・・。

 ヒットするはずですな、これは。レベル高いわ。
 
 飛騨古川と新宿が舞台なんだろね。主演は神木隆之介さんと上白石萌音さん。

 神木さんは映画『桐島、部活やめるってよ』の主役でもありましたし、『風のガーデン』にも出演してました。『風』は好きでしてたまにDVD引っ張り出して見てます。サヴァン症候群の少年役だったよねえ。『優しい時間』も真夜中見てますしぃ、『さびおま』も。。。全部見るまで寝られない。これが困るのよね。

 「思い出せないなあ」つうことってありますよね。私、前世で約束してたらしいんですけど、いまだに思い出せないのよねえ。生きてる間に思い出せるんやろか。時間切れやろか。


長澤まさみさん、市原悦子さんも出演されてます。

 東京の男子高校生と飛騨の女子高生に起きた「入れ替わり」。1200年ぶりに地球に接近する架空のティアマト彗星が衝突して故郷は木っ端みじん。この女子高生も3年前に亡くなった・・・。

「まだ会ったことのない君を、探している」

 運命の赤い糸ってありますよ。会える人には会いたくなくたって必ず会っちゃうし、会わない人にはどんなことがあろうと会いませんもの。

 原原なんてその典型。いつかいつかと思ってるうちに終わります。いつまでもやってる、と考える方がおかしいんでね。私、いつも、今回がラストと考えてますから。

♪命に 終わりがある 恋にも 終わりがくる
 秋には 枯葉が 小枝と別れ
 夕べには 太陽が 空と別れる
 誰も 涙なんか 流しはしない
 泣かないで 泣かないで
 粋な 別れを しようぜ♪

 限りがあるから面白いんでね。前世の約束、思い出せんなあーー。

カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2016年12月28日 (水)

「海賊とよばれた男」

 「國岡のもんよぉ。油持ってきたでぇ」

 原作を読んでると物足りないかもしれないけど、いい映画ですよ。悪役はメジャーだけ。ま、しょうがない。事実ですから。

 クライマックスは「日章丸事件」ですわな。

 う〜ん、綾瀬はるかさん、出演させる必要あったんかいな。嬉しいっすよ。大ファンですから(笛吹雅子さんが不動の1位。浅丘ルリ子さん2位、芦川いずみさん3位なの)。ほんの少ししか出とらんのよ。

 男の映画なんやろね。

 モデルはご存じの通り、出光佐三。いま昭シェルと合併だなんだかんだと話題の会社ですけどね。
 文化があまりにも違いますよね。かたや外資。かたや完璧民族主義。大家族主義。資産がきちんと残るよう節税対策等々も完璧にしてる会社ですからね。水と油。それが合併? ムリ筋なんじゃないの。

 映画の内容と重なって見えますわな。



 日本は先の大戦で、アメリカから原油輸入を止められました。死ぬか戦争か。あのマッカーサーですら、「太平洋戦争は日本にとって自衛のための戦争だった」と議会の上下合同委員会で証言してます。
 ルーズベルトはどうしても日本と戦争したかった。チャーチルから頼まれてナチス・ドイツと戦うために真珠湾を襲わせて、当時、戦争介入に大反対の世論(不戦法もありました)を「リベンジ一色」に誘導しようとしたわけではありません。

 ドイツとの戦争などどうでもいい。とにかく日本と戦争したかった。そのためにも、日本に真珠湾を攻撃させたかった。参謀総長ジョージ・マーシャルは暗号を解読していたにもかかわらず、太平洋司令長官にはひと言も伝えず、2000人もの若者をみすみす死なせることになった。
 それほどまでして、日本と戦争したかった。しなければならなかった。

 なぜか? 詳細は原原でね。

 安倍さんもそんなことは先刻承知。日本のメディアも先刻承知。知っているけど意識的に誤報を垂れ流し続けた朝日とはちがって、単純馬鹿のアメリカ相手に「説得」しようなんてしない。近々、気づきます。そういうグラスルーツの研究をさりげなく支えていくこと。これが日本には大切です。

 教科書問題なんて国内ではどうでもいいの。遅れてきた青年は消えますから教育の現場も変わるし、そもそも現代史は授業で間に合わないからみな知らないし。社会人になってから勉強するから大丈夫。

