2016年03月09日「オデッセイ」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 新潟原原の幹事H先生(新潟大医学部)からメール。

 「今期ラストとなりました!! 新潟原原をご案内申し上げます。

日時:3月12日(土)16:30〜19:00(新潟は150分です!)。 
会場:クロスパル新潟308号室⇒3階奥の部屋。

 新潟原原にとって第2期の〆も兼ね、2次会を催したいと思います。“新潟の夜 ”を楽しんで頂ける方の参加を期待して!? 会場を予約しています。人数を確認したいので2次会出欠を含めてご連絡ください」とのことです。

 よろしくね。。。ただし、当時は、新潟酒の陣でホテルはなかなかとれませんよ。


 ただいま封切り中なんすけど、いいのかね。来週月曜日までにもう一つ原稿あんのよね。ホント、それが終わっても3冊の書き下ろし、で、シリーズで出さなくちゃあかんしぃ。

 出張してる暇はもちろん、映画とか落語とか見てる時間ないのよ、ホントは。けど、エネルギーが湧いてこないからね。ストレス解消とパワーチャージのためにあえて時間を投資しとるわけで。

 ま、ケツカッチンになると、火事場のバカ力が湧いてきますんでね。ま、できるっしょ。



 で、この映画。火星にアクシデントで置いてけぼりを食らった植物学者(マット・デイモン)が、科学知識と不屈の精神、ユーモアでなんとか生き抜きます。NASAではてんやわんやの大騒ぎ。情報公開なんかもあるから、最初は「事故で死んだ」と発表したけど、「実は生きてる」と訂正し、できるだけ正直にメディア対応もしてるんだけど、ま、ホントはウソと情報操作の巣窟ですわな。

 見捨てちゃったクルーは落ち込んでるけど、2カ月間、知らせないわけね。そこはNASA長官は超慎重派ですから。突き上げを食らいながら、クルーも全員一致で救出しようってんで、ま、そこになんでか、中国が覇権計画を潰しても協力を申し出る、つうのもうさんくさいわな。たぶんNASAに勤務する甥っ子から頼まれた、つう伏線もあるんだけどね。

 あれれ、これ、話はどっかに観たことあるよ〜な。そうそう、トム・ハンクス主演の『キャスト・アウェイ』を彷彿とさせますわな。
 どっちが面白いかつうと、『キャスト・アウェイ』のほうが100倍いいっす。なぜって、あれはとことんヒューマニズムだったかんね。現代のロビンソン・クルーソーでしょ。ウイルソンとの別れなんかジーンと来ちゃうしさ。

 わかるよなあ。自分は死んだ、と思われてるわけで、そしたら、妻子はどうなんの? 再婚してるっしょ。で、無事、戻れば戻ったで問題はヤマほどあるわけで。母校やNASAで後輩に講義しとるマットとはわけがちゃうわけね。

 ホントは『アイリス・アプフェル!』か『キャロル』を観よう、と思ったんだけど、ジャストタイムだったわけでね。ま、おもしろかったっす。

 てわけで、これから徹夜っす。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「僕だけがいない街」(三部けい著・ KADOKAWA・ 4,298円)です。