2016年07月17日七月歌舞伎は最高のエンタテイメントっす!

カテゴリー中島孝志の落語・演劇・タカラヅカ万歳!」

 いまいちばん乗ってる役者、猿之助、海老蔵、中車が勢揃い。チケがなかなかとれないのもムリないっしょ。

 新国劇? 瞼の母? 長谷川伸?
 そんな感じがしますけど、たしかに、原作は真山青果。この「荒川の佐吉」は超売れっ子、長谷川伸へのライバル心で書き上げたとか。

 「最初はみすぼらしくて哀れで、最後に桜の花の咲くような男の芝居」

 15代羽左衛門のために書き、1932年初演だとか。

 澤瀉屋と成田屋では身体も声質もちがうけど、どちらも通りがいいね。久しぶりに泣ける芝居でしたよ。



 「鎌髭」と「景清」は演出が最高。花火大会かと思いましたよ。これなら宝塚もびっくりしてくれるっしょ。ラストの津軽三味線がとてもいい。

 平家再興の野望を持つ不死身の景清。源氏の武者どもが勢揃いの中に乗り込んで、酒合戦や力比べ、牢破り・・・スーパーマンぶりが痛快っす。団十郎ゆかりの歌舞伎十八番。

 「海老蔵が相務めます」と大きく書かれてます。この目、リピーターがたくさんいると思うな。それにしても世の中せまいっすね。なんと出雲原原のメンバーと遭遇。この前は名古屋原原のメンバーと宝塚で、東京のメンバーとは寄席で遭遇。犬も歩けば棒に当たる。どこかで見かけたら声かけてちょ。