 世界中でいまでも戦争してるの、アメリカと中国、ロシアだけじゃない? これって、日本が戦争してた国でしょ? 戦争好きの国にいいかがりつけられたんじゃない、と大衆は感覚でつかんでるよね。イデオロギー馬鹿より庶民感覚のほうがはるかに大切。

 国内より海外での普及宣伝のほうが重要かつ喫緊のテーマでしょ。

 油の一滴は血の一滴。戦争を対戦した日本人はみな痛いほど知ってます。
 戦後、日本はGHQにより原油等の輸入は封鎖されてました。狙いは、日本を復活させないため。ところがスターリンが北朝鮮そして中国を押さえ、アメリカにガチンコ対立しはじめたのが誤算。共産ソ連はユダヤ人がつくった体制ですからね。まさかグルジア人によって粛清の嵐となるとは想定外だったでしょ。

 日本が晴れて独立した後、アメリカはメジャーを使って日本の石油会社をM&Aで傘下におきます。民族派石油資本は出光だけ。で、メジャー傘下の元売りは出光に禁輸措置。

 追い込まれた出光が目をつけたのがイランなのよね。けど、イランは英国の植民地。唯一の資産原油は長年に渡って英国に搾取され続けてきました。

 英国ってのは、人のふんどしで相撲をとるしか能のない国でしてね。悪知恵だけは長けてます。凋落の一途をたどってきましたけど、タックスヘイブン利権をアメリカにとられたらもう終わりでしょ。

 バカにしてたイランに、1951年、石油国有化を宣言されちゃうわけ。モサデク政権ですよ。で、出光はこの政権と話を進めて契約にこぎ着けるわけ。
 もち、英国は軍艦を派遣します。イラン原油を載せたタンカーは撃沈すんだかんね、と国際社会に宣言。こそ泥が強盗に変身したわけ。

 「アバダン危機」ですね。

 海賊は偉かったねえ。泥棒は英国のほうやんけ。で、悪知恵には悪知恵で対抗します。英国とトラブりたくない日本政府を慮って国際法の抜け道をとことん考えます。で、極秘で日章丸を派遣しようと決めた。

 海賊が偉いのは、国際情勢を読み切ったこと。原油は相場商品ですから「読み」がいちばん重要なの。大博打だけど、でたらめではなく、「読み」ですよ。インテリジェンスですよ。通勤快読、ぴよこちゃん倶楽部。そして原原ですよ。



 基本の方程式はこんなもんでしょ。英国から解放されたイラン原油を実はアメリカ(メジャー)が狙っている。戦闘行為に出たりすれば、アメリカは証拠を突きつけ国連と国際世論を動かして英国を攻撃するに違いない。アメリカが見張ってる範囲では手が出せない。ならば日章丸がアバダンで原油を積んでも攻撃できない・・・はずだ。



 マラッカ海峡を大きく迂回します。けど、英国のフリゲート艦に発見されて停船命令を受けるわけ・・・。
 「日本もイランも独立国家である。英国が二国間の自由貿易に介入するならば、その証拠を国際世論に提出する用意がある」
 結局、フリゲート艦は停船を諦めます。そして原油を満タンに積んだ日章丸が川崎港に到着するわけ。

 当時、アバダンに到着した段階から、連日、一面で報道されましたからね。注目度バツグン。喝采でしょう。
 英国の権威を地に落としたいアメリカが裏で支援してたはず。ま、英国がどんなに邪魔しようと船長も乗組員も海軍OBですから、武器はなくても、国際海洋法などの知識でも英国海軍に負けるはずがありません。

 残念ながら、直後にモサデク政権はCIAが立てた傀儡パーレビによって反革命で倒れます。最後の最後はカネへの執着の強いヤツが勝つわけ。

 そもそもモサデク政権に英国を追い出させたのも演出はCIAだったのでは?

