2018年10月04日ノーベル賞受賞! 京大科学者に連綿と続く遺伝子。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 忘れないうちに、明日は博多原理原則研究会です。メンバーはご参集下さい。今回も東京メンバーが大挙して押しかけるんかいなあ。午後6時から「まくら(政治経済投資の話題)」、7時から「本講義」です。今回のテーマは「成功の秘密は”無意識の力”にあった!」です。お楽しみに。。。


 暴風雨と大地震が続く列島に嬉しいニュースが飛び込んできましたね。
 ご存じのように、本庶佑・京大特別教授のノーベル医学生理学章受賞、という快挙です。

 私、2日間にわたってすべてのニュースを録画してじっくり拝見しました。というのも、主宰する原理原則研究会の「独創力の原理原則について語ろう」というテーマがあるんですけど、同じ京大で「物理学賞」を受賞(1965年)している朝永振一郎博士の発言と根底でよく似てるなあ、と感動したからです。

 本庶先生曰く・・・。

 「研究に関して、何か知りたいという好奇心がある。もう1つは、簡単に信じない。それから、よくマスコミの人は、ネイチャー、サイエンスに出ているからどうだ、という話をするが、僕はいつも『Nature』『Science』に出ているものの9割はうそで、10年たったら、残って1割だと思っています。まず論文とか、書いてあることを信じない。自分の目で、確信ができるまでやる。それが僕のサイエンスに対する基本的なやり方。つまり、自分の頭で考えて、納得できるまでやると言うことです」

 「研究者になるということにおいていちばん重要なのは、何か知りたいと思うこと、不思議だなと思う心を大切にすること。教科書に書いてあることを信じない。常に疑いを持って、本当はどうなってるんだ、という心を大切にする。つまり、自分の目でものを見る。そして納得する。そういう若い小中学生にぜひ、研究の道を志してほしい思います」

 朝永振一郎博士がやはり若い人たちに贈る言葉としてこんな発言をされてます。





 不思議だと思うこと。科学の分野だけでなく、仕事でも人生でもすべての出発点なんですよね。で、数年前に『疑問力』(青春出版社)という本まで出版してしまったことがあります。いまでも売れてるらしいです。





 不平不満を愚痴や文句で終わらせてしまえばそれっきり。疑問に感じたら一歩進めて「ならばこうしては?」という「提案」「改善」にもっていけるかどうか。実は、人間力が問われているのだと思うんです。飲み屋で愚痴をいう暇があるなら、提案をまとめて社長や上司に提出すればいいんですよ。


1日1つの小さな疑問も1年続けたら「革新」となりますよ。

 朝永博士の「科学」という言葉を「仕事」とか「経営」と置き換えても違和感なくすんなり通じると思いますよ。それだけ普遍的なフレーズなんでしょうね。


 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は「ビートたけしのオールナイトニッポン2018 幸せ元年 後編」(ビートたけし・高田文夫著・1,404円・文藝春秋)です。