2017年11月16日「金沢・福井・永平寺ツアー」その9

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 わすれないうちに・・・今日は大阪原原です。なんやかんやで「まくら」で「銘柄研」を講義することになりました。

 さーて、福井の旅は続いております。いよいよラス前かな。クライマックスは永平寺です。



 曹洞宗大本山永平寺。道元禅師の開創された坐禅修行の道場です。寛元2(1244)年、道元47歳のときに永平寺と改めたそうです。

 私の近所には総持寺(曹洞宗4世の瑩山紹瑾。1321年、石川県輪島市に開創された寺院。1911年に横浜市鶴見区に移転)がありますが、こちらも大本山となってますが、やはり永平寺ですわな。


JR福井駅南口にえちぜん鉄道があります。永平寺口駅で下車。バスで10分。福井駅から直通バス(30分)も毎日出てます。便利やなあ。総持寺は京浜東北線鶴見駅下車すぐです。


山号の由来「吉祥の額」。ここが山門ですが、雲水が入門する時、修行を終えて出る時のみ通ることが許される、という門です。


仏教を守る四天王ですね。



下から見上げる法堂。ここには「聖観世音菩薩」が祀られてます。


 敷地は33万平方メートル。そこに70超のお堂と楼閣。とくに「七堂伽藍=山門、仏殿、僧堂、大庫院、東司、浴室、法堂が回廊で結ばれてます。やっぱ雪が凄いからね。

 そうそう、永平寺は外から移動はできません。順路にしたがって進みます。


「仏殿」です。須弥壇中央にはご本尊の釈迦牟尼仏(現在を司る)、未来を司る弥勒仏、過去を司る阿弥陀仏が祀られてます。


傘松閣=絵天井の間。天井絵には圧倒されますな。

 156畳の大広間の天井には有名な画家144人による230枚の日本画が埋め込まれます。花鳥風月画ですが、鯉、唐獅子、栗鼠が描かれた5枚の絵が隠されてます。


法堂から下界を眺めるという気持ちかなあ。雪の季節は超寒いでしょうなあ。

 全員が参禅したんですが、50分なんてあっという間ですね。といっても、煩悩の火がメラメラメラメラ。これからなに喰うかな、つうことばっかし。かーーーつ!


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「儲けのしくみ」(酒井威津善著・1,620円・自由国民社)です。