2016年05月19日2016年予測を少し解説します。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 昨日のブログで、年末に原原メンバーとオープン講演会で毎年やってる「独断と偏見による来年はこうなりまっせ〜」つう予測をしてりまして。
 で、昨日、どうやらアメリカ大統領選挙は見立てが間違っていたみたい、と早々と「ポカ宣言」をしてしまったわけで。「ヒラリーの線は消えてないんとちゃう?」つうメールもたくさん頂戴しとりまして。

 でも、トランプの勢いはやっぱ凄いっすよ。まあ、騒いでる連中と投票に行く連中は違いますからね。あけてみないとわかりませんよ。

 投票日が台風ならば、日本じゃ、共産党と公明党が相対的に強くなるのは当たり前でね。それと同じか真逆のことが怒るのが選挙。だから、「水もの」と言われるわけでして。

 で、実は、パワポデータを掲載したら、その他の質問がたくさん寄せられました。よ〜見てますな。

 その前に、アマゾンKindleキャンペーンでベストテンはおろかベスト100から外れた本が返り咲きました。


アマゾンはいい会社ですねえ。しょっちゅうキャンペーンしてくれるんで助かります。



 で、マネタリーベースが拡大するのはいままで見たとおり。けど、これがなかなか効かないからマイナス金利を導入したわけでね。「初耳」という人もいますが、ITバブル崩壊後に銀行間取引で経験してますよね。

 で、原原でお話したように、米国の「金利下げ」0.48%が同時期にありまして、日銀のマイナス0.1%が霞んじゃったわけですよ。またまた年末から中国人による日本国債の爆買いが始まりました。これで円安政策がパー。「三日天下」でしたわなあ。まだ、爆買いは続いてますからね。円安にはなかなかなりません。

 で、去年1月17日だったと思うけど、スイスがいきなり「ユーロ買いなんてや〜めた」「溜まりすぎとるもんね」と、それまでの方針を解除しましたよね。あのとき、スイスがやったのがマイナス金利なのよ。で、いきなりマイナス0.75%。これはインパクトがありました。

 日銀もやるならここまでやらないとあかんわな、と思ってたら、マイナス0.1%。まあ、日本の場合、ダメな金融機関が多すぎますからね。倒産しちゃいます。で、猶予期間を置いたのよ。モラトリアムっす(ホントの意味のモラトリアムは違いますよ。原原メンバーはご存じのはず)。

 で、以来、ダメな金融機関が「合併」という名の整理統合を慌ててやっとるわけで。今後もちゃちゃっと進めないとあかんわけで。

 まあ、0.1%つうのがジャブの意味では正解だったかもしれませんね。今後はスイスみたいにマイナス0.75%とかマイナス1.25%まではいかないかもしれんけど、マイナス0.5%はありえますよ。量的緩和ではなくこっちに切り替えたわけっす。

 もち、2013年から安倍さんは念頭にあったと思います。首相になったらやっちゃおうかな・・・ってね。

 ま、ここまで詳しくはありませんけど、月曜日の「通勤快読」で『マイナス金利の標的 世界はこう動く国内篇』(長谷川慶太郎・田村秀男著)を17分もしゃゅべっちゃいましたので勉強してください。


 さて今日のメルマガでご紹介する本は「イスラエルとユダヤ人に関するノート」(佐藤優著・ミルトス・2160円)です。