2019年04月15日やっぱ牛丼は吉野家じゃ。

カテゴリー中島孝志の美食倶楽部」

 吉野家が特盛を超える「超特盛牛丼」を販売(3月7日)してから1か月。どんな具合かなと視察も兼ねて食べてきました。

 混んでるーーー。

 私がはじめて吉野家と遭遇したのは大学に入ってから。英国育ちの私にはこの世に牛丼なる食べ物があるなんてツユとも知らず。吉野家だけに。
 
 まあ、誘われなければ食べてないでしょうね。2回はまずかった。どこが美味いのか思いましたよ。けど、3回目にはまりまして、ここらへんは桂花ラーメンみたいなもんすな。

 以来、半額セールになると5個くらいまとめ買い。で、1日で食べちゃう。池袋文藝座のオールナイトでは3個持参。缶ビールも5個持参。大島渚監督シリーズとか「仁義なき戦いシリーズ」とか、休憩時間にむしゃむしゃ食べてましたよ。

 あの頃はそういうヤツがたくさんいました。


ついに100万食突破!たくさん入ってまんねん。テイクアウトまでしちゃった。

 超特盛大ヒット。ついでに並までV字快復。

 あのね、マクドナルドと同じ理屈なのよ。ヨシギューに健康とかダイエットは不要。メガ盛大好き人間が通う店なんすから。ヘルシーメニューもあるし、サラダを付けて女性客を呼び込みたいんでしょうけど、メインはやはりコメ好き、肉好き、大盛り好きの男性客っすよね。

 超特盛。もっと早く出さなきゃ。マックだってドカンとサイズをでかくしたからV字快復したわけでね。ヘルシー路線はメインではありません。

 お客さんは話題になれば食べてくれるの。たまたま忘れてたのよ。思い出すきっかけが欲しかったの。ほかの牛丼チェーン店が伸びたのは「話題」を提供し続けてきたからです。メニューを毎月換えたりとかね。
 
 参考までに、私、吉野家以外の牛丼は食べませんから。ヨシギューがいちばん美味いっすから。マザータンなんだわな。

 円高になればさらに追い風。TPPも追い風。日米交渉も追い風。大変なのはスタッフの確保でしょうけど、いまや、この分野は外国人ばっかだもんね。

 賃金を上げることがいちばんの日本経済V字快復に貢献すんだけどね。サービス業がいち早く気づいて「生産性」を上げるかも。