2011年08月04日アメリカ政府はいまだかつて国民のための政治などしたことがありません。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 債務上限引き上げ法案が成立して、米国債のデフォルトは回避されましたが、市場は「こりゃあかん」と判断。ドル売り円買いでとうとう76円台に突入。

 日本企業はたまらんのおというコメントしてますけど、円高でこれから必要となる天然ガスとか原油とか安く買えるんですからええんじゃないの。こういう超円高の時にスポット買いして備蓄しとけばええんよお。

 さて、債務上限引き上げ法案が成立するかどうかですったもんだしてましたけど、お笑いぐさですね。これってギャンブル好きのダメ亭主が小遣いを制限されててにっちもさっちも行かなくなったもんだから、「かあちゃん、もうちょっと色つけてえな」という話でしょ。

 借金を増やす。そのかわり返済計画をきちんと提出し実行する。。。というわけですね、ホントは。けど、その返済計画は甘いし、とてもとてもできそうにないし。だから、いままで何回も同じことを繰り返してきたわけ。

 で、市民の中には灸を据えるためにも1度デフォルトさせたらどやねん、という気持ちになってる人も少なくありません。

 手っ取り早いのは軍事費を押さえ込むこと。けど、その前にブッシュのときの富裕層向け大型減税をや〜めたと宣言すればええんじゃないの。

 でも、これ、しないでしょうね。来年末に期限がくるんだけどできませんわな。だって選挙があるんだもん。あるいは表向き止めるといっといて、当選したら復活するという手もあり。

 だって、アメリカ政府というのは建国以来、市民のことなどなにも考えてません。超大金持ちしか相手にしてこなかったからね。貧困層、移民、フードスタンパーは献金してくれないんだもの。
 スポンサーに弱いのは政治家の常でしょ。スポンサーがいるから立候補できるわけ。当選後もスポンサーのために働く、そして大統領を辞めた後も優雅に暮らす。講演1回1億円。みなさんそうしてるんですから。

 そういうお国柄なの。当然、米国債のデフォルト=国の破綻に過ぎません。
「うちら、国が破綻したって関係あらへんわ」「破綻するほうに賭けてましたんえ。損してもうたわ。どないしてくれるねん」。。。

 国債破綻も金儲けのチャンス。そういうお国柄ですねん。 

 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『解放軍の原爆を日本に落とさせるな』(長谷川慶太郎・石平著・李白社)です。後半部分です。詳細はこちらからどうぞ。