2011年07月22日演劇+トークセッション「アセンション」

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 いま大注目の原発をテーマにした演劇+トークセッション。
 昨日木曜日のトークゲストは「中島孝志の 聴く!通勤快読」でもおなじみ飯田哲也先生。

 これ、昨日から紀伊国屋ホールで行われた「演劇ユニット トレランス公演アセンション 日本」というもの。



「経産省キャリアの官僚、脱原発運動とボランティアに走るその妻。滑稽なまでに必死に生きる夫婦を中心にうごめく、人、人、人。2012年の天変地異・アセンションを予言する霊能者、真実を追い求めるジャーナリスト、県警、政治家、官僚、ボランティア・・・。さまざまな人間とあらゆるネット情報が錯綜する中、日本人の『真実』が暴かれていく」なんだとか。

 今回の原発事故についてよく調査して巧くシナリオにまとめたなあ。で、面白い。なかなかよくできてます。
 演劇が終わってからのトークセッションがこれまたいい。昨日は飯田さんがゲストだったけど、今後、河野太郎さんとか保坂展人さんとかいろいろご登場。なかでも愉しみは土曜のゲスト佐藤栄佐久さん。これまた昨日の通勤快読でご紹介した元福島県知事ですよ。原発反対論者として東電と経産省にマークされてえん罪で辞任した方ですな。
 私、土曜も行ってきます。ホント、4冊も同時に締切抱えて大丈夫なんかいな。無理だろうなあ。チックショ〜〜!

 出演は上杉祥三、長野里美、天宮良さんなどなど。21日(木)〜26日(火)まで。

 会場に何人か知り合いが来てました。外資系の超有名投資会社の人だけど3回観てるって。毎回、いろんな企画で芝居をしてるらしい。これ、なかなかええ。タイムリー。原発反対だけでなく、原発賛成の立場の理屈もちゃんと語られてます。うん、やっぱ、ストレステストをきちんとする。アメリカはしないらしいけど、日本はきちんとしたらいい。そして廃炉すべき原発とそうしない原発を仕訳すべし。なるべく早い段階ですべて廃炉にしたらいい。

 3.11以来、アメリカは水面下で日本(菅内閣)への要求をかなりエスカレートしてると思う。で、浜岡を停止させたり、ストレステストを命じたり、まるで「脱原発」を飲み込ませようとしています。

 けど、これ、どうなんだろ? 「脱原発を要求するわけがない」とお考えの人も少なくないと思います。けど国内54基の原発廃炉ビジネスを「フランス+ロシア連合」に対抗して、アメリカは独占したいはずですよ。

 どしたらええねん。

 廃炉させたらいいんですよ。アメリカはカリフォルニアしか地震は起こりません。だけど台風とテロというリスクがあります。今度こそホントのチャイナシンドロームが起きてもおかしくないわな。

 国民全員参加の節約モードもあるしね。「国家エネルギー総節電法」を制定すればええのよ。世界ナンバーワンの火力発電もあるしね。
 効率が悪い太陽光や風力発電にしたって、日本企業が火の玉になれば3年くらいで採算合わせられるんじゃないかな。日本メーカーの底力を嘗めたらあかんがな。
 で、「脱原発」を華麗に成功させちまえばいいの。アメリカはまたまた地団駄踏んで悔しがると思うけどね。ザマーミロだよ。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『納豆はこれほど効く』(須見洋行著・ダイナミックセラーズ出版)です。詳細はこちらからどうぞ。