2008年01月30日ガソリン国会を嗤う!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 大変ですなぁ、国会議員のセンセ方は。
 ガソリンの暫定税をどうするか、維持継続か廃止か中断か、見直しか、さらに継続審議か・・・七転八倒。国会は空転してるじゃありませんか。
 下手すると、福田政権の命取りになる? こんなもので倒れたら泣くに泣けませんわな。

 私? どうでもいいと思いますよ。なぜか? 法律の賞味期限が短いからです。


こんなことでガソリン、いや油売ってる暇あんの?

 ガソリン売上を25%近く道路特定財源にするという暫定的な法律は、「税の神様」田中角栄さんがこしらえたものですね。なんだかんだと、理由をつけては土建屋さんに税金が流れるように細工してたわけですな。

 けど、この法律には技術革新という要素がまったくみられてません。また、それを指摘するセンセもいませんね。

 トヨタが2011年にハイブリッド技術一歩進めた水素エネルギー、電池エネルギーを搭載した自動車の実用化、販売を発表しましたね。
 ホンダも負けずに動くでしょう。

 GM、フォードだって、対抗する技術は持ってるんですよ。つまり、2010年代は自動車メーカーでエネルギー革命が起きると考えておくべきですね。
 もしかすると、東電、東ガス、東芝、三菱等の最大のライバルはトヨタ、ホンダになるかもしれません。

 さて、こうなると、少なくともガソリンの使用量は激減していくことになります。早ければ2015年、遅くとも2020年には、「えっ、まだガソリン車乗ってるの?」という時代になるのでは?

 となれば、ガソリン暫定税率など有名無実、開店休業じゃないの?

 産油国の経済が破綻する? そうです。大きなトレンドはそうなります。
 けど、まだ火力発電に使用する原油がありますからね。また、プラスティック、繊維等の原材料としても使われるでしょう。

 もし、地球環境保護の観点から、世界、とくに先進国で「原発」がエネルギーとして採用されたら、産油国の息の根は止まりますね(ハンドボール協会もそれまで臥薪嘗胆です)。

 産油国の皆さんも馬鹿ではありません、今のうちに、あちこちに投資して「大家さん」として生きていこうと考えているんです。
 贅沢になれてしまっては、いまさら、砂漠でらくだに乗って生活する人生には戻れないでしょう。

 結論です。こんな法律、どうでもいいんです。それより、国家の安全、教育、拉致問題など、根幹にかかわる論議をしなくちゃいかんのです。

 治乱興亡夢に似て、世は一局の碁なりけり・・・ですな。