 イランを巡ってはいろいろありましてね。日本の政治家はアメリカに秘密を握られているからか、公然と反対することはないっすねえ。

 2012年1月、イラン原油の輸入削減をアメリカから強いられます。
 フセインにイラン攻撃を唆したのはアメリカですよ。1980年。当時、日本はイランと進めてきた油田開発を中止せざるをえなかったんです。
 99年に発見されたイラン南西部のアザデガン油田の開発も日本が手がけてきました。推定埋蔵量260億バレル(世界最大規模)という良質油田です。これまでの投資は総額20億ドル。ところが、日本はイランと緊密になるな。アザデガン油田開発に協力するな、と強烈にねじ込まれるわけ。

 アザデガン油田放棄は絶対にありえない。しかしアメリカの圧力は執拗で、結局、この貴重な権益を放棄します。

 日本に圧力をかければ、漁夫の利を得るのは中国。同盟国日本を弱めてどうするつもり? いえいえ、アメリカは日本を仮想敵国といまなお考えています。いつか復讐されると確信してるのよ。

 ネオコンのチェイニー副大統領(当時)自身が先頭に立って、開発権獲得に動いた日本人、首相や大臣だけでなく現場の人間まで直接、手を下して排斥します。この男、人相悪いですよーー。

 「イランがホルムズ海峡を封鎖する」つうニュースが流れましたけど、んなこたできるわけがありません。バーレーンの第5艦隊にはリンカーンとカール・ビンソンが配置されてますからね。制海権もないしぃ、封鎖には機雷を設置したり船を何隻も沈めなければならないしぃ。イランにできるわけないっしょ。

 アメリカがペルシャ湾を封鎖したらイランに原油が入らなくなります。原油がなければ戦争はできません。
 「イランは世界有数の産油国でしょ?」
 あのね、産油国だからってガソリンが豊富にあるわけじゃないのよ。原油は精製しなければ使えないの。
 イランに製油所があるでしょ? ありますよ、稼働してないのばっか。正常に稼働してるのは1つだけ。1979年のホメイニ革命以来、アメリカには経済制裁されて(トランプが復活させそう)機械を動かす部品がないの。

 100年に1度のビッグプロジェクト。日本政府はのらりくらりとかわしてイランと契約調印にこぎ着けます。するとアメリカは別働隊IAEA(国際原子力機関)を使って警告を発っします。これでプロジェクトは露と消えます。

 国際連合、世界銀行、ユネスコなど、国際○○つう名称の組織がたくさんありますけど、日本人くらいですよ、実態を知らずに素晴らしい、と勘違いしてるのは。これ、別働隊なのよ。魑魅魍魎のエゴイストが跋扈してる伏魔殿ですから。

 かつて、メジャー経由で輸入するインドネシア原油を、メジャーを中抜きして直接買い付けたのが田中角栄でした。それまで日本にはカルテックス(アメリカ)経由の日本石油ルートと、ファー・イースト・オイル・トレーディング(岸信介がつくった)というルートしかなかったんです。新ルートを開発したのが角栄さん。
 もちろん、アメリカは猛烈に反発。ユダヤ人キッシンジャー(当初は国家安全保障問題担当大統領補佐官、のちに国務長官)が白い顔を鬼のように真っ赤にして、「ジャップめ!」と罵倒しましたよね。

 角栄さんは資源外交を始める前にキッシンジャーと直接交渉してるんです。
 「いざとなったら、アメリカは日本に原油を用意してくれるか?」
 「できない」
 アメリカってこういう国なの。

 「石油を支配できればその国を支配できる。だが、食糧を支配できればその国民を支配できる」と述べたのもユダヤ人キッシンジャー。

 日本には資源がありません。だから戦争に訴えるしかなかった。

 エネルギー自給率はドイツ27%、イギリス78%、アメリカ61%(シェール革命で90%まで改善してるはず)。自給率には数字のマジックがあります。輸入が0なら自給率は100%でしょ。自前でカバーできるんですから。カナダは人口が少なくて資源がたくさんあるから自給率140%。

 日本は4%。どう考えても少ない。しかし嘆く必要はありません。だって、日本のエネルギー変換効率はアメリカの3倍、中国の8倍。ダントツの世界一。日本はダントツの省エネ国家ですから。

