2018年03月19日アメリカの在韓大使は文在寅だった。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 「天の龍は地の蛇にはかなわない」という諺が中国にあります。人財がくだらねえ三下奴の罠にかかって大志を果たせない、という歴史を山ほど見てきた彼らには忠告の1つでもありましょう。

 さて、米朝会談が5月に開催される、といいます。一方で、韓国の大統領特使は「作り話」で米朝を歩み寄らせよう、としている。どうせ破談する。金正恩に騙されてはならない、という説もあります。

 「虎の子の核を金正恩が簡単に放棄するはずない」
 「手放そうとしたら軍に暗殺される」
 「米朝会談はトランプが大統領をしているタイミングしかないぞ」
 「ICBMさえ完成したらトランプの方から会談を懇願するさ」
 「完成前に米軍に殲滅されるだろう」
 「トランプを本気にさせたらダメだ」

 いろんな立場からいろんな意見が飛び交っています。

 政治も投資も人生も・・・一寸先は闇です。素直に自己観照して理屈ではなく霊感でアプローチしてみましょう。



 まず、ここに来てトランプは腹心ともいうべき国務長官レックス・ティラーソンを解任しました。しかもツイッターと電話で。そこらへんのチンピラのクビを切るんじゃありません。序列3位。実質的にはナンバー2ですよ(普通は副大統領なんだけどね)。

 見え見えの人事ですね。邪魔するヤツはいらねえ、というわけです。

 そもそもティラーソンを政権にねじ込んだのはだれか? あのヘンリー・キッシンジャーとロンドリーザ・ライス(ブッシュ政権の元国務長官。小泉純一郎と仲のいい愚かな方のブッシュ)ですよ。つまり、半島が緊張し、北も南も日本も永遠に軍備を増強しなければならない、という軍産複合体利権に食い込んでいる人物です。

 当然、ティラーソンはトランプを輔弼するためにではなく、トランプを監視し、洗脳し、誘導し、自分たちの利権を強化させるために送り込まれた人物です。

 ピョンチャン五輪から南北会談、そして大統領特使派遣、米国への報告、そして「米朝会談」へと続くシナリオは、国務省マターではなく、トランプマターで進められている、ということです。このタイミングで行く手を邪魔するヤツはすべて外す。

 後任のマイク・ポンペオはCIA長官からの昇格人事。「思考プロセスがよく似ている。うまくいくと思う」とトランプは称賛してますが、これは本音でしょう。北朝鮮にも中国にも強硬姿勢で知られる人物ですからね。



 ワールドワイドに市場と敵対する政策を発表してますが、あれもこれも例外事項にして、結局、「中国」だけに適用する。つまり、ここに来て「中国」を明確にマトにかけています。

 何度も繰り返しますが、いまや、アメリカの中央政界から地方政界にいたるまど、そして財界からメディアにいたるまで、ユダヤロビーからチャイナロビーへとパワーはシフトしています。 

 この動き制するにはものすごいパワーが必要ですが、大統領選以前から攻撃されてきたトランプはいまや、共和党を味方につけ、獅子奮迅の動きを見せると思います。

 しぶとい、しかもバカのフリをして戦略的に考えています。



 トランプの頭の中には北朝鮮よりイラク、イラクより中国をどうするか、が優先されているはずです。
 何度もお話しましたが、トランプはプーチンと北朝鮮を新たな国に仕立て上げたい。かつての満洲国のように。資源たっぷり、勤勉な労働力。中国が独占したと自慢するコバルトにしても、北朝鮮の埋蔵量が世界一なのです。

 ウランもダントツです。これをロシアと山分けする。技術は日本が担当する。そういう役割分担でしょう。もちろん、中国には1グラムもやらない。

 金正恩が豹変するかどうか。それはトランプの軍事力、制裁力、そしてプーチンの軍事力にあるのだと思います。トランプはプーチンの関係は日本のメディアを見ているだけではなかなかわからないかもしれませんが、少し歴史を振り返れば、「敵の敵は味方」=「アメリカの敵はソ連=ソ連の敵は中国=中国をアメリカの味方のしよう!」という70年代パートナーシップを思い出せるはずです。

 この図式がいま「アメリカの敵は中国=中国の敵にロシアをしよう。そしてロシアをアメリカの味方に引っ張り込もう」という「新・冷戦」のスタイルになりつつあるのです。

 日本がすべきことはなにか? 日本の役割が浮き彫りになってきますね。

 おそらくこれから、アメリカのメディアの奴隷とうべき日本のメディアは「北朝鮮の核疑惑」「開発中止などしていない」「ICBM開発加速」等々の情報を山のように流すはずです。
 
 私は金正恩はさらさら信じません。トランプにとって文在寅大統領はたんなるコマ。同様にあてにはしません。しかし、今回のトランプが描いているシナリオは「妙手」ではないか、と思えてならないのです。

 このトランプのシナリオを潰したい勢力が中国です。
 尖閣どころか沖縄もわが国のモノと主張する習近平。この習近平べったり、日本大嫌いという人物が県知事やってますから、中国としては一気呵成に乗っ取ってしまいたい。けど、軍艦を差し向けたら自衛隊を出動される首相では困るわけです。

 降って湧いたような「安倍降ろし」も中国が絵を描いているはず。安倍昭恵さんの発言等はすでにモリカケどちらも決裁が降りてからの話で、近畿財務局の凡ミス。やるべきことをやらず、やらないでもいいことをした、という役人にはあるまじきミスです。

 なにより「書き換え」等の作為はこれこそ深謀遠慮。安倍政権による「消費税ドタキャン」をなにより懼れる財務省にしてみれば、
野党と打ち合わせて倒閣は省益をかなえるチャンス到来。

 トランプの代理人としてプーチンとの仲を取り持つ安倍降ろしは中国にとって国益をかなえるチャンス到来。与党のチャイナロビーストは中国利権拡大のチャンス到来。

 ジャパンハンドラーと野党の人民解放軍野戦隊長も安倍政権打倒のチャンス到来。

 安倍さんは憲法改正もままならない。日本の国益が大幅に殺がれてしまいます。トランプによってもしかすると北朝鮮リスクが遠のいたから大丈夫、と考えていたら大間違い。何度も言ってますが、北朝鮮問題なんてのはどうでもいいこと。

 問題は中国です。

 こんなくだらないことでしか安倍さんを攻撃できない。中国も追いつめられています。仕掛け人はあの2人です。これについては原原で詳しくお話ししましょう。

 いずれにしても、トランプも金正恩も習近平も、そして安倍さんも正念場です。

 どんなに大きな志を抱いた「天の龍」でも、私利私欲のために人を貶める狡猾な「地の蛇」にはかないません。

 けどさ、モリカケ議論に飽き飽きしてる国民て少なくない、と思うんだよね。野党の愚かさ加減に呆れてる国民は多いと思う。おそにく野党は内閣不信任案をダメ元手提出するはず。与党の一部も賛成に回るはず。
 この時、「総辞職するから」と周囲に思わせておいて、「国防、外交、経済・・・どれをとっても未曾有の非常時にモリカケ問題で日本が沈没してもいいんですか? 拉致問題が解決しないでいいんですか? トランプ、プーチンとの親密な関係が吹っ飛んでもいいんですか? 私を信任するかどうか、解散総選挙します!」と安倍さん、言い切っちゃえばいいのよ。

 「なんちゃって解散」したらええやん。

 国民は日本のメディアほどバカじゃない、と思うよ。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「ビートたけしのオンナ論」(ビートたけし著・1,080円・CYZO)です。