カテゴリー:中島孝志のテレビっ子バンザイ!

2018年12月14日 (金)

必見!「昭和元禄落語心中」は今夜が最終回です。

 「来年、原理原則研究会減らします」と昨日、書いたら早速反響がありましてね。

 少ないから休止、多いから継続ではありません。「前後裁断」です。今年やったから来年も、ではないんです。

 休止するかも、と慌てて申し込まれた方もいらっしゃいます。けど、次の73歳の新入生のメールには感動しました。

 「勤務先はギフト贈答品販売業です(超有名!)。1年前に代表取締役を交代。病気療養中にて体調に自信がありませんが、先月のオープン講義に初めて参加させて頂きました。
 毎日ブログを楽しく拝読しております。勉強と遊びと食べ歩きとお寺巡りと・・・大変羨ましく見ております。
 10歳ぐらい若く体調が良ければすべてに参加したいところですが月1回の博多行を頑張って勉強したいと思います」

 こういう方を待ってたんです。

 「ブログ」も「通勤快読」も読んでない、その場で講義を聴くだけというメンバーもいるでしょうけど、「そんなに簡単にわかってもらっちゃ困るんです」と書いてる通り。「ブログ」「通勤快読」でフォローしてるわけでね。

 私は私の勉強のために原原をやってます。「ご一緒にどうですか? 御用とお急ぎでなければ」つう気持ちで提案してるわけでね。


 さーーて、累計200万部突破! 雲田はるこさんの人気コミック「昭和元禄落語心中」がドラマ化されまして。

 ずっと見てましてね。いろいろ批判されてるけど、いい番組は圧倒的にNHKですよ。民放見ないもんなあ。映るけど。

 八代目有楽亭八雲演じる岡田将生さんは巧いね。で、二代目助六演じる山崎育三郎さんは前回述べた通り、ミュージカルでは何回も拝見してますが、まさか、えっ、彼なの?というほどドンピシャの芝居でした。

 2人ともなかなかの落語をしてますよ。

 けど、総監修の喬太郎さんから聞いた話には驚きました。「(師匠を除いて)芝浜をあれだけ自然に演れるのは、ここしばらく、プロも含めていちばんじゃないかな」だと。



 だれがってえと、これがただいま三代目助六を演じてる竜星涼さんなのよ。


ホントに楽屋にいそうな感じするんですよね。役者ってえのは凄いね。

 芝浜ってえと、演るほうの了見は知らんけど、聴くほうの了見は、「いったいどんな芝浜を見せてくれるんだい」「ヘタ演るんじゃないよ」「下げはどんなんかな」と秤にかけてしまうもんなんですよね。師匠と比べてどうか、名人と比べてどうかとかね。

 そんな物差し、余計なんですよ。評論家じゃあるましい、ちっとも楽しんでないでしょ。落語ってえのはライブですから。その場その限りのものなんでね。一期一会なんですよ。

 演るほうもそんなもの取っ払って、心は青空。聴かせてやろうとか、うならせてやろうとか、なーーんも考えてない。

 だから新鮮なんでしょうな。きっと。大ネタですから、演るほうも聴くほうもよけいなことを考えがち。そんなんばかりだから。
 それがない! レアもんですよ。

 これね。「直心」ていうんです。人間、生まれた時はなにもありません。そのうち育っていくと前頭葉が発達してきましてね。知識や知恵が身についちまう。

 余計な知識も知恵もこびりついちゃう。こうすれば得だ、こうすればウケるとかね。

 だから、今度は1つ1つ脱ぎ去っていなくちゃいけないわけ。「心身脱落」ってわけですよ。

 頭のいい人、インテリジェンスの塊の人ほど、「アンラーニング」が重要なのよ。でないとついつい理屈で考えてしまう。

 これ、失敗の素です。論理的に正しく間違えてしまいますからね。

 論理なんて超越していきなり大正解をつかんでしまう。これが直観力です。AIが未来永劫辿り着けない境地です。超論理、超理屈、超計算尽くの世界ね。

 さすが喬太郎さんですな。

 天衣無縫の落語が最強なんすよ。なぜか? 鼻につかないからです。

 私、ある流派の噺家、2人を除いて大嫌いなんです。とくにSらく師匠とかね。演った噺をどうしてこういう構成にしたか、普通の噺家の展開と変えたか、そのほうがどうして効果的なのか、いちいち解説なんぞせんでいいわけ。

 客はそれほどバカじゃないんだから。

カテゴリー:中島孝志のテレビっ子バンザイ!

2018年10月01日 (月)

「岸辺のアルバム」じゃん。

 未曾有の台風ですね。風速も桁違いだとか。電車がこんなに止まるのもはじめてでしょ。
 昨晩はデパ地下も午後6時に閉まるわ、「西郷どん」は放送延期になるわ、「わや」でんがな。

 こういう時、私、いつも思い出すことがあるんですよ。

 いまや「ニコタマ」といって高島屋とか楽天本社ビルとかTSUTAYA家電とかがひしめくファッショナブルな街なんすけど、少し前までは(いまでも本質的にはそうなんすけど)川っぺりの冴えない進行住宅地だったんすよね。

 で、大雨で多摩川が氾濫して、建て売り住宅がわんさと流されたことがあります。その模様を、私、ニュースですけどリアルタイムに見てました。

 先の台風でクルマがコロコロ転がってたように、住宅も家財もちっちゃいけど丹誠込めた家庭菜園も洗いざらい流されてしまった。

 こういう時、バラバラに壊れた家庭はどうする? もっとバラバラになる? 悪条件出尽くしの株式市場が反転するように、文字通り、雨降って地固まる?

