2006年12月21日亀田親子、復活か!?

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 視聴率、どうだったんだろうね? 会場は空席が目立ってたけど。
 あれだけバッシングを受けた後、今回はアウトボクシングでランダエタを翻弄・・・「ランダエタのヤツ、上手く負けてやったな」という悪口も聞こえてくるけど、亀田興毅、強いじゃん。

「1回を取れば亀田が勝つ」
 WBA・WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行さん(大橋ジム会長)の予想がピタリ。元々、亀田はアウトボクシング・スタイルだったらしいよ。
「変えるというより元に戻すだけ」

 亀田17歳の時、日本スーパーフライ級王者の有永政幸さんとスパーリングしたことがあったらしい。この時は完璧なアウトボクシングスタイル。スピード、技術とも一級品だったって。
 ビッグマウスでテレビに露出するより、きっちり練習する。勝負の世界は、プロセスよりも結果がすべてだからね。

 けど、ランダエタ、いいとこなかったなぁ。8月に対戦した選手と同じ人だとは思えないね。それほど、亀田がフットワークで翻弄し、パンチを封印してたってことじゃないかな。


今度は日本人の強い選手とやってもらいたいね。

 TBSは徹底的に持ち上げると思うけど、ほかのマスコミというか、コメンテーターがなんて言うか。ちょっと注目だね。
「仕組まれた試合だ」って言うかね。「今回はお見事。見直した」って、評価してやったらどうかな?

 元々、亀田3兄弟の売り出し方に失敗したわけよ。やんちゃ、生意気、ビッグマウスのほうがマスコミが騒いでくれると思ってたかもしれないけど、それは浪速のジョーこと、辰吉丈一郎で終わってるんだよね。
 もっと知的に、とは言わないけど、ちゃんと話せる、大人の発言ができる選手。具体的にいうと、桜庭選手みたいなタイプがウケるわけ。

 これは引退後もそうでさ。同じやんちゃでも、薬師寺泰栄さんなんか、ジョーのおかげで「普通」に見えたもの。それがいま、タレントとして成功してる要因にもなってると思うよ。
 
 やんちゃのイメージから3枚目に脱皮するのって大変なんだよね。さんま、たけしクラスがうまくいじってくれないかぎり、独力でイメチェンするのはほとんど不可能なのよ。

 スポーツは強いだけじゃ食えません。「その後」のことも考えて、プロデュースを仕掛けないと痛い目に遭いますな。