2014年07月26日今週の雑感

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 今日は新潟原原ですよ〜。



 とうとう10刷となりました。東大の中尾政之さんの本。おもしろいっすよ〜。仕事に効きまっせ〜。。。発売したのは去年末。そこそこのベストセラーとなっております。自分の本が売れるよりずっと嬉しいっすね。。。

 また、おもしろい企画が版元から提案されております。プロデュースもやらんといかんし、頑張らなくっちゃ。。。


 さて、マクドナルドのチキンナゲット。期限切れ肉だったようで、まあ、中国だかんね、んなこたあるでしょう、と奇妙な点で納得してる人は多かったのではないでしょうか。

 中国人もビックリ。なんと外資系。あれ、アメリカの現地法人(OSIグループ)でしょ。上海福喜食品ね。だもんで、中国メディアは鬼の首をとったかのように、「アメリカ企業はダメだ」とネガティブ・キャンペーンをおっぱじめてます。

 たしかにアメリカもひどいけど中国だってひどい。外資系たって現場は中国人ばかり。作業者も管理者も中国人。ならば、ああなるんとちゃう。ほかの工場も似たようなもんじゃないかしらん。。。
 ここはシェアも大きいから大変っすよ。ケンタもピザハットもそうだしね。

 今度はベトナムのししゃも問題。殺鼠剤のみならず人糞まで入ってたつうの。いまどき肥料でも使わんわな。それにししゃもは魚ですわな。

 なんかタイミング良すぎ。敵対するベトナムの評判を堕とすためならなんでもやる、つう国もありますからね。もちろん、たんなる個人的恨み辛みとか腹いせかもしれへんけど。中国天洋食品の毒餃子事件のようにね。

 食品偽装と嫌がらせなら、日本でもありました。ミートホープ事件ですね。あれに比べりゃましかも。
 違いはミートホープの社長さんは意識してやってましたけど、中国人は無意識。汚い地面に落ちた肉を拾って入れる。雑菌の付いた手で作業する。いつものことだから無意識。

 北京の友人(もちろん中国人)なんて、「中国人は汚いから(衛生観念が薄いつうことだろうね)、家族にはなるべく日本人の店で食べさせてます」って言ってたもんなあ。鳥インフルも豚インフルも相変わらず流行ってる、とも言ってました。

 無意識だから意識させればいいわけでね。きちんと教育した上で厳重に見張ればちゃんとやりますよ。密告&罰金制を導入すればあっという間になくなります。こういう縛りには歴史的に慣れてる人たちだからね。

 まあ、いずれにしても、食品偽装たって、食品添加物がいちばん危険なんじゃないの。。。どんな菌だって殺しちまう強烈な添加物つかってるんでしょ。1年ほっといても腐らないパンズなんて信じられんわな。こっちのほうがよっぽど身体に悪いわな。
 
 で、一連の事件の根底にあるのはストレスと絶望感かな? 時代閉塞と自己閉塞。生き地獄。耐性のない人は追い詰められると突拍子もないことをしでかします。園子温の世界ですわな。
 脱法ハープによる一連の事故にしても同じっしょ。耐性のない愚か者が引き起こしたわけで。源にあるのは絶望感だと思うよ。

 こんなことやっちゃうけど、オレが悪いんじゃないんだかんね。世間が悪いんだかんね。欧米ですと、「神の声を聞いた」「やれと囁いた」という理屈。こういう連中を含めての世間ざんす。

 人も国も同じ。弱い軍隊、弱い国家、弱い政権ほど、バカをやります。中東、中央アジア、東アジアでいま起きてることは、耐性が切れた連中が起こしてることばかり。話し合いでは解決できないから武器に訴える。弱い連中はテロに走る。

 日本は経済力という大きな武器を背景に、軍事力を担保した上で、とことん平和主義で臨めばいい。強いモノしか妥協はできません。弱いモノの妥協は「屈服」ですからね。

 この点、安倍さんはよ〜くわかってましてね。お隣のお嬢様のメンツを立ててやろうと腰を低くして都知事を差し向けたわけです。まあカメラの前では今まで通りでしたけど、カメラがなくなれば豹変してるでしょうな。

 政治家はこ〜でないといかんわな。冷徹に演じ分けられないとね。