2014年02月19日ローマ法王に米を食べさせた男

カテゴリー中島孝志の原理原則研究会」

 昨日の東京原原は特別ゲストのご登場。石川県羽咋市のスーパー公務員、高野誠鮮さんです。

 ベストセラー『ローマ法王に米を食べさせた男』(講談社)の著者ですが、なんといっても、持ち前の企画力と行動力で行政に革命を起こし続けるスーパー公務員なのです。

 いやはや凄い迫力。なるほど、このパワーで思いを実現してこられたんだな、と思いました。エゴからエコへ、日本の農業や限界集落の再生というよりも、日本と日本人が再生できるヒントがたくさんありました。
 「奇跡のリンゴ」で知られる木村さんとの塾は世界にアピールできる「日本の武器」です。ドイツが盛んにアプローチしているようですが、日本からもっと発信していかなければもったいないですね。

 今回の講義は目から鱗というより宇宙観や生命観についての深〜い深〜い哲学と実践について学んだような気がします。

「やらなくちゃ!」

 いま日本は豊かに見えますけど、食の安全にこれほどいい加減な国はありません。放射性物質の垂れ流し以上に遺伝子組み換えなどの危うい食物がひたひたと浸食してきています。

 食はこのままでいいのか? 農業は農協VS有機農業VS自然農法という枠組のままでいいのか?
 とにかく動かなくちゃ。このままではいけない。やらなくちゃ。思わず火がついてしまいました。TPPはもしかすると天佑なのかもしれません。


「サロンのような雰囲気でリラックスしてお話できました」との伝言を頂きました。高野さん、ありがとうございました。

「奇跡のリンゴ」の木村塾を仕掛けた高野さんならではの世直し。

 これから日本の農業は面白くなりますよ。農業が変われば命が変わります。教育が変わります。日本の未来が変わります。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『ロングセラーが会社をダメにする』(大山健太郎著・日経BP社)です。詳細はこちらからどうぞ。