• 2022年6月29日(水)

    「リーゼント刑事 42年間の警察人生全記録 前編」 秋山博康著 880円 

    2021年3月末で徳島県警を退職。初の著書で42年の警察人生を1冊にまとめた。徳島県警の名物デカ波瀾万丈の一代記。

    「おい、小池!」――2001年に発生した徳島・淡路父子放火殺人事件の指名手配犯ポスターは、見る者に強烈な印象を残しました。前代未聞のポスターを生み出したのが、当時・徳島県警で特別捜査班班長を務めていた秋山博康さん。
    少しでも多くの情報が寄せられるよう、外部の専門家の力も借りて考案された。目撃情報を募るためにテレビ各局の「警察24時」にも多数出演、その独特な風貌からいつしかこう呼ばれるようになった。

    リーゼント刑事――。

    刑事を志したきっかけから、“地方公務員”としては異色のリーゼントを貫く理由、交番勤務の新人時代の苦労や失敗、警視庁出向時の体験、部下の若手刑事たちへの指導などのエピソードを完全収録。「おい、小池!」事件では、潜伏中の容疑者が死亡して発見されるまでの間、どのような思いで11年にわたる執念の捜査を続けたかを明かしています・・・。

    【編集担当からのおすすめ情報】
    「刑事は被害者の代理人」をモットーとしてきた秋山さんは、決して“ピカピカのエリート”ではありません。事件捜査の現場にこだわり、「刑事バカ一代」を掲げて地元・徳島の人たちが安心して暮らせるように42年間、心を砕いてきました。
    本書をまとめた動機をこう綴っています。
    〈地方警察官の活動を多くの方に知ってもらい、全国各地で奮闘する警察官を応援してもらえるようになったら、これほど嬉しいことはない〉(「はじめに」より)・・・版元からの宣伝です。