2007年05月28日松岡大臣自殺!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 緊急ブログです。「松岡大臣自殺!」という速報が入ってきましたので、本日と明日のブログをただいま入れ替えさせていただきました。

 死者をむち打つつもりはないけど、政治家、とくに大臣という公人は別だよね。
 政治家の自殺は、近くは新井将敬、遠くは中川一郎の両氏がいますが、この人の場合は現役の大臣ですからね。影響も重みもちがいますよ。
 世界でも報道されるだろうし、安部内閣の任命責任はこれからさらに強く追及されるはず。もしかすると、今回の「負のイメージ」をリフレッシュさせるためにも、衆参ダブル選挙に打って出るかもしれません。政局が大きく動く可能性があります。そのくらい、現役大臣の自殺という問題は影響があると思います。


九州最大の西日本新聞の号外!

 しかし、なぜ、いま自殺なのかねぇ・・・。たしかに公正取引委員会は「緑資源機構」の官製談合問題で、松岡大臣の事務所を強制捜査したらしいけどね。

 「なんとか還元水」「事務所費計上」等の問題が国会でも追及されましたけど、もちろん検察が狙っていたのは「緑資源機構問題=官製談合問題」疑惑の立件だったはず。
 逮捕された理事はすでに大臣筋の圧力等について証言しちゃってたんじゃないかな。どうだろ?

 いま、国会会期中でしょ。万が一のことがあっても、不逮捕特権もあれば、大臣だからもしかすると安倍さんの指揮権発動も考えられないことではありません。
 にもかかわらず・・・。 

 推測するに、検察から内閣に打診があったのかもしれないよ。となると、参院選前に辞任やむなしと首相筋は伝えていたのかもしれません。衆院予算委員長など、「自ら辞任すべし」と公言してましたしね。
 不祥事続きの検察としては乾坤一擲、ここは巨悪を捕まえて点数稼ぎをしたい。それには、参院選前に動かなけりゃ効果はないもの。

 つまり、松岡大臣の周囲はすでに「四面楚歌」だったんだ、と思う。 
 
 民主党は右手に年金問題、左手で松岡大臣をターゲットに「政治とカネ問題」で安部内閣と自民党を攻撃しようとしてたはず。選挙に勝つために明確にシナリオを描いていたと思う。
 そんな中で、この人の自殺問題はもう1度、シナリオを書き換えなくちゃいけなくなった。小沢民主党にはものすごく痛いね。せっかく安部内閣の支持率が急落したチャンスなのに、これで民主党は五里霧中ですな。

 たぶん、外国の報道機関がこの事件についてどう報道するかで日本のメディアも変わるし、国民の見方も変わるはず。これ、安倍さんはよっぽどうまく処理しないと参院選ではボロ負けしまっせ。
 「法律に則って処理してます」なんていくら発言したって、支持率がこんなに下がってるってことは、あんたの説明はだれも納得してないよって意味なんだから。

 今回の松岡大臣自殺事件を見ていちばん強く感じることは、鈴木宗男という人の打たれ強さが尋常ではないということだね。この人の強さはどこから来るんだろう?
 「自分は正しい」「検察捜査を糺す」「外務省を糺す」という大義があるからだろうね。汚職やせこい金集めなんかで投獄されたら、こうまでして復活しようというエネルギーは生まれないと思う。

 亡くなった松岡さんにしても大臣にさえならなければ、自殺することは無かったと思う。そういう意味でも、任命責任てのは大きいんだよ。