 脚本家の山田太一さんもニューズ映像を見ながらイメージを膨らませていったと思うのね。
 
 そうです、私がいま取り上げているテレビ番組って『岸辺のアルバム』なんすよね。なんと41年前の放送ですよ。このドラマ大好きなんすよ。過去にも触れてますからよっぽどです。
 桃井かおりさんがセーラー服のスケ番役、頼りない小倉一郎さん、同級生役でまだ自転車であちこちツーリングしてない火野正平さんが出演してた『それぞれの秋』も大好きでした(これDVD化されてないのよ)。
 ついでにいうと、「おたくはどうすんの?」とストレートのロン毛でコケティッシュな魅力たっぷりの真行寺君枝さんがデビューした『沿線地図』(これも山田太一さんでしょ)も好きでした。そう、「ゆれる、まなざし」の彼女ですよ。 



 さて、ドラマは都心からちょいと離れた新興住宅地(和泉多摩川だから小田急線なんすけどね)の一戸建てに住む家族の話。
 夫は中堅商社の部長さん。昭和のサラリーマン。妻(なんとなんと40歳そこそこの八千草薫さんっす。色っぽいのなんのって。お嫌いですか? お好きですゆうてね)は良妻賢母。サラリーの足りない分は洋裁で内職するつう内助の功。娘は上智大学に通い、主人公である弟は大学受験直前。

 一見、どこにでもあるご家庭なんすけど・・・ある日、イタ電みたいなのがかかってくるわけ。「浮気しませんか?」つうお誘いなのよ。


八千草薫さん。20代より40代50代のほうがより美しいですな。

 初めは電話でお喋りするだけ。そのうち喫茶店で会うようになり、ひょんなことからラブホテルに入ってしまう。で、逢瀬を重ねる仲に・・・男は竹脇無我さんが演じてましてね。魅力的なのよ。あの声でしょ。で、彼は奥さん大切。可愛い娘もいるサラリーマン。

 「自分でも嫌になるほど常識的な人間なんです。しかしそんな人生で情けなくないか、という気持ちがありました。狂ったような世界に首をつっこんで溺れてみたい気持ちがありました。でも、ゼッタイそんなことはできないだろう、ということも知っていました」

 ところが、1、2度見かけた人妻に電話をかけてしまった。自分の中にこんな「非常識な情熱」があったのか、と自分を見直す気持ちになった、というんです。

 1度の人生。願望を封印して死ぬも人生。気づいてみたらジジイになりババアになり、やりたくてもできない年になってしまう。

 「そんな気持ちにさせたのは、電話だから言えるんですが、奥さんの美しさです」

 どうっすか? こんなこと囁かれたら? 

 昔、「よろめきドラマ」つうのがありましてね。「有閑マダム」という言葉もありました。でも、このドラマ、それだけじゃない。「殻を破りたい!」という潜在意識みたいなものが流れてるんすよね。

 竹脇無我さんが演じる男は教養があって優しくて、早い話が「女」と見てくれない夫とは雲泥の差なんすよ。

 どうっすか?

 で、どうなるか? どうせDVDも販売されてないんでネタバレしちゃいますけど、母親の様子に不審を抱いた息子がそっと跡をつけちゃう。で、母親の浮気を知ります。それだけじゃありません。英語好きの姉がヤンキーに犯されて妊娠。で、下ろしたことも知ります。父親が商談のために女衒みたいなことをしてることも知ります。

 「善人ぶる家族」「お互いに無関心な家族」に怒り心頭。で、ちっちゃな正義感からぶちまけちゃう。もち、家族はバラバラですよ。

 そんな時に多摩川が氾濫しちゃう。いままで住んでいた家が流されてしまう。いったいどうする?

 この時、この家族はいちばん大切なものを持って逃げるんですよね。それはアルバム。偽りのつくり笑顔、偽りのバラバラ家族、偽りの写真。
 すべて偽り。けど「想い出」がもう一度「家族」をつくってくれるかもしれない。

 この台風は何を残しますかね? 災害だけでしょうか・・・。バラバラ家族がよりを戻すきっかけを残してくれたらろっもんですけど・・・。
 

 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「なぜ柳家さん喬は 柳家喬太郎の師匠なのか? 前編」(柳家さん喬・柳家喬太郎著・1,836円・徳間書店)です。

カテゴリー:中島孝志のテレビっ子バンザイ!

2018年09月17日 (月)

「ジュリーィィ!」

 私の世代ですとこのセリフでしょうね。ウケたのは。
 TBSドラマ『寺内貫太郎一家』で小林亜星さん演じる主人公の母親役。ま、きったねーババア役なんすけど、いっつもジュリーこと沢田研二さんのポスターを前に腰を振りながら叫ぶシーンが定番になってまして。

 『時間ですよ』もそうでしたけど、必ず見てましたね。





 樹木希林さん。当時は悠木千帆さんつう芸名でしたけど。「通勤快読」でご紹介したキョンキョンの本にもあったように、このババアの嫁役が加藤治子さん。
 加藤さん曰く、「この汚いばあさんの嫁役なのー? いやだわ、私」。けど、加藤さんのほうが希林さんより22歳も上だったのよ。だって、当時、29歳で演じてたんすから。

 脚本は向田邦子さん。当時、希林さん、なにもかもメンドくさくなっちゃって、「寝てるだけの役ないかしら」「いいわね、それ」ってんでババア役になっちゃった。

 始まれば、そこは希林さん。ウケるのが大好き。

 私が強烈に覚えてるのは『はなれ瞽女おりん』ですね。岩下志麻さんも驚いてましたけど、目があいてる盲目の役。これ、目をつぶって演じるより難しいですよ。それと『夢千代日記』ですね。




「これ以上ない!」というほど、小百合さんの夢千代はいじらしく、そして凛としていましたね。そこに絡む希林さんの巧さ。

 電池が切れるが如く大往生。癌とうまくつきあえたのかしらん。理想的な死に方ですな。

 今年だけでも『万引き家族』に『モリのいる場所』『日日是好日』と3本の映画に出演。死ぬまで現役で仕事してたなんてサイコーっすよね。ホント、存在感ある女優でした。合掌。

カテゴリー:中島孝志のテレビっ子バンザイ!

