カテゴリー:中島孝志の落語・演劇・タカラヅカ万歳!

2018年09月24日 (月)

宝塚星組ミュージカル『Thunderbolt Fantasy東離劍遊紀』&ショー『KillerRouge星秀☆煌紅』

 久しぶりの星組。「戻ってきたなあ」という、故郷のような感じがします。

 ところが、コンテンツは異次元武侠ミュージカルと来た。うーん、『Thunderbolt Fantasy東離劍遊紀』?

 謎多き主人公をはじめ、個性豊かな登場人物の面々。オリエンタル色の強い異世界が舞台。駆け引きや戦いを繰り広げる武侠ファンタジーなのね。

 16年TV放映、17年12月に新作が劇場上映。18年にはTVシリーズ第シーズン開始。つまり、人気シリーズなわけ。

 第3回なのね。宝塚歌劇台湾公演には台湾だけでなくアジア全部で大人気の話題作をもってくみたい。



 で、『Killer Rouge星秀☆煌紅』は3回目かな。RAKUGO MUSICAL『ANOTHER WORLD』のショーでもありましたよね。このコンテンツ好きなんでCD買いたいな。そうそう、西城秀樹さんの大ヒット曲『情熱の嵐』カットしたのはどしてだろ? トークが長いんで時間の都合かしらん。

 礼真琴さん巧し。95期首席だけのことはありまんな。『アテルイ』は良かったね。ご本人もサイコーに気に入ってる演目らしいよ。

 それにしても、花組『天草四郎』はいいね。ショーも。


次回花組シアター・ドラマシティ公演は『蘭陵王—美しすぎる武将』。

 6世紀中国に実在した武将。類い稀な美しさで名を残してます。その美貌ゆえ兵士たちの士気が下がることを恐れ、戦場では仮面を付けて戦ったという伝説まであるほど、美しい。ま、京劇では定番ですわな。

 専科から凪七瑠海さんを迎えて上演。歌もダンスもキレキレッのカチャさんに期待。「♪花夢幻」とってもよかったなあ。今回は東儀秀樹さんがフィナーレを提供してるらしいよ。

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2018年09月22日 (土)

宝塚花組ミュージカル『MESSIAH(メサイア)異聞・天草四郎』&ショー『BEAUTIFUL GARDEN百花繚乱』

 忘れないうちに・・・今日は「ぴよこちゃん倶楽部」「中島孝志の銘柄研究会」です。メンバーはご参集のこと。

 さて、毎度毎度の宝塚です。花組、なんと天草四郎です、明日海りおさん。

 江戸時代初期、幕府の禁教令発布後も天草では数多くのキリシタンが隠れ住んでました。
 そこに1人の男が流れ着きます。過去を語ろうとしない男はキリシタン大名小西行長の遺臣に拾われて四郎と名づけられます。で、1人の娘と出会い、キリシタンの教えを知ります。

 ここからはお決まりの弾圧と過酷な年貢の取り立てでキリシタンたちは限界。で、人々のために立ち上がる・・・という筋建て。

 「島原の乱」ですね。


 
 なんというか、「隠れキリシタン」という言葉がありますが、最近は「潜伏キリシタン」という学者もおりましてね。どういうことかというと、「隠れキリシタン」つうのは呪術とか島原、天草土着の風土が根っこにある、ととらえているようですな。つまり、潜伏キリシタンは隠れキリシタンとはちゃうねん、というエリート意識が潜在的に漂ってますな。

 けど、いまの宗教観で当時の民衆たちを類推したら大間違いでしょうね。
 


 天草四郎といえば、美輪明宏さんが輪廻転生の生まれ変わりと自称してたような気がしますね。

 かなりいい出来だと思いますね。ショーも花組らしく花がテーマで華やかかつゴージャス。これはヅカファンにはたまらんでしょうな。れいさん、ダンスキレキレッ。

 それにしても、今後の演じ物ですけど、月組『エリザベート』でしょ。雪組は『ファントム』。で、大好きな星組は『霧深きエルベのほとり』。あーちゃんはテレビや映画に転身してもいけると思うけど。で、またまた花組は『CASANOVA』でやんすよ。
 凄いラインナップだよね。

 

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2018年09月10日 (月)

