2007年07月04日プラズマ・ハイビジョン・テレビは女優を殺す!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 「日経のBizPlus」に連載中の「社長の愛した数式」が好評で1日5万人を突破するアクセスで日経がびっくり。自慢ではありません。
「BizPlus」は20人の執筆者で計18万人の読者がいるんですけど、小生のコラムがダントツ人気なのだそうです。いやいや、けっして自慢ではありません。

 「社長の愛した数式」は「ソフトバンク」の第3回目が更新されています。毎日新聞Webサイト「中島孝志の おとなの仕事相談室」も更新されています。


「あなた、いい顔してますねぇ」
 このひと言、実は「キーマンネットワーク」の勉強会で、20代の時に某出版社の社長から言われたことなんです。もちろん、イケメンという意味ではありませんよ。

 手相があるように(足裏占いの教祖もいましたね)、顔にも相があります。で、当時の私の顔相がよかったらしくて(=福相というヤツ?)、名刺交換の時にしげしげと覗きこまれたもんです。
 で、また、ひと言。
 「うちで本、出さない?」
 それが縁となりました。いま、その出版社(かんき出版)はガンガン伸びてます。

 最近、テレビや女性誌、男性誌では整形美人、整形イケメンが目白押しです。
 歯並びの矯正やホワイトニング等の施術にしても、素人ですら「マナー」になってさえいます。「見栄えの悪い人は整形したり矯正しないと一生の不覚になる」なんて強迫観念もあったりして、就活中の学生さんもこの時とばかりにやってもらうとか。

 美容外科とか審美歯科にとっては、女優やアイドル、タレントが患者になってくれればこれ以上の宣伝はありません。口コミでお客がドッと集まってくるし、アイドルや女優、女子アナ好きのセンセなら趣味と実益を兼ねて仕事ができるというものです。


これも歯並びがいいというか、悪いというか・・・。

 ところが・・・マイナス面も少なくないんです。というのも、明らかに美容整形や審美歯科にかかったことがありありなのに、技術が下手なもんだから、テレビで映るたびに「失敗例」を見せつけられる某女優、某熟女が少なくないんです。

 いまや、時代はプラズマ大画面、しかもハイビジョン時代ですよ。ちょっとやそっとの化粧じゃごまかせない。レントゲンか顕微鏡で見るように皺の1つ1つ、地肌までを見透かしてしまうわけ。
 こうなると、若くて肌がぴちぴち自信満々の若い女優やアイドルか、逆にとっくの昔に「女」を捨てた女優や元アイドル、元女子アナくらいしかカメラの前には立てないだろうね。

 「ハイビジョンは女優殺し」と異名をとる日も近いと思う。

 最近、熟女キャラで売るA・Nとか女優T・Sの差し歯はいったいありゃなに!? どこの歯科医が治療したの? あれは酷い。下手すぎる。

 たとえば、A・Nさんがグルメ番組で食べるシーンには思わずのけぞってしまいました。だって、食べるたびに鼻下にいくつもの「縦皺」ができるんだもの。
 これ、差し歯の失敗です。差し歯って、ほんの数ミリずれるだけでイメージががらりと変わるのよね。で、そこがアップ。こちらはハイビジョンの大画面で見てる。う〜ん、まるで婆さんの口元やでぇ〜。

 売れっ子にもかかわらず、「なぜ矯正しないの?」というタレントはたくさんいます。とくにお笑い芸人には山ほどいます。たぶん、矯正するなんて発想が親になかったんでしょうな。
 けど、大人になったら、自分で治さなきゃ。

 ほぼ毎日テレビでお目にかかるお笑い劇団所属のH・Mなんてたっぷり稼いでいるにもかかわらず、どうして矯正しないの? この人、元々、美形の顔立ちなのよ。矯正したら、「美人」に生まれ変わると思うよ。
 ウッソー? いえ、ホント! そのくらい、歯並びは顔相を変えます。レギュラー番組増やす余裕があるなら、その時間で歯科医に通いなさい。

 気づかないのかねぇ。だれか注意してあげなきゃ。何なら、超一流の歯科医をご紹介しましょうか。

 それに引き替え、熟女と長年交際して演技を磨いた男優K・Jの差し歯はみごと! 彼の歯科医は巧い。惚れ惚れするくらい。デビュー当時、彼の歯並びは見られたものじゃなかったけど、いまや口元すっきり。
 男前が3段階くらい上がりました。

 歯並びが悪いと、美人、イケメン云々の前に、悪いんだけどバカに見えるんだよね。実は噛み合わせが悪いから脳へも影響もあって、矯正の有無で偏差値もがらりと変わるはず。
 たかが歯並び、されど歯並びなんですよね。