2018年08月18日 (土)

「ハゲタカ」がサイコーにおもしろい!

 昨日今日の東京、横浜はそんなに暑くない、というより涼しい。夜中なんぞは少し寒いほど。

 北風が吹いてるからですね。もうそこまで秋が・・・と思いきや、来週からまたまた暑くなるんだとか。とはいっても、確実に秋に近づいてますからね。

 風の音にぞ おどろかれぬる・・・ですよ。

 さて、テレビ大好きなんすよね。自宅とオフィスに合わせて8台。仕事中も4台はつけてますし、このまま寝てしまうな、とわかってても点けっぱなしにしてます。

 映画も舞台も同じなんすよね。爆睡の結果、ラスト30分しか見てなかったりね。で、2回3回と見てしまうわけ。ま、しょうがないわな。

 で、毎週見てるのは(ま、録画なんすけど)「グッド・ドクター」でしょ。山崎健人さんは名優だねえ。毎回、涙こぼして見てます。

 やはり医療とか警察、消防、自衛隊という仕事は人の命を預かるだけに特別だと思うね。

 ドラマになるのはいつも医師と刑事ばっか。それと教師もの。海猿もヒットしましたけどね。映画「バックドラフト」は良かったなあ。

 憧れの綾瀬はるかさん主演「義母と娘のブルース」はいよいよ第2章に入りまして、こっからますますおもしろくなりそうっす。視聴率は朝ドラに続いて2位だもんなあ。さすがドラマの女王、CMの女王っす(でもコーラは王冠の瓶コーラじゃないとね)。

 で、「ハゲタカ」なんすよ。綾野剛さん、いいねえ。脇もいいっすよー。とくに高島政伸さん。怪演てやつ? 巧いよねえ。買収買収買収、企業再生企業再生企業再生。カネと欲と競争、嫉妬、裏切り・・・これこそきれい事ではない、正味の人間が描かれてますよ。





 原作がいいもんなあ。真山仁さんの本はほとんど読んでますけど、ものすごく取材してると思うな。どれもプロの小説家らしい作品ばかりですな。

 まったく期待してなかったけど、NHKでお盆に放送してた「満願」。ミステリー3話オムニバス。どれもよかったけど、とくに2話がよかったです。これも原作読んでますけどね。

カテゴリー:中島孝志のテレビっ子バンザイ!

2018年08月04日 (土)

「グッドドクター」

 今日は新潟原理原則研究会があります。メンバーはご参集くださいませ。ご苦労様です。またまた外人部隊が10人以上。二次会は3班に分けるそうです。もち、私は新潟チームで飲みます。3次会で合流しましょう。

テレビっ子の私がいまいちばんはまってるドラマ。

 もち、綾瀬はるかさん主演『義母と娘のブルース』ですわな。キラキラした神々しいはるか様を見るたびにエネルギーがチャージされちゃいます。

 コーラとポカリに生茶呑むかんね、ANA乗るかんね、トヨタも乗るかんな、タイヤはブリヂストンだかんね。マックスファクター買うかんね、ジャイアントコーン食べるかんね、パナソニック使うかんね、日生入ってるかんね。武田のベンザブロックで治すかんね、任天堂のマリオで遊ぶかんな。時計はSEIKO「ルキア」だかんねーー。

 でも、はるか様より注目してるのがこれっす。


山崎健人さん主演『グッドラック』っす。

必見! 後悔させないよ! 出雲原原の長老はオリジナル版完全視聴済み。盛り上がりました。

 自閉症ながら、天才的暗記力と人体のあらゆる器官の構造を把握する脅威の空間認識能力をもつ〈サヴァン症候群〉の青年が主人公。

 オリジナルは韓国ドラマ。とんでもない視聴率をたたき出した番組(私、韓流ドラマ好きなもんで。『冬ソナ』『チャングム』、そしてこれ)。

 障害に対する偏見を乗り越えて小児外科医として成長していく姿がなんともいじらしい。山崎健人さんが巧い! 上野樹里さんがいい女になってるわ。『のだめ』とはかなりちゃいまっせーー。

カテゴリー:中島孝志のテレビっ子バンザイ!

2018年06月14日 (木)

向田邦子作「空の羊」

 忘れないうちに・・・来週は名古屋原原と大阪原原です。しかもテーマは「中島孝志の銘柄研究会 原原バージョン」です。
 銘柄研メンバーはおわかりの通り、ズバズバ「紹介&解説」しますのでご期待ください。

 さらに期待して欲しいのは私だけ講義してもいいんですけど、このテーマなら、名古屋と大阪それぞれで話したいプロ投資家がいますので1時間講義してもらいます。

 名古屋原原のMメンバーには「門外不出!大化け株の目利きで『億り人』になった私の投資法」つうテーマで講義してもらいます。
 大阪原原ではベストセラー多数、全国で投資塾を開講してる「売りの天才」Oメンバーに「初公開!私が3年で『億り人』になった超丸秘投資法」を講義してもらいます。

