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カテゴリー:不良映画日記
2008年09月14日 (日)
レイトショーなのに指定席? 普通、自由席扱いなんだけど。
てことは、混むわけ? ちょっと早く近場のシネコンに出かけると、あれれ。ずいぶん入ってる。「20世紀少年」より混んでるじゃん。
「おくりびと」つうより「おくられびと?」みたいなジジババカップルもいれば、「なんだ、この森三中みたいな女子高生たちは」という連中もいたりして。
いちばん後ろの席とったんだけど、なんと後部シートは全席埋まってる。
しかしなあ、隣があのジジババカップルとはなあ。なんか朝から嫌な予感がしたんだよ。
「水が変わったみたいでご飯美味しく炊ける」
「そうだよね。田舎の水は美味しいもの」
「ふぐの白子。困ったことに美味いんだ」
「ホントに美味しそうだねえ」
「(チキンを)むしゃむしゃむしゃむしゃ」
「すごい食欲だな。なにも食べてないのかねえ」
これね、役者のセリフにいちいち反応してんの、ジジババカップルが!
私ゃ隣だよ。もち聞こえちゃうの。イライライライラ。(こらあ、ええかげんにせんかい!「おくりびと」見に来て、逆にわいがあんたらおくったろか!)なんてことは私ゃ言いません。ほら、心がはな寛太いま寛大だかんね(ちがうか!)。
ところが、しはらくするとこのジジババカップル、急に静かになったのよ。寝たのかそれとも死んだのか・・・心配になっちゃった。
さてさて、「おくりびと」ちゅうのは納棺師のこと。
本来はこういう厳粛な儀式があんだねえ。ちいとも知らんかった。元々、日本では納棺も葬儀も身内でやってましたよね。それが核家族化を迎える中、死ぬと一切合切をプロの葬儀屋さんに頼むようになりました。
病院で亡くなると、そのまま葬儀屋さんから焼き場、お墓まで一気通貫のシステムになってますからね。
で、納棺師というのは葬儀の前、亡くなった人の死装束、死化粧を執り行う人ね。これをもっくんが演じてるわけ。

「今年一番!」と宣伝してます。たしかにいい映画ですよ、これ(私の今年一番は「闇の子供たち」かな)。
元々、楽団のチェロ奏者だったんだけど、解散の憂き目で故郷(山形県の庄内)に戻ってきちゃうの。
ひょんなことから納棺師の仕事についちゃう。社長は山崎努さん。事務員は余貴美子さん。いろいろ、曰く付きの人たちなんだ、これが。
いきなりとんでもない遺体処理、いえ、納棺にぶち当たるわけ。七転八倒、これは辛いよ。この仕事、ストレス多いわあ。よっぽどの脳天気かある意味、悟ってる人じゃないと無理なんじゃないかなあ。
もっくん演じる大悟も嫁さんには言えないわ、結局ばれるわ。出て行かれるわ。友人からも軽蔑されるわ・・・けど、いろんなご遺体をおくっていくうちに、この仕事に使命感を抱き始めるわけ。
で、ある日、6歳のときに愛人と出て行ったオヤジに関する知らせが届く・・・。
「人間、最後の最後は自分で選べないんだよね」
「そうだねえ」
起きてたんか、このジジババカップル!
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【映画評】おくりびと【未完の映画評】遺体を棺に収める納棺師という陽の当たらない職業を通じて“生きる”という人の営みを描いた人生賛歌。続きを読む
[受信日時:2008年10月06日 06:08]
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プロフィール

中島孝志(なかじまたかし)
東京生まれ。早大政経学部、南カルフォルニア大学大学院修了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家 (ペンネームは別) 、出版プロデューサー、大学・ビジネススクール講師等々ビンボー暇無し。キーマンネットワーク定例会(27年の老舗勉強会)、原理原則研究会 松下幸之助経営研究会を主宰。講演・セミナーは銀行、メーカー、外資系企業等で超人気。著訳書は220冊超。プロデュース500冊超。読書は年間3000冊ペース。落語と大衆演劇、そしてシャンソンの熱烈なファン。毎日更新のインテリジェンス音声情報サイト「聴く!通勤快読」が大人気!
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