喬太郎さん、博品館劇場で芝居(ハンバーグができるまで)やんだってさ。来年だけど。。。

 そういうわけで、落語とコントのイベントに行ってまいりました。

 柳家喬太郎さんが出るんでね。白鳥、喬太郎はなによりの好物ですから。


「寄席て上げて」(三越劇場)
 
 以前、「スプリング、ハズ、カム The Stage」(2017年10月・浅草九劇)つう芝居に客演したときの役者グループが主催したイベント。

 浅草九劇からいきなり三越劇場ですよ。ドサまわりが檜舞台で芝居するよなもんですな。で、来年は博品館とはねえ。。。



 この役者グループ。コントもやんだけど、なかなかおもしろい。センスあんだろな。芝居ってコメディも多いからね。


「ハンバーグができるまで」(博品館劇場)


 楽しみです。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「痺れる」(沼田まほかる著・617円・光文社)です。

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2018年09月09日 (日)

日航便ドタキャンで乗った全日空便では「桂歌丸特集」やってたぁ。

 そういうわけで、「日航0740福岡発羽田空港行き」が「機体無し」で飛ばない、とめるが入ったのは、博多原原の講義中。
 
 東京に出張するメンバーは「日航0700福岡発羽田空港行き」とノープロブレム。

 ホテルに戻って調べると、日航は午後5時まで満席。まいったなあ。いよいよ新幹線が現実味を帯びてきました。

 そうだ、全日空も会員だったな。一応、チェックしてみるか・・・ボナンザ!

 空いとるやないけ。「午前7時発」のプレミアムシートをゲットしちゃった。

 全日空は久しぶりです。ええと、今日のオーディオコンテンツはなんじゃらほい。


 
 へええ。「桂歌丸特集」なの? 嬉しいなあ。「壺算」と「城木屋」の2つを堪能しました。
 で、このプログラムの案内役が講談会界の大御所「神田紅師匠」ときたもんだ。わが東京原原に第18期から参加してる「神田紅佳さん」は紅師匠の一番弟子でありんす。自己紹介タイムで少し講談を演って頂きましたが、さすが。みなさん、講談をぜひ見に行きましょう。

 いま売れっ子の神田松之丞さんですけど、ほんの2年前には新宿西口のしょぼい「レコード屋」でやってたんだよ。

 おもろかったのー。



 参考までに往路日航便では「寒空はだかさん」が登場してたもんなあ。ま、いつものネタで笑わせて頂きました。

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2018年08月30日 (木)

日穏公演「星の砂」(下北沢・劇「小劇場)

 忘れないうちに・・・次回「銘柄研(9月22日)」で紹介するにはタイミングを少々逸してしまうかもしれないんで、本日午前3時に「添付データ」をメーリングリストで流しました。「ぴよこちゃん倶楽部」のメンバー全員に流しました。

 トランプの選挙状況次第ですが、10月は相場にとって「ネガティブサプライズ」がいつ発生してもおかしくありません。投資はタイミングと自己責任。んなもんで、添付データを研究してください。講義ではチャートをすべて比較解説できるんすけどね。しょうがない。

 もしかすると、来月の大阪原原の翌日(9月14日・金)、大阪で「中島孝志の緊急銘柄研究会」を開催するかもしれません。その時はオープン講演会にしようかな、と思います。


 「暑い暑い暑い」と舞台で役者は言うけど、あいにく今日はそんな暑くない。

 原原幹事のマサさんが演出家とお友達だとかで、初めて拝見。

 本多劇場とかスズナリにはよく来てるんで、この劇場は知ってます。入るのは初めて。こじんまりとしていて観客と演者が近い近い。

 とんでもなく近い。

 へえ、2階はラーメン屋なんだ、冷やし中華もあるな、と本気で思ったほど。これ舞台だったのよね。


9月2日まで。下北沢の「劇」小劇場。予約したほうがいいよ。


 時代は昭和44年。つうことは、東大入試中止になった年ね。
 この年に一橋、京大、東工大に合格した学生さんはかなり優秀だったと思う。パスして1浪覚悟で東大に入るのはしんどかったと思うなあ。いまみたいに少子化で東大もゆるゆるで入れる時代じゃなかったからね。

 東京オリンピックの5年後。証券不況のあとで景気が戻ってきた頃。

 そんな年のラーメン屋。公害で蛍が激減。で、蛍橋商店街は祭もできるかどうかの瀬戸際。ラーメン屋の2階は貸し部屋。キャバ嬢も住んでるけど、そこに蛍の専門家が住むようになります。