 日本が省エネ社会になれたのは資源がないからです。
 70年代、ガソリンばか喰いの車ばかり作っていたアメリカは日本車排斥のためにマスキー法を可決します。世界一厳しい基準で達成不可能といわれたレベルでした。ビッグスリーは猛反発して、結局、実施前に廃案(1974年)されたんです。

 ところがホンダのCVCCを皮切りにトヨタ、日産がクリア。マスキー法など関係なく、業界が自主的に厳しい排ガスハードルを課したわけ。
 アメリカ企業は政府や政治家に泣きつきますが、日本企業は違うの。わざわざ開発コストをかけてまでハードルを超えようと努力しちゃう。だって、そうしないと日本は原油に振り回されてしまうもの。

 日本が中東産油国のようにリッター10円社会だったら、「タダなんだからガソリンがぶ飲み車でいいよ」となるに決まってます。シェール革命後、アメリカではピックアップトラックがバカ売れですよ。

 しかし、日本はハイブリッド車や電気自動車あるいは軽自動車
開発する。燃費ほさらに改善しようとする。それが日本人。

 いずれ原発も全面停止します。蓄電技術がないから太陽エネルギー等々は安定せずコスト高だけど、このエネルギーで水を水素に変換する技術がすでに実用化されてます。

 こんなこと研究するのも資源がないから。資源がないから知恵でカバーする。資源があるとアメリカに狙われてしまう。

 結論。日本は資源がないから成長できるんです。

 それにしても、安倍さん訪米(ハワイ)のいま、『海賊』に『世界の片隅』を見て欲しいね。『聖の青春』もよろしく。。。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「役者人生、泣き笑い 後編」(西田敏行著・1,728円・河出書房新社)です。 

カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2016年12月20日 (火)

「この世界の片隅に」

 幼児性左翼によく見られる反戦大好き映画でもないしぃ、日本悪、連合国善という公式に洗脳されているわけでもないしぃ、戦争の持つ悲惨さ、という当たり前で手垢のついたメッセージでもないしぃ、あくまでもさりげなく、淡々と、絶望から再生=立ち直りの姿を描いた佳品でして、単館上映から全国あちこちで大ヒットして、いまや『君の名は』とロングラン記録を争う作品になるんちゃうか、つう評判でして、んなこと考えてますと、日本人とくに最近の若者(年だねえ)の感性はなかなか凄いやんけ、としか言いようがありません。


10年の間に呉も広島も日本もこんなに変わった。

 特別出演されてる渋谷天外さんに「見ておくなはれ」「ひと声だけ出てまんねん」と言われて、「ウォーリーを探せ」状態で目をこらして、いえいえ、耳をこらして聴いてたんですけどね、冒頭のあの子供をさらう獣かしらん・・・。

 それにしても、これ、5年前にドラマ化されてますよね。けど、アニメが大ヒット。なんでかなあ。う〜ん。

 違い? 美術と音声でしょうか。戦争、爆撃、原爆。。。けど、スクリーンはなんともほんわかしてましてね。ほんわかしたスクリーンに、人を殺し、人が死ぬ爆撃音が強烈にしてるわけで。視覚と聴覚では違うモノをとらえてるような感じがするんよねえ。

 ああ、こういう表現がいいなあ。闇が深ければ深いほど光が映えるわけでね。

 それにしても、主人公の北條(浦野)すずを演じたのんさん。昔の能年玲奈さんですか(事務所とのトラブルで本名が使えない、つうのも奇妙な話ですな)。ピッタシ。ほんわかしてます。巧いですなあ。

 聖の青春、海賊、昨日のきみと、沈黙、本能寺ホテル・・・日本の映画界、凄いっすねえ。これにアニメでしょ。ワンパのハリウッドなんか蹴散らすんちゃう。。。

 1月度の東京原原は二次会はありません。その分積み立てて、2月に河豚やりましょ。博多原原は新メンバーも続々。楽しみですな。新潟原原のメンバーも新メンバーをいまのうちにお誘いください。3月はオープン講義としますのでよろしくです。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「山口組分裂と国際金融」(猫組長・渡邉哲也著・1,296円・徳間書店)です。

カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2016年12月05日 (月)

