カテゴリー:中島孝志の不良映画日記

2007年03月25日 (日)

「ライフ・イズ・ビューティフル」

 「嘘も方便」という言葉がありますな。もち、元々は仏教用語つうか、法華経(方便品)にある言葉なんだけどさ。

 昔、お釈迦さんが砂漠を渡る時ね。たくさんのお弟子さんが勝手についてきちゃうわけ。困るんだよ。弟子なんか取らないんだから、お釈迦さんは。
 でも、砂漠だかんね。放っておくわけにもいかないでしょ。水もなくなるし、体力も消耗するしで、みな、倒れそうなのね。
 そんな時、お釈迦さんが決まっていうの。

 「あそこに水があるぞ。あそこまで頑張ろう」

 見ると、ホントに水があんだ。で、みな、そこまでとにかく歩く。すると、あるはずの水がない。蜃気楼なんだね。がっくり来ると、また、お釈迦さんが言うの。

 「あそこに水が見える!」

 ホントに水があんだよ。で、また、みなが歩き始めるわけ。けど、来てみるとないんだよ。まっ、そんなこんなで、この繰り返しで砂漠を無事に渡り切っちゃうわけ。

 ここから「嘘も方便」というようになったのね。
 法華経というお経はこんな具体的な話がたくさんあんだよ。岩波から3分冊で出てるから読んでみてね。
 じゃ、おしまい・・・じゃなくて、いまのは前振り。これからが本番。

 この映画、好きです。まっ、嫌いな映画はそんなにないんだけども。
 ご覧になった方も多いと思う。イタリア映画だけど、アカデミー賞で主演男優賞とか3部門に輝いた名作だかんね。とにかく、子役が可愛いのよ。
 参考までに、「ぼくの神様」という映画があんだけど、あれも子役がめちゃよかった。で、シチュエーションはこれは同じ。だからか、あの映画を見たときはこの映画を連想したし、この映画を見たときはあの映画を連想しちゃった。

 で、映画はこのチビから見た父親との思い出なんだ。

 ここ数週間、「風林火山」とか「華麗なる一族」見てたからね、父子の相克ドラマばかり見せつけられたもんねぇ。「幸せのちから」とか「壬生義子伝」を見ないと、父親としては哀しいな。


名作中の名作。観てない人は人生の1割は損すると思うな。

 父親の役目は家族を守ること。そのために、この父親は命を賭けます。

 1937年、イタリアはトスカーナ地方。私がいちばん好きなとこだね。
 で、本屋を開くつもりでやってきたのがグイドというなんとももさい男でね。これがイタリア系ユダヤ人。
 この男が綺麗な小学校教師ドーラを見て一目惚れしちゃうの。けど、彼女には婚約者がいるんだよ。

 しかし、人の好みというのはわからないもんだね。風采はあがらないけど、この陽気で人なつこいグイドに好意を寄せちゃうわけさ。で、婚約パーティを抜け出して結婚しちゃうのよ。

 場面は反転して、チビが好きなおもちゃの戦車で遊ぶシーンね。
 息子の名はジョズエというんだ。

 母親が出かけたときに、父子だけがユダヤ人狩りで収容所に送られちゃうわけ。母親はユダヤ人じゃないからね。けど、探してさ、一緒に収容所送りの汽車に乗り込んじゃうんだよ。チビのいない生活なんて「死」に等しいからね。
 この気持ちは親ならわかるよね。

 収容所に行くと、囚人服を着せられたり、焼き印を押されたりしてね。過酷な労働を強制されたり、しまいにはガス室で抹殺されちゃう。で、石けんにされたりしてさ。
 こういう絶望の極限状態で、父親はある「嘘」を思いつくんだよ。
 この「嘘」のおかげで、この悲惨な収容所の中でも、チビだけは恐怖をまったく感じることなく、いや、それどころか、わくわく楽しみながら生きながらえることができたのさ。

 いったい、どんな「嘘」なんだろうね。まっ、それは見てのお楽しみ。これ以上は言わぬが花だからね。

 この映画(La Vita è bella)は1997年公開。監督・主演・脚本はロベルト・ベニーニ。元々、コメディアンだからタップダンスっぽいんだ、歩き方もね。

 「男は強くなければ生きていけない。優しくなけれぱ生きていく資格がない」−−フィリップ・マーロウ。
 この男を「父」という言葉に置き換えると、この映画のメッセージがよく伝わってくるかもしれまへんなぁ。

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プロフィール

中島孝志(なかじまたかし)
 東京生まれ。早大政経学部政治学科、南カルフォルニア大学大学院修了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家 (ペンネームは別) 、出版プロデューサー、大学・ビジネススクール講師等ビンボー暇無し。「キーマンネットワーク定例会」(33年の老舗)のほか、
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 著訳書は330冊。ほかに電子書籍100冊。大臣や経済団体トップなど政財界をはじめとした要人プロデュースは延べ500人超。読書は年間3000冊ペース。落語と宝塚歌劇、大衆演劇、そしてシャンソンの熱烈なファン。
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