 オタクの典型。どもりで子どもの頃からバカにされてた。味方になってくれのはいつも春ちゃんだけ。その春ちゃんも消えた。

 総勢9人による100分の芝居。うーん。なんというか、戦後日本がオリンピックま5年後で世界に認められるようになった。日本人も自信をもって世界に飛び出ようとしてた。

 翌年は大阪万博だもん。「月の石」だよね。並んだなあ。。。

 音楽もそうだし。

♪空に星があるように。。。

 「3丁目の夕日」じゃなくて「ラーメン屋の月」「蛍の光」。

 東京では蛍も見えなくなりました。古い人には懐かしく、若い人にはDNAのどこかで共振するような芝居かな。

 なにが驚いたって、「満席」に素直に驚きました。こういう芝居をたくさの人が喜んで見ていることに驚き。日本人は健全だなあ。
 う〜ん、私、B作さんの芝居、苦手なんすよ。ほのぼのしてるの。どことなく欽ちゃん風でね。けど、いつも満席なのよね。

 どこにでもあって、だれもが経験してて、そうそう、普通の人しか出てこない、この芝居もそう。オヤジは栃木弁丸出しだし。

 けどけど、ほんわかあったかい芝居です。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「泣くのはいやだ、笑っちゃおう 「ひょうたん島」航海記 前編」(武井博著・1,944円・アルテスパブリッシング)です。

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2018年08月25日 (土)

宝塚雪組「凱旋門 エリッヒ・マリア・レマルクの小説による」「「Gato Bonito!美しい猫のような男」 

 う〜ん、似てる。雪組トップスターの望海風斗さんと、理事の轟悠さん。

 いかした男の立ち居振る舞いを学びたいなら宝塚歌劇を見ればいい、とつくづく思うね。けど、「こんなことやんないよー」というシーンも少なくありません。男としては、ちょっと気恥ずかしくなっちゃうからね。

 できません。男ができないことをやっちゃうのが宝塚。で、そこに世のマドモワゼル&マダムが惹かれる、というわけですな。

 じゃ、やってみよっかな。いや、無理無理無理。

 第2次大戦直前のパリ。ラヴィックはナチスドイツから逃げてきたヤミ医者。やぶ医者じゃありませんよ。名医なんです。

 けど、ここでは資格がないからたんなる「デラシネ」。
 でも、腕を買われて活躍つうか暗躍。で、酒をあおる毎日。デラシネの宿命ですよ。これは。


イングリッド・バーグマンとシャルル・ボワイエの映画でも有名ね。

 ある晩、セーヌに身投げしようかという女ジョアンを助けます。女優であり歌手。
 
 バーでカルバドスを飲ませてやる。以来、女はこの酒を忘れなくなります。

 カルバドス。呑んだことある?

 ま、あとはおきまりの通りっす、2人は愛し合うわけ。

 でも、ジョアンは不治の病なんすよ。で、ラヴィックは不法入国で、ユダヤ人と一緒に収容所送り、となります。

 ここは映画と筋が違うけどね。そうそう、バーで遭遇したナチスの男と仲良くなり、プローニュの森に誘い出して殺す、なんてのも少し違うのよ。



 さあ、2人の運命はどう転がっていくんでしょうか。すべてを知っているのは凱旋門。。。ナポレオン・ボナパルトがパリに作らせたエトワール凱旋門ね。

 そうか、手塚治虫の「ブラックジャック」はこの作品にインスパイアされたんじゃないかなあ。やっぱ「カサブランカ」を連想してしまうわな。

 宝塚初演も轟悠さん。文化庁芸術祭賞演劇部門優秀賞を受賞した傑作ですな。

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2018年07月08日 (日)

宝塚月組「雨に唄えば」はやっぱサイコーっす。。。

 宝塚歌劇・月組公演は『雨に唄えば』。

 もち、トップの珠城りょうさん、2番手の美弥るりちゃんはいつもいつもサイコーっす。
 けど、リナ役に抜擢された輝月ゆうまさん。主役を喰う絶品の演技でやんした。

 元もとは男役。が、女優役に挑戦。ま、後半のショーっぽいシーンで男役として登場するけど、ラストとカーテンコールではまたまた女役へ。





 この演し物。宝塚としては10年ぶり3回目。私ゃブロードウェイでも2回見たけど、今回の月組版はシナリオがよーーくできてるわな。

 サイコーの出来ちゃうか。月組を代表する演し物になると思う。見ないと損なんだけどねー。

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2018年06月24日 (日)

