2010年08月19日「食の職」 迫川尚子著 ブルース・インターアクションズ 1680円

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 おみそれ致しました! 私ゃ、思わず頭下げちゃいましたね。
 なにがって。こんなチッポケな店に命賭けてる職人さんがずらり。

 山椒は小粒で・・・ってヤツかな。

 『新宿駅最後の小さなお店ベルク』に続く第2弾。前回は店長さんが書いた。今回は副店長さん&職人さん、オールスタッフによる手作り本という感じ。

 裏の裏まで語っちゃっていいの? ま、追いつけるもんならやってみな・・・そんだけ自信があんでしょ。

 新宿駅東口ルミネ。丸ノ内線に行こうかという途中にある店。厨房も入れてわずか15坪。隣がかけそば屋さん。ヘタすると通り過ぎちゃうかも。けど、1日1500人が来店するというオドロキの店。

 私? 最近、新宿駅まで行かないからちょいとご無沙汰してますけど、「ルミネtheよしもと」に行くときは必ず寄ってるな。
 お薦めはハーフ&ハーフのビール。白を上にするか黒を上にするか指定できるんだ。クリーミーでね。こんな注ぎ方できるんだ!って感動もん。1度トライしてチョ。

 味も接客もハイレベルだと思う。なにより働いてる人が真剣。傍観ながら気持ちいいね。

 こんなにいい店なんだけど、大家(ルミネ)さんは「追い出し」にかかってるみたい。で、10000人の署名を集めて踏ん張ってるとこ(応援してね)。

 まっ、いい味、いい店、いい人。そうなるように頑張ってきた奮闘記かな、これは。
 実はいまアマゾンで買おうとしてもまだ見本段階だと思う。これ、版元の編集者さんが贈ってくれたの。前著で、私、推薦文書いたから。

 第2弾はどうか? 文句なくいい本ですよ。ノウハウ満載。惜しげもなく披露してんだもの。小さな店をオープンしたい、成功させたい、売上があがらなくていま困ってる・・・そんな人には救いの本になるかも。
 食品関係の大企業につとめてる方には、メニュー開発ってこうやるんだというヒントが満載だよ。目から鱗が何枚も落ちると思う。

 というわけで、私、「BERG(ベルク)」の味方です・・・続きはこちらからどうぞ。