2017年07月28日怪談「耳無し芳一」

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 明日は東京原原の打上っす。ハマをご案内するつもりが、予定が入ってしまいましてギリ到着つう感じ。三渓園はたくさん花が咲き誇ってますし、茶店も多くて涼しいっすよー。

 さて、レンポーさん。辞任ですか。安倍さん、先越されましたなあ。この人こそ最強の安倍サポーターなんやからね。代表しとる間に解散せなあかんかったわけでね。
 民進党つうの? あちゃらには大正解やろな。レンポーさんじゃ選挙に勝てんもん。で、選挙用に女子アナロチュー男の登板? 内ゲバDNAのゴタゴタを国民にじっくり見てもらうか? どんどん出てくる自民党バッシングを止めるため、明朝、解散するか? 少なくとも「内閣改造解散」はせなあかんでしょ。この布陣でいいですかーーゆうてね。

 それにしても次から次へと出てきまんなあ。基本、バカもたくさん混じっとりますからね。タレントと市議レベルの不祥事で政権の足引っ張られとるようでは、安倍さんの可哀想やな。しまったしまった島倉千代子、困った困ったこまどり姉妹、参った参ったマイケルジャクソン、ゆうてね。島木譲二も死んだわなあ。。。

 レンポー辞任の意味は、政権奪取をかなり真剣に考えてるつうこと。「1人区」は共産党と調整しまっせ、つうことやろな。民主党が政権交代した時、共産党の選挙協力があったから勝てたわけでね。

 選挙てのは足し算引き算の世界なんすよ。「自公+維新」より「野党」が1票でも多ければ野党の勝ち。そんだけのこと。

 で、「自公+維新」と「民進党+共産党+社民党(まだあったかな?)」の政策が似たようなもんなら食い合って共倒れ。その時、もし第3局にサプライズとインパクトのある党とか候補が出てくれば(たとえばトランプみたいなヤツ)、もしかしたらもしかするかも、つうこと。

 小沢さん、「最後の戦い」に出てきましたな。安倍さんは即、解散すること。でないと負けます。何回も言ってますけど、今回の選挙は中国、北朝鮮、米国軍産複合体のベクトルが合ってますから、安倍さんはかなりしんどいよ。

 いわば、今回の解散総選挙はトランプ潰し、プーチン潰しの代理戦争。きついわなあーーー。ま、ウルトラCはあるけどね。


パチパチパンチやーー。サイコーの喜劇人やった。笑わせてもらったでー。


 下関の阿弥陀寺(廃仏毀釈の後は赤間神社)に「芳一」という盲目の琵琶法師。

 ある夜、武士に請われて屋敷に琵琶を弾きに行くことになります。
 そこには貴人がたくさん集っているようで、『平家物語 壇ノ浦の戦い』のくだりをとくに所望され、佳境になるにつれてみなのすすり泣きが聞こえるばかり。

 芳一は七日七晩頼まれ、夜ごと出かけると、不審に思った和尚が寺男たちに後をつけさせたところ、そこは平家一門の墓地の中。安徳天皇墓前には鬼火に揺れ、そこで芳一は琵琶を弾き語っていたのです。

 怨霊が芳一に危害を加えまいかと案じた和尚は、芳一の全身にお経を写すことにします。

 怨霊たちには芳一が見えない。しかし耳だけが宙に浮いている。その耳をもぎとって彼らは戻っていった。

 朝になって法事から戻ってきた和尚は、血だらけで意識を失って倒れている芳一の姿を見てすべてを悟ります。小僧がお経を耳だけ書き漏らしてしまっていた。

 この夏もどこかで奏でられるでしょうね。『平家物語』はKindleで読んでますけど、やはりあれは聴くものですな。真夏に怪談はいちばん効く清涼剤。

 昔、『牡丹灯籠』が怖くて怖くてしかたありませんでしたよ。なにが怖いって、おつゆの美しさ。そして一途な心。霊能者に言わせると、死霊より生霊のほうがずっと怖いんですよ、とのこと。う〜ん、船越さんの恐怖やいかに。。。

 さて、「耳無し芳一」ならぬ「THAAD無し晋三」「9条抜き稲田」としたい勢力があれやこれやと仕掛けている姿が見えますね。

 習近平が怖いのはアメリカではなく、日本ではさらさらなく、韓国ではありえず、北朝鮮とロシアなんですよ。なぜか? 通告無しに攻撃されるからです。

 民主国家はどんなに腐っても「手続き」があります。しかもカネで雇ったロビーイストをフル活用してカネと権力と女(男)をあてがっていくらでも都合のいい方向に誘導できます。敵の敵は味方ですから、野党はいとも簡単に使える連中です。

 怨霊にとって芳一の身体に写されたお経は、習近平にとっての「THAAD」「憲法改正」ですな。これを外したい。外さなければ東南シナ海から尖閣そして沖縄を手に入れることができない。まして準空母、ヘリ空母「いずも」「かが」が西南諸島に配備されては手が出せない。

 いま習近平が考えていることは・・・安倍降ろし、トランプ降ろし、金正恩潰し、そして怖い怖いプーチン降ろしです。この4人さえ消してしまえばやりたい放題。

 米ロは核兵器を7000発持つ軍事大国。けど、問題はそこではありません。

 骨の髄まで官僚体質の共産党出身者には役人オバマはコントロールできるけど、野蛮人トランプは制御不能。金正恩以上にわからん。常識やルールを平気で破るから、どう出てくるかさっぱり読めない。

 日本は中国に読めるような行動(つまり思考法)してたらダメなのよ。なぜ漢も唐も1億もいたのに100万足らずの凶奴や吐番に「朝貢」してたのか? 長安を3回も占領直前でカネで撤収してもらったのはなぜか?

 常識が通じない野蛮国だからですよ。紳士はチンピラに敵いません。金持ちになった共産党幹部は野蛮人を倒せませんよ。かつて、石原伸晃が大臣だったか党三役だったかのとき、鈴木宗男さんに怒鳴り上げられてひと言も返せなかったことがありました。ああ、この男は総理の器じゃないな、とわかりましたよ。

 喧嘩のできないヤツに国政は任せられません。のび太どころかスネ夫じゃねえ。ジャイアンでないと政治はダメです。

 中国のイエスマンのび太として墓穴を掘ったのがバククネでした。北の核実験で右往左往。習近平に無視され、結局、アメリカにすがるしかなくTHAAD配備。これが習近平の逆鱗に触れて弾劾でクビ。

 パククネと同じやり方で安倍さん、稲田防衛大臣のクビを取りたいのが習近平です。それほどTHAADが怖いんですよ。

 実は、プーチンは中国軍事網をすべてカバーするTHAADを配備済みです。米ロではなく、プーチンとトランプというパンチが先に出てくる連中に中国包囲網をつくられたら終わりです。いちばん怖いのがこれでしょうね。

 米ロの楔になりそうなのが「安倍政権」なのよ。だから、習近平はパククネの時とは問題にならないほど、なんとしても安倍政権を潰したいわけ。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「あなたは、誰かの大切な人」(原田マハ著・626円・講談社)です。