「聖の青春」再び。。。

 ま、2回観たからもう1度ご紹介てわけ。『砂の器』は連日連夜27回観たしねえ。これも何回観るか。。。

 「人生棒に振ってもかまわない」・・・将棋との出会い。100年に1人といわれる将棋の神・羽生善治さんとの出会い。

 「病気にならなきゃ将棋にも羽生さんにも会えなかった」


傑作映画です。


 そこまでして将棋にのめり込んでいくわけで。将棋を指している瞬間だけが絶望の中で見つけた希望を感じられたのかもしれんなあ。痛みと苦しみから逃れられる瞬間だったかもなあ。末期ガンにはモルヒネも効かないからねえ。

 村山聖はまさに「棋聖」の名に値する棋士だったと思います。


右下の窓に大きなポスター。館内のあちこちにも貼られてます。。。

ちょうど解説会をやってました。館内をぶらぶらしてると内藤九段の詰め将棋問題を発見。

 関西将棋会館から西北の方角に歩いていくと、かつて、彼が過ごしていたアパートにたどり着きます。

 ああ、あそこで暮らしてたのかあ。本と荷物で一杯で窓から外を見ることなんてなかっただろうなあ。。。ぼんやり2Fを眺めてたら、「部屋見ます?」と声をかけられましてね。


狭い狭い狭い。でもここが宇宙。億ションに暮らしても弱いヤツは弱い。


 本籍大阪原原・現住所東京原原のIさんはかつて奨励会を目指された方です。現在アマ六段。この部屋を訪れたとき涙が止まらなかったそうです。対羽生戦をリアルタイムで観て、またユーチューブで観て、「これが病に倒れる人の打ち方とは!」と感動を禁じ得なかったとのこと。

 東京原原には同じように奨励会を嘱望されたKさん(病院長さん)もいますから、今度、対戦してみてはいかがでしょうか。


村山聖へのメッセージノート。お母様が読むのを楽しみにされてるそうです。私も少し書かせて頂きました。。。Iさんも書かれたそうです。

 時間の無さ、命の少なさに自暴自棄になり、財布から万札を出しては次々に破いていく。
 「こんなもん、ボクには必要ないんじゃ。こんなもん・・・」


「大局観」という言葉。枝葉末節にとらわれずその大元を観る。左脳だけではなく、五感+第六感=身体中で観る、という意味ですね。「観」という語源がそうだもんね。これ、訓で読むと面白い発見がありますよ。

 この扇子、先日も話しましたが東京将棋会館では売り切れです。ヤフー、楽天でも在庫がありません。私は持ってますけど。映画の影響で再販されるでしょうね。


JR福島駅ガード下の「更科食堂」は師匠森信雄さんとほぼ連日通った店だそうです。村山ファンの聖地の1つでしょう。

 同じように焼き魚定食を注文。ホントはコロ豚定食にしたかったけど。ついでに玉子焼きとビール。特別に薄味にしてもらってたらしいけど、それでも濃かったとのこと。森七段は仮が行く店すべてに薄味にしてくれ、あまり飲ませないようにしてくれ、と頼んでいたらしいね。

 この師匠も苦労の塊のような人だからね。「優しさ」が半端ないわな。

中島孝志の読む!通勤快読 宅配便


ご案内

東京原理原則研究会

大阪原理原則研究会

名古屋原理原則研究会

博多原理原則研究会

新潟原理原則研究会

出雲原理原則研究会

札幌原理原則研究会

松下幸之助 経営研究会

スピリチュアル研究会
濡れ手で粟!中島孝志のビジネス研究会

講演依頼・取材依頼

⇒依頼フォーム

あなたも本が出せる!

