2019年07月18日公開! 「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』

カテゴリー中島孝志のとってもいい加減な市場観測日記」

 忘れないうちに・・・投資会社の講演が好評だったようで、「日曜開催!」とのこと。今度の日曜は投票のあとに来てね。
 参加費3000円の激安セミナーですけど「サンワード貿易のセミナー参加は初めて」という方は「無料」にしてくれるとか。少なくとも1時間100万円超のコスパだと思うよ。安すぎます。外部セミナーは今回限りにします。
サンワード貿易様主催「中島孝志の講演会」のご案内です。銘柄たっぷり!



■テーマ:「"どん底マエストロ"中島孝志の待ち伏せ投資戦略」
■日 時:2019年7月21日(日)13時30分開場 14時開演(16時30分修了予定)
■会 場:富士ソフトアキバプラザ 7Fプレゼンルーム

  「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』 を今日の深夜に配信します。テーマは 『トゥーランドットの秘密』 です。

 このメルマガは金融・経済・投資情報以外に政治・軍事のインテリジェンスについて月水金の週3回配信しています。メディアには絶対載せられないコンテンツです。ぜひご購読くださいませませ。

 7/10配信の「経済教室メルマガ」=「ドイツ銀行危機!ユーロが紙くずになる日」を公開します。

・・・・・・・引用・・・・・・・
 おばんでがんす。中島孝志の「経済教室メルマガ」でがんす。

 「ドイツ銀行は7月7日、株式売買業務からの撤退や全行員の2割にあたる1.8万人の削減を柱とする再建計画を発表した。
 戦後ドイツの経済成長の原動力となり、「欧州最強」ともいわれた同行は1990年代末から世界のトップバンクを目指して投資銀行業務を急拡大させた。しかし膨らむリスクに翻弄され、約20年を経て大幅な縮小を余儀なくされた」

 「リーマン・ショック後に赤字に転落。その後も今回資産切り離しの対象となった長期のデリバティブ取引が経営を圧迫し続けたとされる」



 ここに来て、日経がドイツ銀行に関する報道を連続で行いました。なにかありそうです。
ちょうど3年前に出版した本をなぞるような報道で、私としては「デジャヴぇ」といった感じです。



 ドイツ銀行の株価を見ると「世界経済終わりの始まり」を断定せざるをえないようです。

 リーマンショック時より株価を下げています。下げ方はもはや「破綻」と呼ぶにふさわしいレベルです。
 ブレグジットはドイツ銀行破綻を嫌って英国銀行業界が積極的に離脱に傾いたからだ、と私は考えています。もはやヨーロッパ金融危機の始まりを宣言する環境が整ったと言っていいでしょう。



 ECBが金融正常化などできるはずがありません。3年前から発言していますが、その通りになりました。

 かつて、イタリアのシエナ銀行は取り付け騒ぎの後始末に「ベイルイン」を用いるか、それとも「ベイルアウト」にするかですったもんだしたことがあります。
 ベイルインとは金融機関の内部に損失を負担させるものです。預金者の虎の子(預金)を勝手に奪って金融機関救済に使ってしまう、という強行手段です。当然、国民に気づかれないうちに預金を封鎖するのですから、週末から休日あるい長期休暇のタイミングが狙われるはずです。
 ベイルアウトとは公的資金で対処する方法です。

 ベイルインになれば預金は保全されませんから、ドイツとイタリアの銀行から一斉に資金が流出するでしょうし、ことはドイツやイタリアだけでは済みません。アメリカも日本も金融株は大暴落。そして経済は凍り付いてしまうでしょう。まさに世界金融恐慌ということです。

 英国はEU離脱決定後、ヨーロッパ銀行株は大暴落。とくにドイツ銀行は日に20%の異常な下げ方でした。

 「リーマン・ショック後に赤字に転落。その後も今回資産切り離しの対象となった長期のデリバティブ取引が経営を圧迫し続けたとされる」と日経は記事にしていますが、いったいどのくらい抱え込んでいるか、明らかにしていません。



 実は・・・デリバティブ残高50兆ドル(5500兆円)! 道理で、「破綻しても救わない!」とメルケルが釘を刺していただけのことはあります。「救わない」ではなく「救えない」のです。

 この問題があるからユーロが高くなるはずがありません。いずれ通貨ユーロは消えてなくなるかもしれません。

 今回はこのへんでよかろうかい!
・・・・・引用終わり・・・・・

「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』よろしくね。