2007年12月23日今日はクリスマスイブイブ

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 クリスマスイブイブですからね、イエス様を主人公にした映画をご紹介しましょう。代表的な3作のみですけどね。

 忠実にとエスの歴史をなぞる映画もあれば、最後の1日にのみ焦点を当てた映画もあります。

「人殺しを釈放するか、それともメシアを解き放つか?」
「人殺しだ!」
「おまえたちの好きにするがよい」

 イエスが主張したのは、ことごとく、体制側の宗教者が説くこととはちがうものでした。
 組織の秩序に対して革命児=破壊者=不都合な存在であるため迫害を受け、むち打ちの刑にさらされ、とうとう処刑されてしまうわけです。
 
 十字架に架けられた時、「主よ、どうして私をお見捨てになったのか?」という言葉は重かったですね。

 一緒に架けられた2人の罪人の言葉が印象的です。
「俺たちはしょうがない。けど、この人はちがう! この人はおまえたちのために祈っているんだぞ」
 
「主よ、この者たちはわかっていないのです。お許し下さい」

 自分を十字架に架け、命を奪おうとする既存の宗教者たちのために祈のです。汝の隣人を愛せよ。味方を愛するのは当たり前だ。敵を愛しなさい。
 
 昔、「ボビー」という映画を観たことがあるけど、キング牧師にしてもボビー=ロバート・ケネディにしても「博愛」「優しい国アメリカの建設」「暴力を排除すること」「差別の排除」を演説で繰り返し訴えていましたね。やっぱり、2人とも暗殺されてしましまた。
 アメリカがおかしくなったのはこの時からですね。「ボビー」についてはまたの機会に。


名優メル・ギブソン製作。とにかく、辛くて暗い。真剣に見ないと。印象度10、理解度5。

聖書を正確になぞってますな。ジャクリーン・ビセットは美人だな。おお神よ、こんな見方しかできない人間をお許しあれ。印象度7、理解度7。

ヨハネ役にチャールトン・ヘストン、百人隊長にジョン・ウェイン、シモン役がシドニー・ポワチエ。印象度5、理解度10。