• 2025年10月31日(金)

    「カラー新版 地名の世界地図」 21世紀研究会著 1,485円 

    ナイルもインダスもドナウも、実は「川」という意味だった。地名の謎がこの1冊でわかる!
    世界各国の国名・首都名の由来がわかる「大索引」つき・・・。

    地名にはその土地の歴史が込められている。地形、戦争、民族の移動、大航海などで生み出されてきた地名の数々には、人類の歴史が刻まれている。20刷の超ロングセラーとなった2000年刊の旧版を全面的にアップデートし、100ページ増の全カラー図版に生まれ変わった・・とのことです。
    [目次]
    序章 外国語地名との出会い
    第1章 「自然」が生み出した地名
    第2章 地名は古代地中海から
    第3章 地名を変えたゲルマン民族の大移動
    第4章 スラブ人たちの故郷
    第5章 大航海時代が「世界」を発見した
    第6章 モンゴルが駆けぬけたユーラシアの大地
    第7章 ユダヤの離散とイスラームの進撃
    第8章 アメリカ――新しい国の古い地名
    第9章 アフリカ「黒い大地」の伝説
    大索引 国名・首都名でわかった地名の五千年史

    『地名の世界地図』は、地名の由来を語源で教えてくれるビジネス書です。「ウラジオストク:東方を征服せよ」「エジプトのナイル川の語源:古代エジプト語の川」「パタゴニア:大きな足」など、地方の名前の面白い由来が学べます。
    特に「バルバロイ:野蛮な民族(バービー人形)」は、バービー人形の由来を教えてくれます。
    「ベウベル:古代ギリシャ人に“理解できない言葉を話す人”とよばれた」ことから「バーバリアン:野蛮人・未開人の語源」となり、ローマ時代にキリスト教の「処女殉教者バルバラ:聖女」の名前になりました。そして、新大陸のアメリカで「女性名:バーバラ」に変化し、「バービー:おもちゃの着せ替え人形」の名前になったのです。

    名前の由来に関心のある方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。