宝塚宙組・星組立て続けで超満喫。

 宝塚宙組。舞台は立て続けに2回目みちゃいました。
 何回見てもええんだわ。なにが? ショーがサイコーなんです。

 宙組トップスターは真風凉帆さん。



 すっかりトップさんの風格です。星組時代から注目してたけど。

 で、これまた新人時代から注目してた2番手スターの芹香斗亜さん。お父上はプロ野球選手なのよ。『ダンディズム』がめちゃカッコいいんだわ。



 南佳孝さんの曲『PARADISO』をアレンジ。けっして男は演じない「キザな仕草」が決まってます。うーん、痺れますな。そうか、こういう仕草なのね。勉強になりますぅ。

 これ最初に見たのは真矢みきちゃん。花組トップスター時代、それはそれはいかした男役でした。いまでもYouTubeで見られるからぜひぜひチェックよろしく。女優、朝番組のキャスターとは段違いのイカした男役、ご覧あれ。。。


4人で写ってる写真。向かって左の男役だれだかわかる?
「95年花組 真矢みきさんのダンディズム」。

 さて、こちらは大好きな星組です。まあ、専科も含めてぜーんぶ好きなんだけど。
 初日に行ってまいりました。宝塚星組『落語ミュージカル アナザーワールド』とショー『キラールージュ』でやんす。



 あれれ、これってもしかして・・・桂米朝の十八番『地獄八景 亡者戯』じゃないの? 本歌取りですな。

 面白いに決まってます。しかも演じるのは宝塚随一のコメディエンヌ紅ゆずるさんですよ。バッチシっす。

 ショーでは先頃亡くなられた西城秀樹さんの『激しい恋』を宝塚バージョンで歌い上げました。演出家、急にこれ入れたとおもいな。サイコーでした。どちらも完成度たかし。紅さんの十八番になりそうですな。

 ところで、生前、西城さんと遭遇したことがあります。新横浜のビルのエレベーター。奥様と一緒でしたけど、話しかけると明るくて気さくにレス。おしゃべりですね。脳溢血のリハビリで回復されてた時ですけど、180センチの長身には思えなかったなあ。

 西城さんのレコは「激しい恋」だけ持ってました。ついでにいうと、郷ひろみさんは「よろしく哀愁」、五郎さんは「私鉄沿線」。百恵ちゃんは「冬の色」。淳子は「リップスティック」。。。これだけ。ほかは買わない。

 西城さんは歌手つうより役者として見てました。大好きな向田邦子さんのドラマ(『寺内貫太郎一家』)によく出演されてましたからね。

 ご冥福をお祈りします。

 さーーて、次は雪組『凱旋門』『Gato Bonito!!』です。望海風斗さんと理事の轟悠さんご登場です。
 ドイツからパリに亡命した外科医ラヴィックは友人ボリスに助けられながら仇敵を捜す、という失意の日々。ようやく見つけた希望。それはジョアンとの恋。
 運命に翻弄されながらも懸命に生きる姿。シャンソンをモチーフにした音楽を絡めて描き上げた作品です。文化庁芸術祭賞演劇部門優秀賞を受賞した作品です。絶賛の傑作ミュージカル再演ですんや。



 けっして後悔しない。
 私の人生だもの。
 だれもがバカだと非難する。
 でも貴方が好き。
 この恋は私のもの。
 私の人生そのもの。
 だからけっして後悔しない。

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2018年03月29日 (木)

「江戸は燃えているか」

 ドル建て日経先物もいい調子のようですし、大幅円安を受けて今日の前場は上げ上げではないかしらん。中朝ほんわかムード演出が功を奏したんすかね。

 トランプ主導で進む芝居を見て、習近平は我慢できずに金正恩を呼び出したんでしょうな。金正恩もこの時を待ってた・・・国際政治はこう打てばああ打つ。将棋かテニスや卓球のラリーを見てるようでおもろいですな。次の手は、プーチンとの面談でしょうな。
 で、「安倍首相だけ蚊帳の外!」とメディアは叫んでますけど、安倍さんの役は強気強気でアツをかけ続ける「ヒール役」なのよ。安倍さんまでほんわか路線に乗ったら芝居は面白くないわな。

