2010年07月13日来週の火曜日がラスト講義です。

カテゴリー中島孝志の原理原則研究会」

 参院選が終わりました。♪勝った負けたと騒ぐじゃないよ、あとの態度が大事だよ♪でございまして、自民の議席増にしたところで、やっばり自民ではなくがっかり民主というオウンゴールでござんすな。

「消費税、消費税」の連呼の結果、与党は参院で過半数割れ。
 今後の政局を考えれば、菅さんはみんなの党を巻き込むしかなくなります。国民新党よりもみんなの党シフトで臨むことでしょうね。
 
 一見、経済オンチの亀井さん(国民新党代表)。わかりやすい語り口調の渡辺さん(みんなの党代表)。経済通は亀井さんですよ。
 昨年11月。日経平均が9000円割れ寸前になったとき、3兆円の補正予算を主張する菅さん(当時副総理)と大げんか。7兆円の予算を組ませました。「冗談じゃねぇ、ホントは青天井だ!」と亀井さんは怒ってましたね。
 これ、正論です。
 渡辺さんは? 「デフレ対策としてもっと金融緩和しろ」。これ、大間違い。なんの効果もありません。

 で、どうなるか? 小沢さんは国民新党+公明党で対抗します。
 小沢さんとしては、菅さんを矢面に立たせて動きが取れないようにする。一方、菅さんとしては、小沢さんを起訴・逮捕させて権力の温存を図りたい。水面下のつばぜり合いはしばし注目です。

 はて自民党は? 政権が転がり込むのをじっと待つ・・・昔と違って、仕掛け人がいないもの。他力本願です。タイミングを見て、渡辺喜美さんを担いでしまうという手はおおありです。けど仕掛け人がいないわな、仕掛け人が。

 それにしても、有権者は賢明ですな。いまこのタイミングで消費税増税はありえませんよ。法人税半減? 財界へのおべんちゃらですな(あのね、いま、法人税なんて消費税の半分しかないの)。

 私、こう考えてます。菅総理が来年まで続いたら日本は天に見放された。もし交代したら日本にはまだ運がある。未来から見れば、2010年〜の大不況に落ち込んだら、エコノミストたちは「菅制不況」と呼ぶでしょうな。

 さて、第9期原理原則研究会もいよいよ今月20日(火)をもちましてラストです。メンバーの皆さん、1年間お疲れ様でした。ありがとうございました。

 というわけで、ラスト講義も特別講師をお招きすることにしました。

・特別講師 松本隆博さん(社会貢献的エンタテナー)
・テーマ「熱きメッセージ!劣等力。これさえあれば人生は乗り切れる」
・講師略歴
 中1の時に父親に買ってもらった3千円の白いギターを契機に音楽に目覚める。歌手の徳永英明は中学時代の友人。大阪電通大卒業後、豊中信用金庫(現摂津水都信用金庫)に入社。数回の転職後、03年パナソニックとの合弁会社ヒューマックス設立。取締役就任。会社生活で学んだものは「謙虚と笑顔」。09年4月独立。07年からライブハウス行脚。
「妊娠したいを応援する」サイトを運営し会員数万名を有する。オカンになりたい人を応援しオカン増殖による日本の元気化を考える。ニート・フリーター対策の活動も積極的に展開。「生きるとは? 働くとは? 勉強するとは?」をテーマに全国高校・大学に月間4〜5校の出張講演。
 CDは『大阪エヴェッサ応援歌「商売繁盛でかかってこんかい」』『尼崎なオカン♪』『お母ちゃんの言うとおり』。著書に『松本の兄』『松本兄のng』『松本家のオカン』など。

6月23日リリース。アルバム「かぞく」をよろしく。

松本さんからの告知です。
◆2010/7/23(FRI)「かぞく」発売記念ワンマンライブ開催!
・場所:渋谷TSUTAYAシアター
・時間:18:00開場 19:00開演
・観覧無料
※ライブ終了後にCD即売会&サイン会があります。

 さて今回「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は、『老後がこわい』(香山リカ著・講談社)です。詳細はこちらからどうぞ。