2013年04月12日北朝鮮だけでなく中国もある

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 昨日の名古屋原原は盛り上がりました。深夜2時にようやく戻りました。おもしろい! 名古屋原原だけど名古屋市内のメンバーが少ない。不思議ですなあ。。。

 さていよいよ今日は大阪原原(第2期)です。オーバルルームが狭くなり隣室に変更です。この時間、私たちしか使ってませんのですぐわかります。よろしく。


 北朝鮮のミサイル発射強行で日米韓の緊張度はピークにあると思います。
 忘れてもらったら困るのは尖閣諸島など日本領海・領空を徘徊する中国軍のこと。

 中国海軍とわが国の海保・自衛隊の一触即発を憂慮しているのは、ランキングをつけるならば、1位北京政府、2位日本政府、ずっと下がって3位アメリカではないでしょうか。

 もし一触即発があれば、北京政府は折れることができません。とことんいきます。あの人民ですから。弱腰を見せたら最後、習近平は政権から引きずり降ろされます。だから命がけで奪いにかかります。

 いま中国は日米の連携を慎重に推し量ってます。揺さぶりに北を使ってるんでしょう。中国人は現実主義ですから、こりゃかなわんと思ったら尖閣から離れます。ここまできてそんな命令を軍が受け容れるなら、習近平はかなり掌握しつつある証拠。できなければやっぱ形だけの軍委員長。

 さて、ここまで中国軍を増強させた張本人はもちろん日本の外務省です。

 ODAですね。「お金・だけ・あげる」の頭文字です。

 ODAで思い出しましたが、なんともせこい国家がありましてね。フィリピン領海のスカボロー礁をなかなか奪えないからといって嫌がらせをしてる「大国」があるんです。
 2012年5月、北方高速鉄道建設のODA5億ドルを、フィリピン政府に、利子を付けて全額即時返還要求をしてるんですよ。工事はまだ始まってないのにね。
 フィリピンのアキノ政権はこれに応じました。「このプロジェクトは前大統領アリョヨが結んだ欠陥契約だから破棄する」という態度です。

 いやはや驚きの大国です。

 北京空港300億円、上海空港400億円、天生橋水力発電1180億円。そのほかにも道路、港湾、鉄道、利水といったインフラから製鉄(宝山製鉄など)、肥料、医療、学校、福祉にいたるまで、日本が中国に供与してきたODAの総額は民間経由も合わせると6兆円です。法人税収入より多い。

 中国へのODA開始は1979年。大平正芳首相のときです。「より豊かな中国の出現がよりよき世界につながる」なんて理想論を展開しました。中国は猫かむってました。

 ODAを与えて喜ぶのは外務省だけ。自分の金でもないのにその国でいばれますから。金をやれば情報が入ると思い込んでます。
 無償融資と有償融資とあるけど、どちらにしても返ってきません。約束を守るような国じゃないもの。だから焦げ付いてるわけ。

 江沢民なんてODAだけは削らないでくれ、と居丈高なくせに懇願する有様。
 で、中国は日本の金で核兵器を開発して軍備を増強してきました。外務省のおかげで日本のみならず、東アジアの安全保障まで危うくしてるわけです。

 中国人民にさぞかし感謝されてると思いきや、ならず者船長の体当たり事件以来の様子を見ればおわかりの通り。人民は日本のODAなんて知りません。北京空港のフロア片隅に「この空港は日本の援助でできた」と小さな小さなプレートがあるだけ。

 中国にとって外国からの援助の66.9%が日本です。けど人民は「日本は謝罪しない」「戦後の賠償金を払ってない」と怒ってます。
 放棄したのは蒋介石の深謀遠慮。その後、中華民国から国連の椅子を奪い取ったのが共産中国。大東亜戦争のとき共産中国なんてありませんから。

 日中共同声明(1972年)に曰く、「中華人民共和国政府は、中日両国国民の友好のために、日本国に対する戦争賠償の請求を放棄することを宣言する」とあります。

 いつまでたかれば気が済むんだろ。


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