2011年06月19日日本一のいちご大福「大角玉屋」

カテゴリー中島孝志のB級グルメ探検隊」

 「B級グルメ」とは「格安の値段で超一級の味を提供する料理、すなわち、お買い得、お食べ得の料理」という意味です。高くて美味いのは当たり前。安くても、「こんなに美味いの? こんな値段で食べちゃっていいの?」と腰を抜かしてしまう店。それを紹介するのが本ブログの使命です(ちょっとオーバーか)。

 今日は新聞社との打ち合わせ。記者にしては珍しく教育が行き届いてる人が来ましたな。挨拶代わりの手土産を持参。別に要求したわけじゃありませんけどね。

 嬉しいじゃありませんか。私、土産とかにめちゃくちゃ弱いんです。公務員だったら賄賂ウェルカム。警察だったら容疑者からの付け届け大歓迎。ま、即、逮捕されるタイプ。

 手土産ですけど、実はめちゃ難しいのよ。お金を渡すのは愚の骨頂。
 ああ、さすがだな、と相手に思わせる物を渡さないと。たとえば、これからお中元シーズンでしょ。関東以北の人たち相手なら、ミネラルウォーターとか野菜ね(もち愛知以西か北海道のヤツ)。

 で、今回頂いたのはこれ、これですよ、これ。いちご大福。

 私、以前、「日経ウーマン」で手土産をテーマに3回ほど登場したことあんのね。手土産の哲学、具体的な手土産リスト、女優の三田寛子さんとの対談。

 ですから、当然、いちご大福を紹介したことがあります。そのときは博多の「鈴懸」を紹介したのね。あそこのいちご大福はあまおうですからね。粒ぞろい。皮もあんこも極めて薄くほんの数ミリ。つまり、あくまでも主役はいちごなわけ。低カロリーで美味しいですわな。

 けどね、今回のはあの「大角玉屋」ですよ。いちご大福の元祖ですわな。ここのいちご大福は皮もあんこもいちごもそれぞれがパーフェクト。



 この前、関西の新幹線の駅で買ったヤツなんか、せこいいちごで見るからにしなびてるし、皮とあんこも適当。ま、これでもいちご大福というんでしょうな。思わず絶句しましたがな。



 大角玉屋は良心的な仕事をしてますなあ。皮も美味いし、たっぷりのあんこも絶品。もち、いちごもせこくない。さすが元祖。

 昭和60年に3代目が試しに30個つくったら完売。翌日50個つくったらそれも完売。いま数千個つくってまんねん。で、このレベル。誠意と努力の賜でしょうな。

・店名:大角玉屋。
・場所:曙橋、四谷、銀座。