2007年03月30日リーダー不在の組織

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 こういう組織って、どうしてもリーダー不在になりやすいんですよ。
 いやね、日本プロフェッショナル野球組織のことですよ。

 これ、親睦団体ともちゃうし、同窓会ともちゃうし、PTAではあるまいし、町内会ともちゃうし。
 権限があるようなないような・・・で、そこになんと天下り役人然とした、やる気ゼロの人物が就いちゃったから、ごたごたが起きたって解決するわけねぇやって思ってたの。

 やっぱ、当たったね。


適時、適材、適所って組織には大切なんだ。で、個人にも大切。なんでもなればいいってもんじゃないんだ。無能が上に座ると組織は腐るんだよ。
リーダー不在のプロ野球界。星野日本代表監督がやればいいんだよ!

 この根来泰周って人は元コミッショナー。で、いま、コミッショナー代行なのね。いま、正式のコミッショナーは空席なのよ。
 以前、プロ野球選手会のストライキ事件があってね。収拾がつかなくて責任とった?
 ちゃうちゃう。そんなタマじゃないんだ。

 「選手会は法的には労働組合ではないから、ストしたら損害賠償をとれまっせ」と球団オーナーに指南したの。ほら、法律屋だから、こういうことだけは詳しい。
 で、「ストが起きたら辞任します」なんて大見得切っちゃったら、ホントにストされてやんの。

 上げた拳を下ろせなくなっちゃって、一応、代行という半端だけど、この人にはとってもお似合いのポジションにいるわけ。

 選手会からも、ファンからも呆れられて、以来、孤立無援。

 役人体質にどっぷり浸かってましてね、オリックスと近鉄の合併問題でも、最高責任者でありながら「私には権限がない」と放任。

 当然、今回の西武球団による栄養費提供事件に端を発するドラフト問題(=希望枠廃止)なんて、はなから解決できるわけないんだよ、この人じゃ。

 「ルールを決めるのに時間がかかるから来年の秋にやりましょう」なんて言ってね、アマ団体からやっぱ呆れられたわけ。「どうして来年までかかるんだ!」って叱られると、「では、この秋からやりますか」なんてね。

 なんというか、リーダーシップ・ゼロなわけ。この人がいるかぎり、野球界はダメです。ファンも戻ってこないと思う。

 選手会からバカにされてるコミッショナーなんて、いままでいました? 権威失墜もいいとこだよね。
 前任の川島さんみたいに、この人も野球殿堂入り・・・なんてこたぁ、まさかないだろなぁ・・・。