 脚本はトランプです。あっと驚くどんでん返しがあると思うよ。


 てわけで、「江戸無血開城」をめぐるドタバタ劇です。三谷幸喜さん大好きなんすよね。ドタバタ。ハリウッドのドタバタが大好き、とエッセイにもよく書いてますし、「オケピ」もオーケストラをめぐるドタバタですわな。

 「次はこの人のこんなシーンが見たいというところから始まります。『ギャラクシー街道』だと香取慎吾さんの宇宙物が見たいという気持ちが最初の出発点でした。『ステキな金縛り』は深津絵里さんの上に幽霊の西田敏行さんが馬乗りになっている画が、その前の『ザ・マジックアワー』は佐藤浩市さんが窓の外をトランポリンで上下運動しているという画が浮かんで。そこから話を考えていきましたね。だからまずは俳優さんありきなんです。」とインタでも答えてますね。

 私? 大嫌いです。

 欽ちゃんは大好き。けど、あの芸はデビュー当時から嫌い。笑ったことないもん。くさくてね。浅草の軽演劇。1度見て、ああ、合わないな、と気づきました。ゲラゲラよりニンマリが好きなんすよ。せいぜいクククッ。

 ですんで、この芝居はまーーたく期待してませんでした。まあ、宝塚星組を卒業した妃海風(ひなみ・ふう)さんの初舞台つうんで、それだけを楽しみにしてたわけ。


座頭は中村獅童さん。総勢12名。TOKIOの松岡昌宏さん熱演っす。

 話はてえと、西郷隆盛と勝海舟の談判を舞台に繰り広げられるドタバタ。短気で喧嘩っ早い海舟では西郷との交渉ごとはうまくいかない、江戸は火の海になる、と心配する人々を前にして、ニセ海舟が西郷と談判しよう、ということになります。

 で、いつの日か、海舟が西郷と遭遇した時、話が食い違ってたら一大事。そこで、今度はニセ西郷を用意して海舟に談判・・・ということになるんですけど。

 いちばん驚いたのは西郷と相撲取りのでくの坊の二役をやった藤本隆宏さん。

 この人、元もとは競泳選手。学生時代もそうですよ。ソウル・オリンピックでは最年少出場。バルセロナ・オリンピックでは400メートル個人メドレー日本人初ファイナリストでしょ。

 そっから劇団四季でミュージカルやるんすからね。ミュージカルなんて、水泳留学した23歳で観た『レ・ミゼラブル』がお初でしょ。ここから舞台俳優を志すなんてのは普通ありえんわなあ。

 スポーツがダメなんでタレント、てのはよくあるパターンすよ。けど、劇団四季はありえない。入れた方も入れた方ですけど。「伸びしろ」によく気づいたと思うね。

 NHKドラマでよく拝見しますけどいい役者ですよ。『男たちの大和』にも出てたんすね。『坂の上の雲(NHK)』では海軍中佐広瀬武夫の役。ドンピシャですけど、でくの坊、あまりの巧さに爆笑。

 コメディのキモは「意外性」なんだよなあ。


新橋演舞場。5月の演目は『蘭〜緒方洪庵 浪華の事件帳〜18年5月16日(水)〜20日(日)』です。藤山扇治郎さんを主役に、ゲストは北翔海莉さん(風ちゃんの相手役。星組元男役トップスター)。ほかに石倉三郎さん、久本雅美さんなどなど。


歌舞伎座では『西郷と勝』ですよ。

 NHKの『西郷どん』面白いね。けど、地元じゃだれも「せごどん」なんて言わないよ。司馬遼さんの聞き間違い。あの人、耳よくないから。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「結局、勝ち続けるアメリカ経済 一人負けする中国経済 前編」(武者隆司著・907円・講談社)です。 

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2018年03月21日 (水)

花組「ポーの一族」

 生まれ生まれ生まれ生まれて、生のはじめに暗く、死に死に死んで、死の終わりに冥し。。。

 ご存じ、空海の『秘蔵宝鑰』冒頭部ですね。あまりにも有名ですが、解釈がなんとも難しい。
 敬愛する吉川政瑛さん(名古屋・宝蔵院住職)は「生きているときは生きることに絶対的な覚悟をもって集中せよ。死後のことなど憂慮するな。そんな暇があれば、どう生きれば自分らしいか、を考えて行動せよ」と、手塚治虫、ジョージ秋山さんとのコラボ本を何冊も著して説いていらっしゃいます。