最小コストで最大効果!宣伝効果抜群!!らくらく業績アップ!企画の相談から出版が実現するまで中島孝志が責任をもってプロデュースします。

⇒ 少し詳しいサービス内容はこちら。


『完全決定版!最短距離で作家になる方法』

最近の投稿

大阪原原(第6期)新入生を熱烈募集いたします。。。
[2017年03月25日]
[中島孝志の原理原則研究会]

新潟原原(第4期)新入生を熱烈募集いたします。。。
[2017年03月24日]
[中島孝志の原理原則研究会]

4月8日(土)はいよいよラスト講義です。
[2017年03月23日]
[黄金の卵を産む!ぴよこちゃん倶楽部]

プロフィール

中島孝志(なかじまたかし)
 東京生まれ。早大政経学部政治学科、南カルフォルニア大学大学院修了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家 (ペンネームは別) 、出版プロデューサー、大学・ビジネススクール講師等ビンボー暇無し。「キーマンネットワーク定例会」(33年の老舗)のほか、
「原理原則研究会in東京」
「原理原則研究会in大阪」
「原理原則研究会in博多」
「原理原則研究会in名古屋」
「原理原則研究会in神の国出雲」
「原理原則研究会in新潟」
「原理原則研究会in札幌」
「松下幸之助経営研究会」
「中島孝志のスピリチュアル研究会」
「日曜読書倶楽部」
「濡れ手で粟!中島孝志のビジネス研究会」
「黄金の卵を産む!ぴよこちゃん倶楽部」

 講演・セミナーは銀行、メーカー、外資系企業等で大人気。全国紙をはじめ専門誌、永田町メディア、金融経済有料サイト、大手企業広報誌から宗教団体機関誌などの連載を20年以上続ける。
 著訳書は330冊。ほかに電子書籍100冊。大臣や経済団体トップなど政財界をはじめとした要人プロデュースは延べ500人超。読書は年間3000冊ペース。落語と宝塚歌劇、大衆演劇、そしてシャンソンの熱烈なファン。
 音声&テキストで平日毎日配信!ビジネスで使えるインテリジェンス情報サイト「中島孝志の 聴く!通勤快読」&年3000冊読破の読書王メルマガ「中島孝志の読む!通勤快読 宅配便」が超人気!

<<  2017年3月  

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

中島孝志の最新刊!(買うてや。頼んまっせ!)


大統領なんぞはたんなる操り人形。「奥の院」がトランプに何をさせて儲けようとしているのか? メディアが絶対伝えられないコンテンツ満載。投資家のためのトランプ本です。

15年前のベストセラーを全面改訂。事例はすべて新ネタ。トランプとイヴァンカのことまで書いてます。読んでねーーー。

浪花の人情税理士が指南するあの手この手の裏技オンパレードでっせーーー。

「断る」「見切る」「諦める」……実はこれで成果が確実に上がる48のルール。

英国はドイツ、イタリア経済破綻を読んでいた?だからEUから離脱した!

ビジネス現場に散らばってる“地雷”を踏まずに済む!1人1冊必携!「仕事ができる人」の虎の巻です。

「孫子の兵法」で勝ち抜いてきたビジネンパースンたちの全方法をご紹介します。これさえつかめば百戦して危うからず、です。

奇をてらった言い回しは逆効果! 一見“神対応"に見せても、“演技"が覗けば評価ガタ落ち!素朴で真摯な態度が、“尊敬オーラ"を発する!

ギリシャ危機とチャイナショック、アメリカの利上げで世界は大混乱。一方、日本政府は「マイナンバー制度」をいよいよ導入。いよいよ国民資産の収奪計画が始動した?

悪に徹する『韓非子』は知恵の集大成。「矛盾」とか「信賞必罰」の語源ですよ。

アマゾンKindle1位のベストセラー。2015年版とは内容がすべて違います。

アマゾンKindle1位のベストセラー。2015年版とは内容がすべて違います。

松下経営の神髄がわかる一冊です。

『論語』って仕事にこんなに活かせるんですよ。指針となる言葉のオンパですから部下指導に最適です。

忙しい人ほど要領がいい。あっという間に仕事をこなすスキルのオンパレードです。

完全図解!「いい仕事してますねえ」と言われる人は必ず「いい道具」を持ってるよ。

日本農業はこんなに強い。世界を制する実力があります。

仕事ができる人たちの具体例を豊富な図解で解説。

ベストセラーを大幅に加筆修正しました。スマホ、タブレット活用法は圧巻です。

あっという間に6刷です!今度、文庫になりま〜す。

17刷20万部突破。NHK「テストの花道」で紹介されました。

10刷10万部突破。

3刷出来!

10刷出来!

作家になりたい人必見DVDです!