2017年06月06日暴落サイン点灯。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 昨日「通勤快読」でご紹介した『二人で一人の明治天皇』について、朝も早よからメールたくさん。ホントに原原メンバーは好奇心の塊やのー。感心することしきり。

 で、たまたま青山に行くことになってたんで(オフィス南青山にあんだもん)、少し早く出て、聖徳記念絵画館に行ってきましたがな。

 久しぶりやなー。昔、ここはドラマロケの定番だったんだよね。いま、警察がパトしてるんで夜中うろちょろしてたら職質されますんや。。。されたことないけど。

 それにしてもでっかいなあ。こんなに広かったっけ? 地下鉄国立競技場前からトコトコ。そういえば、ここの高速入口はいまでもよく使ってるなあ。


議事堂より立派。。。

明治天皇の一代絵巻物語となってます。必見だと思うな。

たとえば病床の岩倉具視を見舞われる明治天皇・・・とかね。

 大統領リタイアしてから日本に遊びに来たグラントとの会談もありましたし、日露戦争凱旋イベントで御召艦「浅間」に乗船されている雄姿もありました。皇太子時代の大正天皇もご一緒。
 この時、わが帝国海軍は横浜港に165隻の艦艇をずらり整列させとりましてね。英米の艦艇も加わってたんですけど、日本海軍の操舵技術に驚いたセオドア・ルーズベルト(ユダヤ人)は、この瞬間から日本を仮想敵国としてマーク。「いま浦賀を閉められたら米国海軍は滅びる」と浦賀を出るまで生きた心地がしなかったとか。
 フィリピンから逃げる時、閉所恐怖症のあまり潜水艦でお漏らししちゃうマッカーサー(厚木到着時にタラップから降りる時もお漏らししてた)もパニック障害でしたけど、テディもそうだったみたい。

 明治天皇は山本権兵衛や東郷平八郎らに勅語を発し、海軍の名声を発揚せよと指示しておられます。

 さてと、今日は東京原原なんすけど、ダメじゃん小出さんの特別公演なんで、いつもの「まくら」はブログで少しだけお話ししておきたいと思います。詳しい話は名古屋、大阪、博多でします。
 

トランプラリーの息切れで米ドルが弱くなり、かえって通貨競争力がついて株価が上昇する、つうパターンね。皮肉なもんすね。。。

 絶好調のアメリカ3指数に引っ張られてか、円高ドル安をモノともせず、日本の株価も健闘してますな。1円強の円高でしょ。いままでなら500円下げでしょ(15年末から言ってるように「円高の株高」ですね)。ところが6円下げ。で、VIXはベタ凪のベタベタ。

 ところが、現実には「Hindenburg Omen」が点灯・・・。今日は6月6日=オーメン!オーメン!オーメン! ツクツクホーシツクツクホーシ、ギスギスギッチョンええ仕事しまっせ・・・やもんな(知らんか)。

 バカなこと言ってないで続けますと、これ「売りサイン」だけでして。で、どうなるかつうと・・・。

■77%の確率で株価5%超下落。
■パニック売り可能性41%。
■クラッシュ可能性24%。
 
 ま、あくまでも統計つうか確率的な話でして「確実」とか「絶対」ではないけどね。で、一昨年も出ました、お化けじゃないけど。

 でね、今年はどうなるか?

 最近の日経平均株価て為替よりダウに揺さぶられてますよね。そのダウは経済云々よりもトランプさんの動きでコロコロ変わりますよね。で、直近のイベントリスクを考えますと、今週だけでも英国の議会選挙とFBI元長官の議会発言、まあ、ないとは思うけど、大統領権限で中止とかね。

 いま、民主党と一部の共和党は反トランプで弾劾まで視野に入れてますからね。トランプも議会と妥協せんとクビが危ないわな。市場はトランプ目玉政策の減税も財政出動も空振りとなればドル安円高。

 行く当てのないマネーが自社株買いで高騰するダウだけでなく、日本と金に向かってるようでね。とはいえ、金上昇はFRBも国際金融資本も阻止したいところだしぃ。


失業が減るからモノを買う、賃金が上がるからモノを買う。結果、モノの値段=物価が上がるわけで。。。失業が減る=人不足となれば、給料や時給を上げないと転職されちゃうからね。


 気がかりなのは失業率ですね。発表ではアメリカはほぼ完全就業てことになってますけど、これだけ小売りが冴えないとこを見ると、賃金は上がらない、実は就業率もたいしたことはない。失業率って統計のとり方でどうにでもなりますからね。中国のデータよりインチキしてんのアメリカでしょ(日米野球見てれば、いかに自分たちに都合良くしちゃうかよくわかるよね)。



 仕事がなければ贅沢できません。つうか死ぬ気で節約します。税金も払えません、つうか、生活保護申請しますよね。持ってるモノはすべて処分します。家、クルマ、家電、服・・・世の中はデフレになります。

 アメリカはデフレでしょ。小金持ちは安くなったお値打ち品を買い集めます。ますます格差が広がります。



 物価が上がれば失業率は下がります。失業率が下がれば物価は上がります。逆もまた真なり。元もとフィリップス(ノーベル経済学賞)は賃金率と失業率の逆相関を証明したわけだけどね。
 マネーが世の中に溢れたら物価は上がります。マネーの量が増える(=量的緩和)=お金の価値が下がる=物価が上がる=モノの価値が上がる=インフレ傾向になる。

 「実質金利=名目金利−期待インフレ率」でしょ(アーヴィング・フィッシャーの方程式)。名目金利を一定とすれば、インフレになればなるほど実質金利は下がります。デフレになればなるほど実質金利は上がります。

 実質金利が下がれば、企業は設備投資しようとするし、人の設備投資=採用とか給料アップも考えます。つうことは、失業率が下がります。



 この「人」つう点が、日本の場合は少子化なんで、学生さんの内定率がバブル期を超えてしまったわけで。いまのうちにバイトを正社員にしとかないと仕事が回らないぞ、となります。
 かといって油断できないのは日本はロボット大国ですからね。宅配業者もロボットやドローンに配達させようぜ、と考えてますからね。コンビニもホテルも無人化オペを実験中ですからね。



 デフレデフレの日本よりアメリカのインフレ率を視野に入れないとあかんちゃう。

 ま、詳しくはいずれ。。。「ぴよこちゃん倶楽部」のほうが早いわな。ヒンデンブルグ点灯でやるべきことはたくさんありますよ。。。

 それと、次回東京原原はフリーです。どなたでも参加できます。メンバーはご自分のためにもリクルーティングよろしくです。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「戦争にチャンスを与えよ」(エドワード・ルトワック著・864円・文芸春秋)です。