 この言葉。なんとも味わいがありまして、ということは、時々刻々と色が変わる。こちらの思いで何色にも変化する万華鏡のようでもありまして。

 胡蝶の夢。一炊の夢。邯鄲の夢。生のはじめと死の終わりは前後裁断ではっきり別次元のもの・・・と思い込んでいますが、はたして、これが正しいかどうかはわかりません。1人の人間における出生と死は影も形も異なりますからね。

 けど、それは「目に見える世界での話」。「目に見えない世界」となるとわからんわけです。生と死はもしかすると繋がっているかもしれない。ステージが変われば別ステージの住人にはわかりません。周波数が違えば受信できないのと同じ。

 人にできること、できないこと。できることは生と死の間のあれこれのみ。できないことも生と死の間のあれこれのみ。ただ、この生と死の間とはコインの裏表。ポジとネガ。陰と陽。あるいは「メビウスの輪」のようなもの。「死の終わり」から「生のはじめ」の間はリニアの世界とは限りません。

 16年前、まだホームページの時代に「ぼくらのトニオちゃん」という本を通勤快読で紹介してます。

 「どっかにいいバイトないかなぁ」とスネ郎とジャイ太が悩んでいます。すると、トニオちゃんがこう言うんです。
 「いいかどうかわからないけど、一瞬で100万円稼げるバイトがあるよ」
 仕事は簡単。ちょっと一瞬ボタンを押すだけ。でもボタンを押した瞬間ワープして5億年もの間、「ただひたすら生きてろ」というバイト。
 この間、寝られません。人と会話もできない。周囲は真っ暗闇。何もない空間。そこで5億年ひたすら呼吸をして生きる。死ぬこともできませんよ。
 5億年経った瞬間、またまたワープして元の場所に戻れるんです。そしてそれまでの記憶はすべて消去。ということは、本人にしてみれば、「ボタンを押したあの瞬間に戻っただけ」という感覚ですね。

 繰り返します。5億年間なーんにもしないで1人でずうううっと生きている。終わった瞬間、記憶はリセット。で、目の前には100万円。

 こんなバイトやりますか?

 ジャイ太はやるんです。そして、それを見ていた2人は「どうだった?」と聞きます。もちろん記憶はありませんから<「ただボタン押しただけだよ。こんなんで100万円くれるの?」と喜んでる。
 で、もう1回チャレンジしちゃう。そして、100万円を手に入れます。

 スネ郎は「オレにもやらせてくれ!」とボタンを押してしまうんですね。するとワープして別世界に飛んでしまいます。気づくと、そこは5億年の世界。ここでとことん生きるわけですが、さすがに手持ちぶさたでね、最初は1人ジャンケンなんかするわけ。どうやるって右手と左手で勝負するだけ。
 こんなことはすぐ飽きちゃう。で、今度は妄想の世界に耽る。これも40年で飽きちゃった。よく40年もできたよね。でね、まだ先は長い長い長い。

 もう何もする気が無くなります。100年過ぎます。あと499999900年もあります。もう考えることすらしなくなります。最後の最後は悟りきっちゃう。
 5億年後によみがえると記憶は消去されてまして、目の前には100万円の束。

 それを見た瞬間ガンガン押しちゃう。トータル5億年、往復16コースの死のない世界への旅。

 行きたいですか?



 1880年ごろ、海辺の街にポーツネル男爵一家。ロンドンから来たことは街で評判。夫妻とエドガーとメリーベル兄妹は田舎町には似つかわしくない気品。
 その美しさは魔性のなせるわざ。実は、彼らは人の生血を吸うバンパネラ「ポーの一族」。獲物を探して狩りに来たのです。

 1972年「別冊少女コミック」に発表以来、大ヒット。萩尾望都さんの原作です。

 この作品をミュージカルにしたいと夢見て入団した小池修一郎さん。演出家の端くれだった頃、ホテルの喫茶室で望都さんと遭遇。「2度と会えない」とおそるおそるミュージカル化を申し出たのが30年前。

