2008年05月30日「おもてなしの経営学」 中島聡著 アスキー 790円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 iPodに凝ってまんねん。
 身内が入院することになったんでiPodをプレゼント。「イビキが気になってしょうがない」と愚痴るから、耳栓よりはBGMで使えるiPodのほうがいいんでないの、と思ったわけ。
 これが正解。意外と心優しい私は50曲もインプットしといてあげた。で、毎日聞いて愉しんでるとのこと。
 「先生からも最新モデルだね」と言われたとか。当たり前だ。最新式の高級モデルだ。意外と太っ腹の私はお金を出すときは出すのだ。

 さて、iPodはアップルが開発した名刺サイズのデジタルプレーヤー。音楽や映画、ビデオやDVDなども簡単にインプット。iTunesにアクセスすればほんの数秒でインプット。これが早くて、安くて、便利。CDを買ったら別に聞きたくもない曲までついてくる。1曲ごとに購入できるから「私だけのベストアルバム」だって作れちゃう。

 このiPod。発売当初から使ってる。意外と新しもの好きの私は、なんにでもいったんは飛びつくのである。だから、このシリーズは新製品が登場するたびに購入。なぜか気に入ってる。

 山椒は小粒でピリリと辛い。こんな小さいのに、いい仕事してる。音もいいし、画面も綺麗。メモ機能。アイデアが浮かんだら早速インプット。手帳並みのスケジュール管理。インターネットだってできちゃう。
この前、場所がどうしてもわからなかった会場をiPodのマップで現在位置を調べて最短距離で着けた。天気予報や株価チェックも思いのまま。

 よおこんなものを開発しましたな。アップルは。

 アップルいうたら、創業者はスティーブ・ジョブズじゃん。あまりの天才ぶりに役員会がついてこれなくて追い出されちゃう。
 けど、以来、10年間、業績低迷。とうとう、「やっぱ、アイツじゃないとダメか」とCEOに招聘されるわけ。
 いきなりiPhone、ipodで復活! すんごいですなぁ。とうとうウォークマンのマーケットを完全奪取。さらに、iTunesで、マイクロソフトも羨むデジタル・ミュージック・ビジネスのリーダーにもなっちゃった。
 おいおいおい、シェアを1%奪うことだって至難の業なのに、いきなりぶっちぎりかよ。゜

 なぜ、アップルにできたことがソニーにできなかったんだろう? Googleだって、Googleビデオを持ってるのにYouTubeを買収せざるを得なかったんだろう?

 そんな疑問に、な〜るほど、そういうことかと答えてくれる1冊。250円高。