2015年04月16日やっぱ宝塚にびっくりだわなあ。。。

カテゴリー中島孝志の落語・演劇・タカラヅカ万歳!」

 この「ミュージカル」と「落語」の連ちゃんをこなすために、先週から時間調整。
 「京都あれこれツアー」の写真はデータボックスに放り込んでメーリングリストで配信済み。名古屋、大阪、博多、京都・京都・奈良と移動中に、5月発刊の『論語』のゲラ校正を完了。連載原稿は食事しながら完了。

 その他野暮用もわんさかあったけど、道楽のためなら普段の10倍は集中力が湧きますな。
  
 さて、フリーアナウンサーの高橋真麻さん。宝塚歌劇団星組トップ柚希礼音(ゆずき・れおん)さんのサヨナラ公演に「失恋以来のマジ泣き!」とのこと。

 いやいや、彼女だけではございません。私もマジ感動、マジ感涙でこざいましたがな。

 そう、「黒豹の如く/DEAR DIAMOND!!」がそれ。。。昨日、昼の部を観劇してきましたんや。


運良く最前列中央の席だったのよ。

 もち礼音さんの花道を飾るオリジナル・ミュージカルです。

 内容はっつうと、スペインが天下をとってた大航海時代の幕開け。活躍するは「黒豹」の異名を持つ海賊。

 時代はいきなり1920年。かつての勢いはとうの昔になくしたスペイン。地中海の向こうのモロッコと戦争にならんよう祈る人々。けど、事態はさらにさらに厳しさを増すばかり。

 そんなとき、大戦中に「黒豹」の異名を持つ海軍大佐アントニオ・デ・オダリスは、かつての恋人カテリーナと再会して事件に巻き込まれてしまいます。

 カテリーナはというと、実家の窮地を救うために侯爵と結婚。ところが夫は病死。いま未亡人。
 となれば、元々は愛し合ってた男と女。ほら、なるようになるわけさ。
 「戦争は金儲けの手段」と考える資本家たちはアントニオとカテリーナを利用しようと暗躍します。

 なんといっても、凄いね。宝塚は。「宝塚もびっくり!」なんて言ったの許してちょ。 

 で、二部はもちろん踊りと歌のショー「ダイナミック・ドリーム『Dear DIAMOND!!』−101カラットの永遠の輝き−」です。礼音さんをダイヤモンドに見立て、DIAMONDの頭文字D=Dance、Delicate、Dramatic、Dynamicをモチーフに構成したショーです。   
 周囲は女性ばっかし。ま、そこそこの御年のマダムね。ここらへん、なぜか大衆演劇と世代はかぶるわな。

 1部のミュージカルではピーク50人が舞台で踊ってましたが、2部のショーになると70人超でしたよ。着替えとか、バックヤードは野戦病院並でしたでしょうね。

 そうそう、女優の相武紗季さんのお姉チャン=音花ゆりさんも退団されます。歌めちゃうま。しかし似てない。

 宝塚やっぱええわあ。劇団四季もええしぃ、キョンキョン、今度、芝居するしぃ。チェックしなくちゃいかんもんばかり。


 で、終わると三鷹駅に急行。三鷹って吉祥寺の先なのね。
 お目当ては柳家喬太郎さんの落語会。限定100人なのよ。プラチナチケットなわけ。




場所は三鷹井心亭なんだけど、ここがよおわからん。

迷子迷子迷子。住宅街なんだもん。目印なんもないしぃ。

 7時スタート。まずは柳亭左龍さん「壺算」。で、喬太郎さんは「愛宕山」。かなりアレンジつうか抜かしてた。続いて、一門から2人の真打ちが生まれたつうわけで「顔見せ披露」。月末の「笑点」でもやるらしいよ。落語協会だもんなあ。

 で、ラストにこの新真打ち2人がご登場。柳家小伝次さんは「佐々木政談」、トリは3代目柳家さん助さん「やかんなめ」。いやあ笑いすぎました。

 疲れたときにはミュージカルに落語、シャンソン、大衆演劇、映画が効きますなあ。たぶん「人を喰ってる」からでしょうな。演じている人のパワーを吸い取っている気がしてならんもの。