 ホントは、1日セミナーでも参加費10万円!つう売れっ子ですが、今回はタダでんねん。2人とも二次会の幹事ですんで、ホントにあんがとね。。。もち、ほかの原原メンバーも参加ありぃのですから。どうぞおこしやす。


 さて、向田邦子さんの本はすべて読んでます。で、映像もすべて見てます。

 で、最近、「通勤快読」でエッセイを何冊かご紹介してたでしょ。思い出してDVDを引っ張り出して見ちゃいました。



 あの時、見たのとぜんぜんちがう。同じ映像なんですけどねえ。

 それにしても、単発ドラマにしても、いい役者揃えてまんなあ。
 えっ、この役してんの、あの俳優じゃん? 驚いてしまいました。
 


 さて。。。女ばかりの4人家族。つまり、3姉妹(田中裕子・戸田菜穂・田畑智子つう面々)と母親(加藤治子さん)。

 好きだったなあ。加藤治子さん。気づいたら母親役してた、って人ですけど、いま考えればかなり若いのよね。艶っぽいのよね。

 で、そんな女所帯のとこに、たまたまのたまたま、酔っぱらった叔父さん(名古屋章さん)が浅草で遭遇した噺家(小林薫さん)を連れて来ちゃった。この噺家、なんでも、池上に用があるとかないとか。

 「池上はオレの実家だ。よく知ってるぞ」

 経営する町工場も景気がいいんで太っ腹。けど、朝起きたら覚えてない。で、死んだ兄貴の嫁である加藤治子さんに叱られるわけ。

 噺家だから話が巧い。末の妹は少しどもり症なんだけど、噺家のアドバイスでどもらなくなります。

 がさつで調子ばっかりよくて、少し胡散臭い噺家に、女家族は一斉に拒否反応。だけど、男が天外孤独と知ると急に優しくなっちゃう。
 男が池上に用があるのは実は顔も覚えちゃいない母親の墓を探すため。

 墓参りのたびに長姉が不思議な感じていたことは、死んだ父親は墓参りを済ますとブラッと消えてしまうこと。ただし手には花。どうもほかの墓にでも参ってるような。で、父親が亡くなってからは母親がまったく同じ行動・・・。

 なんとも人の縁てのは霊妙ですな。不可思議ですな。まあ、よく人を見てますな、向田さんという人は。

 観察眼に脱帽。
 
 出演はほかに西島秀俊、四谷シモン、三木のり平、萩原聖人のみなさん。そしてナレーションは黒柳徹子さんなのよ。


 今日の「通勤快読」でご紹介する本は「名セリフ! 中編」(鴻上尚史著・842円・文芸春秋)です。 

カテゴリー:中島孝志のテレビっ子バンザイ!

2018年06月13日 (水)

「SUITS」

 FB(かなり頻繁にアップしてるんでチェックよろしくお願いいたします)ではさらっと書きましたけどね。ちょいと詳しく。

 わが国でもよくある「リーガルドラマ」なんすけど、ちょいと違うのは「脚本の出来」。なんともええんだわ。


まさかレイチェル役のメーガン・マークルがヘンリー王子に嫁入り、いえいえ王室入りとはね。


 舞台はマンハッタン。シチュエーションは大手法律事務所。
 で、敏腕だけど人付き合いは苦手、つう弁護士ハーヴィー(ガブリエル・マクト)とハーバードで替え玉受験屋をして退学になっちゃった青年マイク(パトリック・J・アダムス)がコンビを組みます。

 出会いからして巧いなあ、と感心しますな。

 で、込み入った訴訟、人の足を引っ張る連中との戦い、で、複雑な人間関係を切り開いていく、つうドラマ。

 2011年6月に放送されるや初回視聴者数460万人つうんだから凄い罠。アーロン・コーシュ制作でしょ。製作総指揮はダグ・リーマン。

 アマゾンプライムで観てたんだけどさ。

 「ビデオ観てるの?」
 「ネット」
 「ビデオじゃないんだ」
 「だからネット」
 「かなり昔のだね」
 「・・・」
 「テレ東で昼間放送してるよ」

 なんとシーズン2やってんじゃないっすかかあ。。。まいりました。ま、追いつけ追い越せだよな。


 今日の「通勤快読」でご紹介する本は「名セリフ! 前編」(鴻上尚史著・842円・文芸春秋)です。 

カテゴリー:中島孝志のテレビっ子バンザイ!

2018年04月03日 (火)

向田邦子さんの素敵な素敵なドラマ「幸福」を知ってますか?

 この季節、狂ったように夜中やってるのが書棚とDVDラックの整理整頓。もう大変なのよ。

 以前、バカらしくなって本と本棚を廃棄したことがあります。本は一部の趣味つうかライフワークつうか、その類の本だけ残して、古書店に取りにきてもらいました。

 ざっと3万冊。本棚は高価でしたけどこれも処分。ま、ダンシャリつうヤツですよ。後悔? してないねえ。高価な宗教書は大学の先生が引き取ってくれたしね。一冊ン万円もすんだよ。まだ安い方。

 かなり注意して処分してますけど、またまた増えてきちゃいました。売るのも面倒。書き込みしてるから消してください、とか言われたりして。んなことしたくないから古書店に来てるわけだね。
 処分しなくちゃ。DVDは5000個。邪魔だけどこれは引き取り手があるので。。。

 いつもの悪い癖なんだけど、整理整頓しながら気づいたら本を読んでる。DVDとかビデオも見ちゃう。気づいたら朝。ま、この繰り返し。

 向田邦子さん脚本のドラマ「幸福」のDVDが出てきました。これ、傑作っす。大好きなんすよ。
 と思ったら、いまから14年前のホームページ時代に書いてるのね。以下、当時の文章を引用してみますね。



