2013年09月09日2020年問題とはなにか。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 先月、「五輪は東京で決まりっしょ」と書きました。「的中しましたね」と昨日の日曜読書倶楽部でも話題になりました。
 で、そのときメンバーにお話したことを少し。。。

 先月書いたのはこんな文章。

 「まだ決定ではないけど、リオの次のオリンピック(2020年度)は東京で決まりっしょ。やっぱアメリカを敵に回すとこうなのか。。。と思いましたね。中略。イスタンブールが立候補。当然、イスラム諸国は団結します。実際、途中まで五輪レースをリードしてましたからね。けどけど、なぜか突然、トルコでテロ騒ぎ。反政府デモ騒動。。。
 これってTPP参加を促すアメリカの側面サポート、と理解。そうなんか、ふ〜ん。
 安倍さんはつくづく運がいい。オリンピック開催国相手に戦争は仕掛けられません。そうか、そういうことでんな」

 で、先週は次のようなブログを書きました。

 「アメリカの防衛問題を決めるのは議会の「防衛協議会」でしてね。最高責任者は共和党がジェームズ・シュレジンジャー(元国防長官)、民主党はレオン・パネッタ(前国防長官)。そのパネッタは、2020年までに海軍艦船の60%を日本近海の西太平洋に置く、と決めた張本人。もち中国軍の歯止めのためね。
 2020年は中国が第2列島線まで海洋進出を達成する目標年です。5年でクビにならないかぎり習近平の任期中。つうことは、それまでになんとしても尖閣諸島を実効支配しようと行動します」

 さて昨日、東京は2020年のオリンピック開催国に選ばれました。

 2020年とはどういう年か? 中国が西太平洋の覇権を確立するために生命線とする「第2列島線への海洋進出必達年」ですね。
 しかし中国の野望は「東京決定!」の発表と同時にほぼ消えました。

 だから悔しくて悔しくて、北京政府は「東京落選!」の誤報を出す慌てよう。みっともないったらありゃしない。大国でもなんでもないっすな、あの国は。
 
 世界がこぞって参加するオリンピック主催国に、中国が易々と軍事行動をとれるはずがありません。
 ならば早急に動くか。それも無理でしょ。日本と米軍を完全に切り離さなければならないし、中国はいま韓国切り離しで精一杯。韓国大統領を消えた日韓スワップの肩代わりで脅迫してるところでしょう。

 なぜアメリカが総力を挙げて東京決定をサポートしたか。これで明らかになったでしょ。最低コストで中国の野望をくじいた、とも言えますな。

 一連の動きを見ていると、オバマは弾劾裁判が怖くて共和党に屈しましたな。日本にはいいことです。ニクソンの二の舞になりたくないんでしょうが、任期を全うできるとは思えんのよね。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『捨ててこそ人生は開ける 「苦」を「快」に変える力』(他阿真円著・東洋経済新報社)です。詳細はこちらからどうぞ。