2018年07月06日関税チキンゲームの始まり!トランプリスクはトランプチャンス!

カテゴリー中島孝志のとってもいい加減な市場観測日記」

 忘れないうちに・・・今日は博多原原です。メンバーはご参集下さい。またまた東京メンバーの乱入があるそうです。

 いよいよ米中関税戦争の火ぶたが・・・切って落とされるのか、それともいったん停止となるのか、延期されるのか、トランプの心中はだれにもわかりません。

 いまや投資の世界は、ファンダメンタルズもチャート分析も空転。経済は政治・軍事・地政学・テロ等々のイベントリスクに密接に絡んでいるからです。

 とくにいちばんのリスクは「トランプリスク」です。

 しかしモノは考えようでしてね。トランプリスクはトランプチャンス! 彼の大方針を読み解けばどう動けばいいかが手に取るようにわかります。今週、東京原原のオーラスで講義した通りです。 



 順調に下落してますね。先々週に下落サインが出てましたから、「売り」で儲けた投資家は少なくないでしょう。けど、上がりますよ。だから、いまは絶好の買い場ということ。「1月がピークだ」という説には賛成しかねます。下げたら買い、下げたら買い。なぜなら、上がるから・・・。

 どうして上がるんですか? いつ上がるんですか?

 お勉強してください。

 NK225の下落要因は2つ。メキシコで反米大統領が当選したこと。そして人民元の売りが売りを呼び、株価も売りが売りを呼んだこと。

 ま、ひと言で言えば「トランプリスク」つうことかな。

 2015年8月、2016年1月のメモリーが投資家の脳裏を横切ったわけね。でも、あの時の暴落(1週間で2400円落ちましたね)にしても、人民元切り下げが本丸ではなく、FRBの利上げ懸念が原因でした。ほら、今年の2月初旬に長期金利上昇でVIX指数が急騰してアルゴリズムが稼働しちゃったのと同じ。



 原因はいつもアメリカなんです。「チャイナ・ショック」ではなく「FRBショック」なんですよ。


メキシコに進出してる日系企業の株価はとくに下げがきつくなりました。


 「チキンゲームはどちらにも損だから、賢明な指導者なら避けるだろう」と考える人が多いですが、関税政策はトランプ政策のキモなんで、トランプからは降ろさないと思うな。

 米中関税戦争。結果は中国の負け。勝ち目のない中国がウラで仕掛けてるロシアゲートにしたって、こんなもの、かえってクリントンと民主党のクビを絞めちゃってます。

 同じ貿易黒字国でも日本と中国では大違い。日本の製品は付加価値が高く、世界中が欲しがる部品をつくってます。これがないと話にならない、というレベルです。東日本大震災の時だって、世界中が被災地の工場が稼働するの待ってくれたでしょ。あの時、いまがチャンスとばかり、中国企業が火事場泥棒をしようとしてもダメでした。

 中国の輸出物なんて、少し高く払えば世界中どこからでも輸入できるものばっかしだもん。「いいな、これ」つうモノがたまにあると、実は日本製。つまり、あの国ではいまだに安かろう悪かろう、というレベルなんです。


 
 それでもアメリカの貧困層には中国産しか買えません。中国が儲けられるのはアメリカ人だけなんです。アメリカ様々。逆らうなんてできっこありません。だから、この関税戦争ははなから勝負がついてるの。



 トランプがいままでの大統領と根本的に違うのは、自前で大統領に当選したこと。軍産複合体、国際金融資本のひも付きではないこと。

 グローバル経済の弱点。つまり、アメリカこそが世界最大のマーケットで、世界中がアメリカに売り込みたい、と考えてるわけ。これをトランプはよっく認識してます。

 買い手がいつも強いのよ。ただし日本には弱い。なぜなら日本製はブランドだから。





 株価が下がれば買いチャンス。いまほど買い時ってそんなにないんじゃないかしらん。つまり、マネーキャッシュがポイント。投資家は熟知してますね。すべて売ってキャッシュにしてますもん。下落したら掬い上げる。割安株は市場の1割もありますからね。

 金もそうでしょ。つうか、金こそが割安でしょ。えっ、年末にかけて利上げが2回もあるから上がんない? そうかなあ。利上げはLiborに追いかけられてやってるわけでね。来年でロンガーランまで到達しちゃうからそんなに急がないと思うよ。

 それにドイツが大穴ですから。金価格は爆発するかもしんない。よーわからんけど。

 何度も言ってるけど、トランプは中国とか中国企業をマトにかけてるのではなく、中国に進出してる米企業をマトにしてるのよ。同様に、メキシコ、カナダ、ヨーロッパに進出してる米企業もマトにかけてます。

 アメリカに戻るんなら法人税減税にレパトリ減税があるよ。戻らなきゃ25%の関税かけるどーーアメととムチどっちを選ぶ、ゆうてね。

 気づいてる投資家だけが勝ちます。いつもね。。。視座を変えるといろんなモノが見えてきます。





 だから、「ぴよこちゃん倶楽部」「中島孝志の銘柄研」で勉強してほしいのよ。

 これからどうなるか? 詳しくは本日開催の博多原原「ま・く・ら」で解説します。お楽しみに・・・。 


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「正しい女たち」(千早 茜著・1,620円・文芸春秋)です。