2007年12月26日あんたが大将!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

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 「社長の愛した数式」は1日5万人超のアクセス。今回は「特別編!映画ビジネス」についてです。「BizPlus」は20人の執筆者で計18万人の読者。早い話が小生のコラムがダントツ人気なんです。べつに自慢してるわけで・・・す。
 若手ビジネスパーソン、就活生向けの毎日新聞Webサイト「中島孝志の おとなの仕事相談室」も宜しく。


♪もういくつ寝るとお正月♪な〜んて愉しみにしてたのは、ホンマ、昔々のことやで。
「おまえ、オレに年賀状書く? 書くならオレも書くで」
 これが教室での会話。

 さて、クリスマスイヴに、若手漫才日本一決定戦がありましたな。第1回の中川家から数えると、フットボールアワー、ますだおかだ、チュートリアルにしても、チャンピオンは売れてますな。
 売れっ子漫才師になる特急券が手に入るんやから、そりゃ必死ですわな。

 けど、いま、いちばん売れてるのは予選敗退したタカアンドトシちゃうか?

 さて、「M-1グランプリ2007」の決勝に進出したコンビは、笑い飯、POISON GIRL BAND、ザブングル、千鳥、トータルテンボス、キングコング、ハリセンボン、ダイアンの8組。それに敗者復活からはサンドウィッチマン。

 紳助さん、松本さんたちが審査するのはこの決勝戦からや。

 この中からベスト3に残ったのは・・・テンボス、キンコン、それとサンドの3組。
 ネタ見りゃ、やっぱテンボスとサンドの一騎打ちやな。


サンドウィッチマンは本線がおもろい。で、ちょっとした小技もおもろい。くすくす、ドカッとくる笑いやな。東京向きですな。敗者復活で出てくるなんて、お客さんの目が肥えてますな。

 キンコンは元気があって息もピッタシ。売れてる自信もある。勝って当たり前や。それだけにプレッシャーは人1倍や。「優勝宣言」して自分らを追い込むつもりやったんやろ。

 けどな、優勝戦のあのネタは痛かったなあ。梶原さん、10円ハゲ作るほど頑張ってたな。必死やったな。けど、漫才はやっぱネタやで。ネタ勝負やねん。寿司と同じやねん。
 120%力を出した? 出してへん。そら、あのネタでは120%出したかもしれんけどな。

 ネタから変えなあかん。そしたら優勝するかもしれへんで。臥薪嘗胆やな。笑いに毒をまぶさなあかん。新境地の開拓や。

「自分ら、おもろかったで」
「実力は自分らのほうがあるねん」

 そんな甘言には耳を塞いで、ネタを磨かんとな。

 全盛期の紳竜のDVD持ってるけど、あいつら、元気だけちゃうで。勢いだけちゃうで。
 やっぱおもろい、ネタがイキイキしとった。リズムもあった。なにより5秒に1回はドカンと来た。ネタが洗練されてたで。これなら東京でもウケるわい。

 M1終わってから、紳竜の漫才、も1回チェックしてみた。やっぱ、ドッカンドッカン来るな。何年前やねん、この漫才。わらかしよるなあ。
 DVD参加もありやったら優勝するんとちゃう?

 おもろい漫才はな、文章で読んでもおもろいねん。漫才は頭でするもんやな、しかし。
 アホな顔でわらかす時代ちゃうで。ラッパさんの時代ちゃうねんで。ネタを練りに錬って錬らんとね。Wヤング(先代)の漫才、も1回勉強してほしいわあ。

 そういう意味では、POISONとダイアンはこれからが愉しみやね。まだまだノリシロはありそうや。

 で、4239組の中からチャンピオンに躍り出たのはサンドやねん。

 信じられまっか? いったい、決勝までの審査員なにやってたん? ぶっちゃけ言うと、今年は不作だったんとちゃう? はっきりゆうて、サンドとテンボスがダントツで、あとはかなり差があったんとちゃうか?

 でもな、今回のM1でいちばんびっくりしたのは、カウス師匠が審査員やってたことや。おいおいおい、捜査が進んでるとかナントカ、いったいどうなってるんや???

来年1月より「中島孝志の毒書人倶楽部」をオープンします。詳細は左枠の「玉ねぎ坊」やをクリックしてね。基礎から勉強しよう!