 人に生まれて、人ではなくなり、愛の在り処を見失った・・・。

 エドガーを演じるのは、もちろんトップスター明日海(あすみ)りおさん。原作は14歳。資産家の跡取り息子にして孤独な少年アランには柚香光(ゆずかれい)さん。
 
 なんとも美しい少年による幻想的な舞台です。女性陣の瞳はハートマーク確実でしょうな。

 不老長寿という永遠の生を受けたものの、なんの希望もない人生。「希望」というモチベーションがなければ「生きている」とは言えないのでしょう。エドガーの絶望感たるや深すぎます。かといって、どんなに希望を抱いていても「死の神」は引き連れていってしまいますけどね。

 けど、「死期はついでを待たず」と兼好法師がいうように、先のことなどだれにもわかりゃしないのです。なにより、ほとんどの人は死のことなど意識して生きちゃいません。ということは、実は「生」も意識しちゃいないわけです。

 油断してますな。死は生の中にあり、生は死の中にあるわけでね。

 ま、こんなことを思い知らされるのは「余命宣告」された人くらいでしょうか。落ちていく砂の一粒一粒がなんとも貴重で儚いものか、とつくづく感じてなりませんな。いつも会ってた人が新鮮に見える。命が新鮮だからでしょ。目に入る風景がすべて輝いて見える。命が輝いているからでしょ。

 「儚い」という字もよくまあ巧く作られたものだ、と思います。

 いい作品というのはいろんなことを考えさせてくれますな。ただ、ほとんど記憶にないってことが哀しいけどね。

 人は不幸になるために生まれてきたわけじゃありません。幸せになるために生まれてきたんです。けど、この幸せを邪魔するのはほかのだれでもない、自分自身なんすよ。

 ねかはくは はなのもとにて 春しなん そのきさらきの 望月の比(続古今和歌集)
 22歳で出家・・・降り積もった雪もすっかりとけているはず。吉野山に西行庵を訪ねてみようか。

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プロフィール

中島孝志(なかじまたかし)
 東京生まれ。早大政経学部政治学科、南カルフォルニア大学大学院修了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家 (ペンネームは別) 、出版プロデューサー、大学・ビジネススクール講師等ビンボー暇無し。「キーマンネットワーク定例会」(33年の老舗)のほか、
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「原理原則研究会in神の国出雲」
「原理原則研究会in新潟」
「原理原則研究会in札幌」
「松下幸之助経営研究会」
「中島孝志のスピリチュアル研究会」
「日曜読書倶楽部」
「濡れ手で粟!中島孝志のビジネス研究会」
「黄金の卵を産む!ぴよこちゃん倶楽部」

 講演・セミナーは銀行、メーカー、外資系企業等で大人気。全国紙をはじめ専門誌、永田町メディア、金融経済有料サイト、大手企業広報誌から宗教団体機関誌などの連載を20年以上続ける。
 著訳書は480冊(電子書籍100冊含む)。大臣や経済団体トップなど政財界をはじめとした要人プロデュース延べ500人超。読書は年間3000冊ペース。落語と宝塚歌劇、大衆演劇、そしてシャンソンの熱烈なファン。
 日本青年会議所の「TOYP(人間力)大賞」を87年から3年連続受賞の快挙(横浜JC推挙)。
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イタリア国債急騰。イタリアの政変なんていつものこと。真因はドイツにあります。2年遅れでいよいよ表面化!? もう逃げられんわな。

残業ゼロで圧倒的成果を上げる人、的確な予測で精度の高い意思決定をする人はみな「数字力」を武器にしています。“アバウト仕事”を徹底改善する数字の「読み方」「使い方」を多数紹介!

トランプ弾劾危機が世界恐慌のきっかけ? いいえ、ユダヤ左派最後のあがき。北朝鮮を挑発してるのはトランプ。その時、日本経済は? メディアが絶対伝えられないコンテンツばかり。

15年前のベストセラーを全面改訂。事例はすべて新ネタ。トランプとイヴァンカのことまで書いてます。読んでねーーー。

「断る」「見切る」「諦める」……実はこれで成果が確実に上がる48のルール。

ギリシャ危機とチャイナショック、アメリカの利上げで世界は大混乱。一方、日本政府は「マイナンバー制度」をいよいよ導入。いよいよ国民資産の収奪計画が始動した?

あっという間に6刷です!今度、文庫になりま〜す。

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