2015年06月24日幣立神宮は実に心地よいとこでした。。。

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 幣立神宮宮司の春木伸哉さんの本を読みました。「通勤快読」でご紹介しましたね。
 で、行かなくちゃ、と思ったわけですが、な〜んだ、ここはMさんがいっつもお詣りに来てるとこじゃないか。もっと早くお詣りすれば良かったな、と感じた次第でございます。

 熊本にはよく来てましたけど、阿蘇は縁がなかったなあ。これから増えると思います。宿も良かったし、なんといってもコメが美味すぎます。

 水が美味しいからだろうね。熊本は火の国、日の国、そして山の国と言われますけど、山の国=水の国ということですわな。急峻な山は川をつくります。自然の山々は水をたっぷり地下にたくわえます。火山活動とあいまって温泉が噴き出します。地下水はミネラルたっぷりの美味しい水となります。

 この神宮でも美味しい御神水を頂くことができます。



 「高天原神話発祥の神宮」と由緒に記されています。この地に一歩踏み入れると厳かな霊気がみなぎり、まさに心のふるさとの根源にふれる思いがします、とのこと。私のような朴念仁でも少しそんな気がします。



 お宮は小高い森の上。縄文の太古から生き続ける大木がうっそう。東は五ヶ瀬川から太平洋、西は緑川からインド洋。九州の屋根の分水嶺とのことです。



 樹齢15000年の檜。ここに天孫がご降臨。カムロギ・カムロミの命です。幣立神宮はこの二柱を祀る神社です。だから、「高天原・日の宮」と呼ばれるわけです。

 「皇孫の尊、千穂の稲を搓(ても)みて籾と為して、投げ散らしたまひければ、即ち、天開晴(そらあか)り、日月照り光(かがや)きき。因りて高千穂の二上の峰と曰ひき。後の人、改めて知鋪(知呆)と號く」
  
 高千穂です。その中心が幣立神宮です。



 御祭神の健磐龍命(たけいわたつのみこと)は神武天皇のお孫さん(阿蘇神社の御祭神でもあります)。高千穂、馬見原を通って草部に入るとき、1羽の白鳥が幣立神宮へとご案内。
 命は御幣を立てて奉祀されたので「幣立神宮」というそうです。

 「幣」については原原でお話したことがありますし、通勤快読でも雑談でお話しているかと思います。
 天照大神が天岩戸に隠れたとき、結界をつくるときに、上から鏡、勾玉、そして幣を下げました。その幣ですね。



 幣立神宮では、8月23日が「五色神祭」。世界中から集うとか。五色とは人種の色。赤、白、黄、黒、青。モーゼの水玉、五色神面が奉斎されています。
 五色神祭は世界の神々が集まって人類の幸福、世界の平和を祈る儀式とのこと。

 前日は博多原原。「先週詣りました。拝殿の左側の鳥居から鬱蒼とした山に入ってください。200メートルほど下ると御神水が頂けます」と熊本の経営者から聞きました。これ、聞いてなかったら、横着な私のこと。さっさと山を下りてたなあ。
  

緑一色。。。

人の行く 裏に道あり 御神水。。。

米作りをやってるんですね。山裏には田圃が広がっていました。


 お宮から降りますと、向かいに一軒。喫茶店。ブルーベリーのラッシーを注文。周囲がブルーベリー畑でしてね。



 「早稲のブルーベリーです。色づいてるのは食べられますよ。赤いのはまだです。いくらでもどうぞ」

 これが美味いのよ。ちょっと驚きました。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「オヤノタメ商品 ヒットの法則」(今井啓子+SUDI著・集英社・1,296円)です。