 昭和56年8月22日、飛行機事故で亡くなった脚本家の向田邦子さん。「寺内貫太郎一家」とか「だいこんの花」とかね。NHKだと「あ・うん」がそうか。

 彼女の作品、DVDはすべて持ってます。で、いちばん好きなのはこれ。
 「幸福」。2番目は「冬の運動会」。ヒロインが長谷京じゃなくて、いしだあゆみさんの方ね。

 若いね、いまから25年前の作品だもの。つうことは40年前つうこと。

 どこが好きかと言われてもねえ、なんというか、向田ドラマってのは、日常の小さなできごとの1つ1つをすくい取って描いているでしょ。それとさ、「食いしん坊バンザイ!」の私にとって、食事シーンが頻繁に出るのもいいのね。
 基本的に外国映画(アジアは別)でヒロイン、ヒーローが飯食ってるシーンなんてほとんど出てきません。ハリー・キャラハンがホットドッグとかハンバーガー食べてるとこくらい。

 向田さんはご自身、料理がとてもうまいし、食いしん坊だから、食事シーンにはものすごくこだわってるみたい。脚本には食事シーンに登場する料理のレシピまでつけちゃうんだから。

 よく見てるとわかるけど、食事シーンを撮る時、かなりいい加減な人が多いね。すぐわかるのは、量がものすごく少ないこと。たとえば、「淋しいのはおまえだけじゃない(脚本は市川森一さん)」で、西田敏行さんが大衆演劇の座員たちと車座で朝、飯食ってるの。
 茶碗にはご飯なんて入ってないの。にもかかわらず、かっ込んで食べる演技。気になってしょうがない。「おい、飯入ってないぞ!」って、テレビに突っ込んじゃう。
 
 こんなことがない。向田作品には。



 このドラマでも、竹脇無我さんは入試失敗以来、エリートの兄貴に反発して羽田空港そばのオヤジさん1人でやってる小さな鉄工所の工員役。
 岸本加代子さん演じる妹と2人暮らし。ちょっと頼りなくて、なにを聞かれても、「どっちでもいい」としか答えない。自分の意思がないというか、じれったいのよ。そこに女は惚れちゃうの。

 「私がいないと、この人、大変」ってね(そうか、そういう手があったか・・・)。

 毎朝、ご飯に晩の残りをおかずにして食べる。テーブルじゃないよ。ちゃぶ台。飯の量は半端じゃない。だって、1日大変な労働なんだもの。

 見てると美味そうなんだよ、これが。「そうそう、そのくらい食うよ。朝から絶対。若いんだから。そうそう、上品に食べちゃダメだよ。時間がもったいないから、途中でご飯にぶっかけちゃう。肉じゃが、カレーだって少しくらい塊になってたって、あったかいご飯に乗っけりゃ溶けんだよ。ガァーッとかっこむんだ。新聞、畳に広げてみそ汁飲めよ」
 「おい、熱いよ、これ」なんて突っ込んだりして。完全に感情移入しちゃってるから、主人公と一緒になって飯、食ってる気持ち。実はこれ、密かな楽しみなのね。

 私、ドラマでいちばん好きなの、食べるシーンなのね。

食事シーンは大変だよ。
なにが?
「取り直し!」です。

 俳優は大食いチャンピオンじゃないもの。テイク3までいったら箸は動きません。とちったり、みなから嫌な顔されるから集中してやるわけ。いくらでも平気な顔して食べてたのは、加山雄三さんだけだって。

 天才は森繁久弥、森光子のもりもりコンビ。段取りがめちゃくちゃ良くて、ちょうどセリフをしゃべり終わると、お代わりができるようになってた。食べながらでもセリフをきちんとしゃべる技術。さすがプロ。

 さてさて、いまからちょうど25年前(40年前ね)のテレビドラマなのよ。TBSね。テーマはなにかね。
 お互いに気がかりなくせに、反目し合っている兄弟姉妹が、いろんな体験を通じて理解し合っていくという感じ?
 目の前にはいろんな幸福への選択があると思うんだよね。みな、そのベストの選択をしようと頑張ってるわけ。けど、それが実は「スカ」だったりする。ならば、あのとき、ワーストと思った選択をすれば良かったか? そんな度胸はない。その時その時にベスト・オブ・ベストの選択をしてもこうなるわけ。

 なぜかというと、そこにはいろんな関数が影響するから。人生は見晴らしのいい一本道じゃないからさ。直線だと思って走り出したら、いきなり穴に落ちたりね。

 主人公は竹脇無我。兄貴は山崎努さん。山崎努さんは出世するために上司の娘と結婚。恋人だった岸恵子さんを捨てる。兄の結婚式当日、ふらりと岸恵子さんが遊びに来た時、ひょんなことから2人は結ばれてしまう。以来、何年も会わずに別れる。
 竹脇無我は岸恵子さんの妹の中田喜子さんと結婚を誓う仲になるんだけど、中田喜子さんは女の勘で2人にはなにかあった、と疑心暗鬼。


 さて、どうなることやら。出演はほかに、笠智衆、藤田弓子、津川雅彦、小鹿番、七尾伶子、本間優二の皆さん。

 毎回、ドラマの冒頭に「幸福」という詩というか、小さなメッセージを読み上げます。

 素顔の幸福は
 しみもあれば、
 涙の痕もあります。
 思いがけない片隅に、
 不幸のなかに
 転がっています。
 屑ダイヤより小さい
 それに気がついて
 掌にすくい上げることの
 できる人を、
 幸福というのかも
 知れません。

