2019年03月11日続・三遊亭歌之介師匠、大名跡「圓歌」ご襲名!

カテゴリー中島孝志の落語・演劇・タカラヅカ万歳!」

 4代目圓歌襲名披露の続きです。

 料理もサイコーに良かったですけど、私、ワインが苦手でしてね。「シャトー・ラトゥールで乾杯は帝国ホテル130年でもはじめてのことです」と言われても、味なんぞさっぱりわからんわけで、もったいないのひと言ですよ。

 昨日は鶴瓶師匠の心配りに感心しましたけど、主役の圓歌師匠もさすがでございました。

 噺は熱演そのもの。土曜朝もNHKの「日本の話芸」に出演して龍馬について一席。懸命に笑わそうとするのが持ち味。芸になってます。

 けど、先代は143センチしかなかったらしいね。小さくて探すの大変だ、とほかの師匠連も言ってましたけど、鹿児島空港出たトコに温泉があるぞ、って先代が教えてくれたんで、歌之介さんたちが言ってみると、足湯。先代はそこで肩まで浸かってたとか。

 ウソですよ。本気にしないでくださいね。

 引き出物にびっくり。長崎と鹿児島のお菓子はスポンサーへの配慮でしょ。センスと手拭いは定番。ああ、これはいいな、と思ったのは浴衣の反物と帯一式。「圓歌」の名前入り。夏には着られます。ありがたいね。

 翌朝、礼状が届きました。



 いつ出したんだろ? 前日? んなこたないね。文章読んでるとね。そうか、受付で名前書いた時ですね。そのまま弟子たちが宛名書いて郵便局に走ったんですな。しかもポストではなく、東京駅正面の中央郵便局ですよ。あそこなら受け付けて即配送しますから。でないと、翌朝には届きません。速達じゃないんすから。

 こういう気配り。私も営業マンの時によくやりました。面談即、その会社のオフィスで礼状書いて投函しちゃう。アポが取れた瞬間、礼状投函しちゃう。


心配りの名人でもございました。

 お客さん商売だもの。このくらいやらなくちゃ。さすが気配りの当代圓歌師匠ですな。


噺家は聴いてナンボ。聴かせてナンボです。上野鈴本を皮切りに50日間の襲名披露公演。初っぱなに駆け付けましょうよ。