2011年09月13日いよいよ始まりましたね。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

「銀行への無制限の資金供給を!」
 とうとう出ました、ECBトリシェ総裁のこの発言。

 時間いっぱい。待ったなし。残った残った。いや残らない。全部消えてもおかしくない。
 中央銀行とメガバンク1つだけ残してあとは清算。あとは日本やアメリカ流にどんどん吸収してリストラと給料を何割引にするか。

 いずれにしても身の程知らずの経営。贅沢三昧の生活。「蟻とキリギリス」のキリギリス。

 だれかの負債はだれかの資産。だれかの債務はだれかの債権。政府の債務=国債にしたって、国民にしてみれば資産にほかなりません。1000兆円の国債は政府の借金であて、国民は1000兆円もの資産をもった大金持ちなわけ。日本政府が踏み倒さない限りはね。

 日本政府は幕末の債務にしても延々と支払うほど律儀です。デフォルトした藩財政の債務をすべて引き受けたからこそ
藩主たちは「大政奉還」に賛成したわけでね。

 一方、ユーロやアメリカは踏み倒します。欧米は国家と金融機関が日本や自国民から富を収奪してきただけですから。

 金融崩壊ではなく金融収奪というのが適正。金融が崩壊してもだれかの資産になりますからね。

 ギリシャ再建は不可能。ポルトガルまでは踏ん張れても、イタリア、スペインまでデフォルトしたらユーロはもたない。銀行がばたばたいったらユーロ発世界恐慌は必至。

 ロスチャイルドが儲ける? ロックフェラーが儲ける? もうそんな時代ではないのでは。。。

 いったん地獄を見ないと世界経済は再生しない。。。というわけですな。

 いよいよ始まりましたな。日本経済はタフですけど、銀行株はセンシティブです。。。朝から市場は荒れますよ。市場って築地じゃありませんよ、もちろん。

 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『国力とはなにか』(中野剛志著・講談社)です。詳細はこちらからどうぞ。