 音楽はアン・マレー「辛い別れ」。これ、日本人は好きだと思うよ。ジャニス・イアンの「Will you dance?」とどっこい。ちょっと原文と訳(私がやっといた)を紹介しておきましょうか。いい曲なんだ、これ。原理原則研究会ではDVD放映して紹介したでしょ。

 I cried a tear
 You wiped it dry
 I was confused
 You cleared my mind
 私がこぼした涙
 拭いてくれたのはあなた
 なにもわからない私
 気づかせてくれたのもあなた

 I sold my soul
 You bought it back for me
 And held me up
 And gave me dignity
 私が捨てた魂
 あなたは拾って渡してくれた
 そして私を励まし
 大切なことに気づかせてくれた
 
 Somehow you needed me
 あなたが私を必要としたのはなぜ?

 You gave me strength
 To stand alone again
 To face the world
 Out on my own again
 私に強い力をくれた
 一人で立てる力を
 もう一度、1人で
 世の中と対峙するだけの力を

 And I can't believe it's you
 I can't believe it's true
 I needed you
 And you were there
 まさかあなたが
 とても信じられない
 私こそあなたが必要だったの
 だから、手を伸せば届くところにいてくれたのね

 You needed me
 You needed me
 私のことを必要としてくれた
 私を必要としてくれたのね

 とってもいい詩です。「幸福」ってさ、つかんだり勝ち取ったりするもんじゃなくて、平凡な時の流れの中で、時々、発見したり感じたりするもんじゃないのかなあ。せつないけどさ。だから探したくなる。そして、探せばすぐそこに見つかるものなんだ・・・あなたの幸せナビゲーター、中島孝志。

 くっだらねえこと書いてましたなあ。けどね、自己啓発セミナー100回参加するより山本周五郎の本1冊読んだほうがいいし、心がヘトヘトになったらビタミン剤100粒のむより1冊あるいは1本の向田作品だわな。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「私の生命の復活」(上橋 泉著・1,620円・如月出版)です。

カテゴリー:中島孝志のテレビっ子バンザイ!

2017年07月11日 (火)

めちゃ好っきゃねん! 出川哲朗さんとカレンちゃん!

 昨日の夕刻に連絡がありまして・・・Amazon主催「PrimeDayキャンペーン」でまたまた『あなたの仕事に革命を起こす! 「つたえることリスト」』ほかたくさん選出されたとのこと。昨日18時から本日23時59分まで限定特別セールをするそうです。




「ベストセラー!金融史部門1位!」とアマゾンが宣伝してくれてます。


 で、本日は東京原原のオーラスです。メンバーはご参集のこと。また今回だけはオープン講義なので「お試し参加希望者」もどんぞ。。。熱烈歓迎いたしやす。
 

 さてさて、なんつうか、この2人を見ると疲れが飛びますね。一家に1人欲しいくらいです。フィギュア買おうかなあ。。。

 天然の強さ。もはや人類最強では・・・。あと勝てるとしたらジミーちゃんしかいないっしょ。そうそう、ジミー大西さんも大好きなんす。

 おバカ? いえいえ、天才です。てわけで、この2人の番組はすべて録画。


自然体は無敵だよなあ。けど、自然体て? 才能なんだろなあ。


 テッちゃんはあまりにも知識(常識)がないので勉強しなくちゃと言ってますけど、勉強しちゃいかんのよ。持ち味がなくなりますもん。お勉強で食べてくキャラはほかのタレントに任せ、ひたすら自分の「持ち味=売り」を尖らせることだよね。

 子どもが自然と寄ってくる。人懐っこいキャラは凄いよ。参院議員にしたい政党は多いと思うな。やったらいいのよ。
 
 あと、この人が登場したとたんテレビを消すこともあります。

 さすが、売れっ子の有吉さん。彼も彼女が大嫌いみたい。有吉さんて、テッちゃんとカレンちゃん大好きなのよね。あと、井森さんね。みな自然体でしょ。だから彼はよく使ってますねえ。
 彼が嫌いなのはうざいヤツ。でしゃばり、しったか、場に合わせるカメレオン。タレントとしては使いやすいけど、人工だからつまんない。事務所が強いから露出は凄いけど、彼のメイン番組ではけっして見ません。ほかの番組でたまたま一緒になったら離れてるの。

 よくわかってるなあ。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「パーマネント神喜劇」(万城目学著・1,404円・新潮社)です。 

カテゴリー:中島孝志のテレビっ子バンザイ!

2017年07月05日 (水)

「さよなら、李香蘭」

 北朝鮮が世界に向けて、「みなさん、今日は注目してね。重大なことじゃけん」。。。なにかってえとICBMの打ち上げだと。もし藤井四段が連勝してたら、日本のメディアはスルーしてたかもしれんわな。

 それにしても、わざわざ知らせますかね。普通、秘密でしょ。軍事機密なんやから。いちいち知らせる。完成してないんだからいわば中間報告でしょ。「もうすぐじゃけん」「忘れとったらあかんよ」てね。

 で、これ以上の暴挙を押さえるはずの中国は? トランプに最高の友人扱いされたけど、そもそも、中国が北を止められるわけがないのよ。だって止めないからアメリカは中国に譲歩してくれるわけだからさ。北のミサイル問題が解決したら、為替操作、マネロン、ダンピング、東南それぞれのシナ海、台湾、人権などなど、中国の問題にトランプはいちゃもんつけますから。わかってるからサボってるわけ。

