2008年09月08日それでもボクはやってない

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 ロシア出身の相撲取り兄弟2人が大麻吸引について「陽性反応」とか。とくに露鵬(大嶽部屋)は精密検査拒否でクロ確定。
 にもかかわらず、「それでもボクはやってない」と徹底抗戦の構え。

 相撲協会理事会でも、さすがにこれは認めないと思うけどね。もし認められちゃうと、メダル剥奪のドーピング選手たちも「それでも私はやっていない」と言い張るようになるでしょうね。
 権威への挑戦であり、科学への挑戦ともいえます。



 ま、「疑わしきは罰せず」が基本。疑いが晴れるように精密検査を受けるように、親方が指導すべきところなんだよね。早い話が、こんなところからも親方と弟子との関係が壊れてるわけ。
 あれあれ、もしかして、弁護士が代理人として登場するってことは、親方の大嶽さんも精密検査なんか受けるんじゃねえと指導してたんでしょうな。ということは、ここは親方と弟子の利害が一致。

 「精密検査受けて結果がマックロだったら、オレが責任取らされるんだぞ。わかってんのか?
 オレだけじゃねえぞ。北の湖理事長も責任とらされるんだぞ。オレと理事長を守るためにもおまえがマックロになっちゃ困るんだよ」

 な〜んて、会話が聞こえてきそうです。でもさ、もうそろそろ9月場所が始まるでしょ。どっちらけでしょうな。


マックロ相撲取りを9月場所に出場させようとしてたんだからね、KYの極みですな。

 度重なる不祥事になんら手を打たなかった相撲協会にレッドカード。チケット買わなきゃいいんだよ。ま、今後は抜き撃ちでいろんな検査をしたらええねん。

 さて、検査の結果、こちらはICUに入れて大量の輸血が必要だと診断とれちゃった。

 な〜んだ。結局、アメリカさん、バブル崩壊後の日本と同じじゃん。あの頃、あれだけ日本をバカにしてたのに、同じことすんの?
 
 日本人は金融システム維持のために「公的資金=税金」を入れる、という大義名分をすんなり受け入れましたけどね。アメリカ市民は、いくら株主に一定の責任をとってもらうといっても、大金持ちの経営陣を「賠償訴訟」しない限り、緩さないんじゃないいかな。
 「普通株と優先株の株主は、政府が取得する上位優先株よりも先に損失を被ることになる」(ポールソン財務長官)なんて当たり前なんだからさ。

 政府系住宅金融機関の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)、連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)を政府の管理下に置くとのこと。
 早い話が、いったん国有化。これ、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行と同じやり方ですな。てことは、即、民営化ってことね。

 アメリカは住宅市場が回復しない限り、自動車も家電も回復しないんだから、今回の国有化はしょぅがないでしょ? ブッシュも先送りしちゃ次の大統領に悪いんで、いまがタイミングとしてはギリギリだったんでしょうな。

 住宅ローン残高は12兆ドル。その半分を2社が保障。債務は1.6兆ドル。こんだけ焦げ付いちゃしょうがない。バンザイさせるわけにはいかんわな。


米国経済は住宅市場の調整が終わるまで回復しない

 米国史上最大の企業救済劇。けど、この2社をバンザイさせたら世界中の金融機関がドミノ倒しになっちゃうもんね。サブプライムショックが本格的に表面化しましたな。
 2社をICUに入れたから安心? いえいえ、これからが本番。いよいよ終わりの始まりのスタート。日本の不動産&金融機関の破綻も住専問題から始まりましたよね。

 このポールソンさん、おもしろいこと言ってるんですよ。それについては水曜日ね。