2007年10月13日あの名作「働きマン」が実写で復活!

カテゴリー中島孝志のテレビっ子バンザイ!」

 復活というのもおかしいんだけど、元もとは漫画。で、次がフジテレビの漫画。いよいよ、実写ということですな。

 こういうドラマは、やっぱ実写だよね。『花より男子』『のだめカンタービレ』『女帝』も漫画が原作だけど、実写で大成功した企画だもんね。
 これも成功するね。

 けどさ、正直、ヒロインは菅野美穂ちゃんより、仲間由紀恵、篠原涼子、あるいはわが木村佳乃ちゃんのほうが合ってるような・・・気がすんだけど。
 まっ、菅野美穂ちゃんについては、『愛し君へ』(フジテレビ系列)のヒロインした時も、「伊東美咲のほうがずっといいじゃん」と最初思ったんだけど、2回、3回・・・と見てるうちに、これは菅野美穂しかいないと信仰するようになっちゃった。もち、DVDで一挙に見たんだけどさ。

 演技巧いからね。いずれ、やっぱこのヒロインは彼女しかできないという風になるんだろうね。



 講談社から『働きマン』をどっさり送ってきました。いいねえ、なかなか面白い。安野モヨコさんの作品。主人公は松下弘子という週刊誌の編集者。
 あれ、仕事、見てると記者じゃん? 普通、編集者は記事書かないよ。記事は記者が書くの、編集は編集者がやんの。
 記事にするために取材やインタビューで資料、データを集めるのがデータマン、で、それらを元に記事に仕上げていくのがアンカーマン。
 まっ、私ゃ、昔、出版社で全部やってたからね。このヒロインもそうなのかもしれない。

 企画は時代のトレンドに合ってるよな。いま、仕事のできる女性がものすごく多いもの。
 仕事だけじゃなくて、生きる姿勢がいいんだよね。人生哲学、ライフプラニングだって、真摯というか、誠実というか、したたかというか、半端なく四つに組んでる人がたくさんいる。
 女、生きてます! 女、働いてます! 女、叶えます! みたいなね。ホント、たいしたもんだと思う。 

 このヒロインも仕事モードに入ると「働きマン」に変身しちゃうってのが面白いわな。そうそう、これこれ。『ハケンの品格』と同じように女性の共感を得ると思う。

 心配なのは、『サプリ!』みたいにしちゃダメよ。フジテレビ系列で放送してたドラマね。ヒロイン(伊東美咲さん)は大手広告代理店に勤務するブランナー。亀梨君が相手役で話題を呼んだけど、視聴率はイマイチ。

 はっきり言って、これ、脚本、全然ダメ。就業中に男のことばかり思い浮かべてるキャリアウーマンがいるか。失礼なんじゃないの。
 仕事は仕事、恋愛は恋愛。切り換えスイッチをきちんと持ってるからこそ、両立もできるし、充実もしてるわけ。ところが、このヒロイン、しょっちゅうフラフラしてんだもの。視聴率が伸びなかったのも、女性から総スカンだったからだと私は分析してる。
 ズバリ言うと、視聴率のほとんどは亀梨君のおかげだよ。

 というわけで、チャラチャラした甘いドラマにしないこと。メリハリつけた脚本にしてね。