2015年03月05日「雪の金沢!美味美酒美妓美泉の旅」(その4)。。。

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 最近はテレビでも雑誌でも金沢特集ばかり。今年は金沢の一人勝ちですね。

 にし、ひがし、そして主計町。いわゆるNHKですね。とくにひがしは町並みがいいっす。

 国の重要文化財となっている茶屋建築は全国で2件のみ。京都島原の「角屋」と金沢ひがしの「志摩」ですね。
 ひがし茶屋街は1820年(文政3)の成立。「志摩」がつくられたのもこの年。

 町家は藩主の行列を見下ろさないよう、平屋か中2階なんですが、茶屋だけは2階建てが許されました。「木虫籠(きむすこ)」「切妻平入り」の建て方。

 ひがし茶屋街は重要伝統的建造物群保存地区に選定されております。京の祇園に次いで2番目。その後、主計町茶屋街も選定されましたけど。


ひがし茶屋街を歩くキム兄の後ろ姿。哀愁が漂ってますな。


金沢で一番大きなお茶屋。昼は一般公開。夜は一見さんお断り。いまなお一客一亭とは驚き。

 新潟古町もそうですけど、これでやっていけるのか心配。ま、1日1組のみと割り切れば、これで成立するよう工夫しますわな。環境に適応したものだけが生き残れるわけっすな。


 さあて、国指定慈雨用文化財の「志摩」です。


入館料が取られるのは保護管理のため。



畳表を交換してるだけで、中身は当時のまま。

当時、使われていたものです。


 落ち着きますな。夜になるとさぞやいい音が聞こえるでしょうなあ。昼の顔、夜の顔、そして朝の顔。いろいろです。

 基本的なことですけど、武士はお茶屋には上がりませんよ。管理してるだけです。


金箔細工は伝統芸ですわな。

金盃を3つ購入。今夜の宴会で使おっと。

 風情つうのは、建物を見てるだけでも伝わってきますな。

 さあて、いったん解散。宴会は5時と早めましたからね。なんのためか。「金沢城・兼六園ライトアップ〜冬の段〜」が昨日から開催されてまんねん。「期間限定!」にドンピシャ。
 つうわけで、お開きになったら兼六園と鹿沢城をぐるりとお散歩でございます。。。乞う、ご期待。

 原稿書くより時間使ってまんねん。締切間に合うかなあ。。。


 今日のメルマガでご紹介する本は「円もドルも紙キレに! その時ノルウェークローネで資産を守れ」(浅井隆著・第二海援隊・1728円)です。