 仏の顔も三度。週末、いよいよプーチンと会談でしょ。北より中国を的にかけた話し合いね。オバマ、ヒラリーと違うのがここ。ネオコンと中国ロビーはトランプ潰し、プーチン潰し、安倍潰しをしたいけど、すでにお話してるように6月9日にロシアゲートは終わり。金融株は高騰、金価格は下落。日本のメディアはじり貧野党と一緒になって「加計・森友」を騒ぎ立ててますけど、北は着々とミサイル開発にいそしんでるわけでね。。。平和ボケもいい加減にしてもらいたいわな。ま、それでも南朝鮮の大統領よりはマシだわな。

 太平の眠りが覚めぬ ムンジェイン ソウル火の海 それでも和平

 半島がフラフラしてるから、自国の安全のために対清戦争、対ロ戦争に出ざるをえなかったのが維新政府でね。このままでは南は北に呑み込まれます。ま、南の大統領はそれが望みかもしれんけど。いつも粋な帽子かぶっる知事さんと同じ。

 それと、これ、内緒にしとくつもりだったんだけど。。。前回「4発のミサイル撃った」つうけど、着弾想定カ所で操業してた漁民はだれ1人として見てないのよ。ホントに撃ったん? 加工した動画を放送で流したんちゃうん? で、米中は知ってる、つうカラクリちゃうの? メディアが使ってるデータにしてもすべて北の発表データやんけ。まあ、よう知らんけだとーー。
 

 さて、日本が英米蘭相手に戦争に突き進もうとする中、1人の満洲娘に日本中があれほど夢中になったのはいったいどういうことだったんでしょう?

 イー・シャンラン。なんと美しい響きでしょうか。蘭は満洲の花。季節を迎えていま香りが匂っている、というイメージが湧いてきます。
 リコーラン・・・こういったほうがわかりやすい。記憶に残ってる人もいるかもしれません。



♪髪に飾ろか 接吻しよか
 君が手折りし 桃の花
 涙ぐむよな おぼろの月に
 鐘が鳴ります 寒山寺♪
 
 李香蘭=山口淑子。数年前に亡くなられましたが、その数奇な人生はそのまま映画になる人でした。戦争に振り回された半生。後半は参議院議員として活躍されました。

 満洲に炭坑の町憮順があります。奉天生まれの憮順育ち。正真正銘の日本人ですが、父親は満鉄勤務。北京語ぺらぺら。声楽をやり、美貌で中国語と日本語に堪能だった。

 これが正真正銘の「日本人」でありながら、五族共和のためと説得され「満洲人」として映画に出演、ヒット曲連発。敗戦で一転。どちらからも恨まれる存在になってしまい、「処刑」寸前で命拾いという人生を歩んだわけです。

 満洲名の李香蘭の名付け親は李際春。親日派満州軍閥の元将軍にして、当時は瀋陽銀行総裁。戦後は「漢奸」として処刑された人物です。やはり処刑された男装の麗人川島芳子とも親しく付き合っていたようです。

 北京のミッションスクールでは民族としてのアイデンティティを思い知らされます。「抗日運動」に参加するクラスメートたちとは一線を隔さざるをえませんでした。

 「日本軍が北京を攻めてきたらどうする?」
 「国民軍に参加する」「共産軍に参加する」と言えない。
 「私は北京の城壁に上がるしかできません」

 日本軍の銃弾か、反撃する中国軍の銃弾か、どちらかに撃たれて死ぬことが自分にはふさわしい・・・日本人であることを強烈に意識させる大事件でした。

 李香蘭が所属する満洲映画は男優45名女優35名。唯一の日本人が淑子でした。


昔の女優は美人でした。『さよなら、李香蘭』(フジ)では沢口靖子さん、『李香蘭』(テレ東)では上戸彩さん。

 前者はYOUTUBEで。横澤彪さんが製作してたとは知りませんでした。たぶんその頃、主宰する勉強会にゲストできてもらったんだよなあ。もち無料。「遊びに行くよ」と笑顔でね。
 後者はDVDが出てますが、彼女の恋愛について誠実に描いてますね。

♪あわれ春風に 嘆くうぐいすよ
 月に切なくも 匂う夜来香 この香りよ♪

 『白蘭の歌』『支那の夜』『熱砂の誓ひ』 はいずれも長谷川一夫との共演で大ヒットします。『支那の夜』は歌も大ヒットしましたけど、日本人の男に殴られて逆に愛してしまう中国娘という役。
 日本人には溜飲が下がるでしょうけど、後日、記者から、どうしてあんな映画に出演したのか、と問いつめられてしまいます(ドラマでは裁判官から問いつめられていましたけど)。

 もちろん満鉄の子会社ですから、完全に国策映画なんですけどね。長谷川一夫は日本代表、李香蘭は満洲・中国代表というわけです。

 『萬世流芳』は中国で大ヒットしました。アヘン戦争100周年記念で制作されただけあり、主人公は林則徐です。彼のことは未来永遠芳しく伝えられる、という意味です。淑子はアヘン窟でアヘンのかわりに飴を舐めなさい、と歌って回る娘役です。この歌も大ヒットします。

 淑子は満映を退社した後も上海に住んでいました。しかし戦局は日本に不利になるばかり。映画はもう作れない。そこで歌謡ショーをしようという話が持ち上がります。制作は川喜多長政。音楽は野口久光。演奏は上海交響楽団。指揮は服部良一。

