2011年09月01日名を捨てて実を取った?

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 野田政権が発足し、幹事長に輿石さん。新小沢の筆頭ともいっていい人事です。
 代表選では反小沢か親小沢の一騎打ちだ、組閣人事になれば、これまた、反小沢か親小沢がどれだけ起用されるかと、外野雀は騒いでますが、そんなことしてるから民主党ががたがたになったことに気づかないといけません。

 3党合意を見直すとバカ正直に発言した海江田さんを担いで177票。立派なものです。
 けど、どうにも解せないのが野田さんの得票の多さ。とくに前原さんとは得票が多い方で2、3位連合をつくることになっていたはず。であれば、絶対に2位にならなければいけない。

 角栄さん譲りで票読みの天才、小沢さん。前原潰しのために小沢さんグループから野田さんに票を回した? その対価が輿石幹事長人事?

 輿石さん、参議院議員ですよ。いくら実力があろうと衆院幹事長とは。これで党の金は輿石さんが握ることになります。「解散はしない」と発言してます。だから党の資金を使う当てはないんだ、と考えては大間違い。

 政界は一寸先は闇ですよ。なにがあるかわかりません。とくにあの凡愚宰相の後です。普通にやってもコントラスト効果ですばらしい総理に見えるかもしれません。

 親小沢人事1つでここまで民主党議員が喝采してるんですからね。

 小沢さん。海江田さんで負けることを承知。野田さんを2位にすることをより重要に考えたのかもしれませんなあ。

 党代表よりも幹事長。名を捨てて実を取った。。。と私は読みます。

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