2017年04月21日春の京都その2 妙心寺・仁和寺・龍安寺探訪

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 大覚寺から仁和寺にテクするにしても、これはかなりの距離なんです。タクにしようと思いきや、なんと1台しかいない。見てるとシルバーカップルが乗りたそうな雰囲気。ここは長幼の序ということでやっはテク。。。

 そしたらバスが来ましてね。まあ、どこに行くかわからんけど、乗っちゃいまひょ。

 妙心寺かあ。。。かなり南だけど仁和寺まで嵐電で2駅くらいっしょ。てことで、下車。

 妙心寺といえば、大徳寺開山の大燈国師の弟子、関山慧玄が開いたお寺。塔頭数は日本一。

 そうか、1年ぶりなんだ。6月は沙羅双樹を愛でに東林院へ。退蔵院は、そうだ、京都行こう。のポスターにもなった桜の名所。






のどが渇いて一休み。

 ここは瓢鯰図でも知られるお寺さんでしてね。まあ、気楽に休憩できまるから好きです。

 広い広い妙心寺ですが、塔頭の奥まで進めばとんでもないっすけど、メインストリートはたいした距離ではありません。北から出て左にずっと上っていくと蓮華寺。隣が仁和寺。

 「徒然草」にもよく出てきますな。仁和寺の法師。桜ももう終わりですけど、意外に混んでます。実は、御室はいまが桜のピークなんすよね。、
 


 金堂前にはどこにでもある染井吉野。鐘楼前にはしだれ桜。
 ここの名物は中門内の西側一帯にある「御室桜」。遅咲きで有名な桜林があります。大正13年、国の名勝に指定されとりまんねん。




「御衣黄桜」つうけど緑色。高貴な貴族の衣裳をイメージさせますんでこういうネーミングになったわけ。さらに黄色、ピンクと色を変えていきまんねん。


「証拠写真撮っときましょう」と坊さん。観光客を押しのけて桜林正面で記念撮影。

 仁和寺観音堂の屋根瓦の葺き替えが370年ぶりに行われるとか。観音さん(観世音菩薩様)は抜苦与楽の功徳を持たれましてな。とてもありがたい仏様でしたな。「心願成就 原理原則研究会」として奉納させて頂きました。

 仁和寺、龍安寺、金閣寺は「きぬかけの路」として有名ですわな。宇多天皇が真夏に雪見をするために衣笠山(きぬかけ山)に絹を掛けた、つうことちなんで命名されたとか。3つの世界遺産。全長2.5キロ。坂もありぃのです。


金閣寺は中国人ばっか。ここは欧米人が多いっすね。



 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「風水と天皇陵」(来村多加史著・799円・講談社)です。