2020年04月15日首相は財務省と心中するつもりか・・・。

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 安倍政権というより財務省は相変わらずシブチンですな。昔からかわらない。

 勘定奉行がケチなのは当たり前のこと。彼らは自分たちのミッションを果たしているだけですもんね。

 けど、財務省に命令を下すのは「政府」です。具体的には財務大臣。そして財務大臣を指名した首相ということになりますね。財務大臣が動かなければ交代させればいいわけです。戦前の内閣とちがって総辞職する必要もありません。

 でも、できないんでしょうな。わかってました。財務大臣・財務省を動かせるなら、そもそも19年10月1日の消費税増税はしてないはずですから。

 麻生さんを忖度して失敗。習近平来賓云々で鎖国タイミングを逸したのは二階さんへの忖度。そして失敗。3度目はありませんな。政権はもちませんから。

 野党の立憲なんとかが浮足立ってますな。血迷うたのか、「政権をとる」とか言うゆるらしいけど、なにを勘違いしとるんでしょ。まるで方向音痴。政策能力0。政権の足を引っ張るどころか、党内でも足の引っ張り合いばかり。

 原発事故から何年経ってもおんなじですな。

 さて、カネさえ出せば解決できる問題ならカネを出せばいいんですよ。どうせ国民のカネでしょ。もち、税金払ったことない人もいれば、税金の世話になって生きてきた人もいるでしょうし、私みたいに雀の涙程度ですけど税金払ってきた人もいるでしょう。で、分類して「ホントに困る層」だけに届くようにいろいろ工夫してるみたいですね。

 でも、それでは間に合わないでしょうな。

 そもそも、こういう議論に持ち込んだのは、「消費税減税」という、彼らがいちばん気にしている問題に世間と一部政治家が気づいたからですよね。

 「税金命」の役人にとって、なんとか国民の視点を逸らさなくちゃいかん。そうだ、バカなメディアを利用しよ、ってなもんですな。

 乞食じゃないから10万円とか30万円とかいりませんよ。でも、ホントに困る人には干天の慈雨でしょ。全員に配ればいいんですよ。で、一時所得で処理させれはばいいのよ。お金持ちはその分課税されちゃうからね。

 国民を収入で分別処理するな、ということ。



 国民を離れて徴税なし、ですよ。どんな貧困層でも消費税は払ってるでしょ。いままでいくら払ってきたか? 89年4月に導入されてから400兆円超ですわな。1割バックしたって40兆円。

 「減税ってシステム換えるの大変なんです」
 
 上げることしかプログラミングしてないからね。でも、簡単。「オール逓減税率適用」ってクリックしちゃえばできますから。
 
 いったん国民に還元してもいいわけ。財源? 赤字国債でいいじゃないっすか。
 子孫に借金を押し付ける? その議論はそもそも破綻してますよね。国債は子孫ではなく現世代が払うことになりますから。家計の借金と国家の借金は別物じゃないですか?

 政府・財務省には負債でも国民には債権という財産が増えるだけ。債権が暴落する? 金利が上がる? こんなしけた額で上がるわけがありません。

 要はやるかやらないか。首相は財務省に忖度して選挙で負けたら、あの原発事故当時の愚かな野党が政権をとることになりかねませんよ。このほうがどれだけ国家の損失になるか、思案のしどころですな。

 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は 『知っておきたい和食の秘密 中編』(渡辺望著・990円・勉誠出版) です。とてもいい本です。