2017年08月12日トランプの狙いは北朝鮮より中国封じ込め、そしてエネルギー支配。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 「米朝衝突の可能性は極めて高くなっている!」とラズロフ外相。あうんの呼吸で発言しましたな。世界中に配信されました。


計算高ければ戦争はしません。資源狙いですから「米朝平和条約」はありえます。

 トランプのサポーターですからね、この人は。「合いの手」と言うべきでしょう。




 「軍事的解決の準備は万全。臨戦態勢にある」とトランプ。ヒートアップしてますなあ。





 中国の存在感がまったく見えませんね。最初から存在感ゼロ。北に圧力かけるぞ、と発言したり、米朝間の問題で中国は関係ない、と発言したりね。
 けどさ、しょうがない。北京の習近平はそもそも金正恩とのコネないもん。

 コネがあんのは、つまりスポンサーは北部戦区(旧瀋陽軍区)。原油も食糧もすべてここから恵んでもらってるわけ。で、習近平は北部戦区をコントロールできてません。だから、北を止めることなんてできません。

 トランプは先刻承知。わかってて中国に解決を丸投げしてます。なんのためか? 中国の力を殺ぐためですよね。詳しくは私の本を読んでもらいたいけどさ。



 アメリカの上院下院は対ロシア制裁を拡大強化する法案を通しました。トランプは拒否できるけど、4分の3以上が賛成してますから、2度目の拒否権は成立しない。結果、署名せざるをえませんでしたよね。

 でも、これはプーチンも納得してるでしょ。まったくトランプとの協力体制には揺るぎはないと思うよ。利害が一致してるからね。

 彼らの利害とは2つ。

 1つは中国封じ込め。敵の敵は味方ってやつね。ニクソンがキッシンジャーを突然、中国にやったのも「ソ連封じ込め」のため。中国がでかい顔するようになったんで今回はロシアと組む、つうこと。

 もう1つはエネルギー支配です。ずばり狙ってのは北朝鮮のウラン資源です。ロシアと山分けするつもりでしょ。もち、ユダヤ金融資本も噛んでますよ。

 トランプが大統領就任早々、サウジに飛んで、イスラエルに飛んで・・・訪問先を見ればわかりますな。彼は世界を安保でブロック化したいわけ。サウジ中東VSイラン・カタールの対立構造ではサウジ版NATOを設立。EU独仏VSロシアの構造ではEU版NATO設立。で、ASEAN+日韓VS中国ではアジア版NATOを設立させたい。

 で、いまのNATOは? アメリカは離脱したい。けど関与だけは続ける。最新兵器の供給元としての関与ね。それといざ戦争が始まった時の投融資。儲かる利権だけは離さない。商売人だもん。トランプは。

 ユダヤ金融資本がお得意とする分野じゃないですか。



 イラン・イラクとカタールを対立構造にする、つうことは「OPEC」を潰すつうこと。原油支配体制から天然ガス・ウラン資源体制へと転換させようってこと。で、プーチンも大賛成。このグランドデザインはヒラリーでもできないこたないけど、「戦争」にしないのがベスト。あの女だと戦争しちゃうからね。

 つうことで、北との戦争はないっしょ。いきなり、中国の頭越しに「米朝平和条約」なんて電撃締結しちゃうかもよ。かつてのニクソンのようにね。
 
 トランプが戦争する時は、自分の尻に火がついた時だけ。大切なカードだから最後までとっとくと思うな。