2014年03月03日「奇跡のリンゴ」

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 今日は大阪で中島孝志の講演会。無料でっせ〜。ま、締め切りましたけど。。。

 で、2月の東京原原のゲスト講師は高野誠鮮さんでした。とても勉強になりました。いま、木村秋則さんと一緒に農業塾を展開していらっしゃいますな。

 とっくの昔に木村さんの本も映画もご紹介したものとばかり思っておりました。ところが2次会で原原メンバーと話していて気付きました。まだなんだ、と。

 ま、よくあることなんだけど。。。

 『奇跡のリンゴ』は無農薬リンゴ栽培に成功した木村さんの実話を映画化したもの。ま、ご存じでしょうが。フィレンツェ映画祭で唯一の賞である観客賞を受賞したらしいっすよ。
 
 いい映画でんねん。



 70年代、津軽のリンゴ農家に婿養子入り。サラリーマンを辞めちゃうわけ。奥さんが農薬に過敏反応しちゃうのね。で、無農薬栽培を決意するんだけど。。。

 何度も何度も何度も何度も失敗。借金ばかりが膨らんでいく。で、周囲の農家からも孤立しちゃう。10年経ってもダメ。ついに自殺を決意するまで追い込まれちゃうわけ。
 
 そこで自生リンゴの樹を発見します。ああ、そうか。そういうことか。目から鱗が落ちます。

 「安全なリンゴをつくるということ」と「安全にリンゴをつくること」はちがうのよお。
 
 結婚式のシーンで山崎努さんの隣にちょこんと座ってたのが木村さん。
 福岡先生の『自然農法』との出会いは子どもの命名の本ではなく、ターボエンジンの本を探してる時だったのよね。ま、映画のほうが自然ですわな。

 「失敗とは成功する前にやめることや。成功するまでやれば必ず成功する」
 幸之助さんはよく言ってましたけどね。11年間失敗し続けるつうのはちと大変なことですわな。。。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『木村さんのリンゴ 奇跡のひみつ』(小原田泰久著・学習研究社)です。詳細はこちらからどうぞ。