 そこで歌ったのがあの「♪夜来香」です。完全にジャズにアレンジされていました。♪上海バンスキングですよ。

 1945年8月15日。淑子は漢奸として逮捕され裁判。容疑は「中国人でありながら日本に加担した罪」です。新聞には「上海競馬場で処刑される」と出ていました。

 裁判でモノを言ったのは「戸籍謄本」です。北京にいる両親が内密に届けてくれたのです。

 しかし、命を取られるかも知れない、という時に、国民党政府から共産党のスパイをするならすべての罪を赦し、財産も与えよう、という条件を出された時に「拒絶する勇気」に驚きますね。

 はじめて祖国の地を踏んだ時、「一等国民の大日本帝国臣民のくせに三等国民の服など着てなにを考えてるんだ!」と下関の税関で怒鳴られた仕打ちを受けましたが、引き揚げ船に乗ると、途中から音楽が「♪夜来香」に換わります。

 さよなら、私の満洲。
 さよなら、私の中国。
 さよなら、李香蘭。

 日中国交回復で田中角栄訪中の時、北京からレポートしたのは参議院議員となっていた山口淑子でした。

♪なにも見えない なにも
 ずっと泣いてた
 だけど悲しいんじゃない
 温かいあなたに
 触れたのが嬉しくて♪

 う〜ん。。。いったい何人分の人生をおくったのか・・・波瀾万丈。凛とした日本人女性でしたね。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学」(中野剛志著・864円・講談社)です。 

中島孝志の読む!通勤快読 宅配便




ご案内

東京原理原則研究会

大阪原理原則研究会

名古屋原理原則研究会

博多原理原則研究会

新潟原理原則研究会

出雲原理原則研究会

札幌原理原則研究会

松下幸之助 経営研究会

スピリチュアル研究会
濡れ手で粟!中島孝志のビジネス研究会


最小コストで最大効果!宣伝効果抜群!!らくらく業績アップ!企画の相談から出版が実現するまで中島孝志が責任をもってプロデュースします。


『完全決定版!最短距離で作家になる方法』

最近の投稿

必見!「昭和元禄落語心中」は今夜が最終回です。
[2018年12月14日]
[中島孝志のテレビっ子バンザイ!]

中島、ソフトバンク、上場するってよ。
[2018年12月13日]
[中島孝志のとってもいい加減な市場観測日記]

博多原原の新メンバーを熱烈募集します。
[2018年12月12日]
[中島孝志の原理原則研究会]

プロフィール

中島孝志(なかじまたかし)
■東京生まれ。早大政経学部政治学科、南カルフォルニア大学大学院修了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家 (ペンネームは別) 、出版プロデューサー、大学・ビジネススクール講師等ビンボー暇無し。
■ビジネスパースンのアフター5勉強会の先駈け「キーマンネットワーク」を26歳から主宰。ただいま全国で開催している勉強会は
「原理原則研究会in東京」
「原理原則研究会in大阪」
「原理原則研究会in博多」
「原理原則研究会in名古屋」
「原理原則研究会in神の国出雲」
「原理原則研究会in新潟」
「原理原則研究会in札幌」
「松下幸之助経営研究会」
「中島孝志のスピリチュアル研究会」
「日曜読書倶楽部」
「濡れ手で粟!中島孝志のビジネス研究会」
「黄金の卵を産む!ぴよこちゃん倶楽部」

■講演・セミナーは銀行、メーカー、外資系企業等で大人気。全国紙をはじめ専門誌、永田町メディア、金融経済有料サイト、大手企業広報誌から宗教団体機関誌などの連載を20年以上続ける。
■著訳書は480冊(電子書籍100冊含む)。大臣や経済団体トップなど政財界をはじめとした要人プロデュース延べ500人超。読書は年間3000冊ペース。落語と宝塚歌劇、大衆演劇、そしてシャンソンの熱烈なファン。
■日本青年会議所の「TOYP(人間力)大賞」を87年から3年連続受賞の快挙(横浜JC推挙)。
■短期間で5日でハイリターンを狙う!投資メルマガ「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」配信。
■音声&テキストで平日毎日配信!ビジネスで使えるインテリジェンス情報サイト「中島孝志の 聴く!通勤快読」と年3000冊読書王「中島孝志の 読む&見る!通勤快読」メルマガが超人気!

中島孝志の最新刊!(買うてや。頼んまっせ!)


仕事と人生の「ロス」がなくなる! 「ミスよけ=失敗を予防するちょっとした仕組み」を全160個紹介!

2018年、「戦争」の時代が始まる! 暴落と背中合わせで進む株高。いまベストの投資はこれだ! トランプTPP復帰も予測!

イタリア国債急騰。イタリアの政変なんていつものこと。真因はドイツにあります。2年遅れでいよいよ表面化!? もう逃げられんわな。

残業ゼロで圧倒的成果を上げる人、的確な予測で精度の高い意思決定をする人はみな「数字力」を武器にしています。“アバウト仕事”を徹底改善する数字の「読み方」「使い方」を多数紹介!

トランプ弾劾危機が世界恐慌のきっかけ? いいえ、ユダヤ左派最後のあがき。北朝鮮を挑発してるのはトランプ。その時、日本経済は? メディアが絶対伝えられないコンテンツばかり。

15年前のベストセラーを全面改訂。事例はすべて新ネタ。トランプとイヴァンカのことまで書いてます。読んでねーーー。

「断る」「見切る」「諦める」……実はこれで成果が確実に上がる48のルール。

ギリシャ危機とチャイナショック、アメリカの利上げで世界は大混乱。一方、日本政府は「マイナンバー制度」をいよいよ導入。いよいよ国民資産の収奪計画が始動した?

あっという間に6刷です!今度、文庫になりま〜す。

17刷20万部突破。NHK「テストの花道」で紹介されました。

10刷10万部突破。

3刷出来!

10刷出来!

作家になりたい人必見DVDです!