2007年12月17日NHKアーカイブ「氷雨」「中央流沙」

カテゴリー中島孝志のテレビっ子バンザイ!」

 明日は年内最後の原理原則研究会です。テーマは「特別講義−−松下幸之助さんの経営について語ろう」です。メンバーは出席のこと。忘年会もありますよ。


 さて、年末年始にかけて、またまた松本清張シリーズが始まりますな。
 テレ朝だけじゃないのね。

 なんちゅうか、テレビ関係者の企画力の無さというか、オリジナル脚本のパワーダウンというか、こりゃあきまへんな。

 いまどき、ドラマで明石家さんまが受けるわけないだろが。長澤まさみちゃんとのドラマ「ハタチの恋人」は6〜7%台でっせ。さらに酷いのは藤原紀香さんのドラマ。途中打ち切りも無理ないわな。

 てなわけで、東芝劇場(古いねどうも)では松本清張やるわけか?

 やるなら、どうして、次の2つやんないのかね。私利私欲の高級官僚と、面従腹背の下級官僚。狡猾な人間像。ここに殺人事件が起きる・・・。
 いまなら、面白い脚色できるんじゃないのかな・・・。

 候補作は次の2つ。どちらもNHKアーカイブス・ドラマ名作選集 −−「氷雨」と「中央流沙」。

「氷雨」の出演は淡島千景、西村晃、佐分利信、小沢昭一さんね。
 公団と業者の汚職事件で、自殺に追い込まれた会計課長。遺された妻は生保の外交員やって子供を育てるんだけどダメでね。料亭の下働きから身を興して女将となって、夫を死に追いやった連中の証拠を集めて復讐する・・・という佳品。
 まっ、こちらが勧善懲悪としたら、次の作品はもっと複雑怪奇。官庁が舞台であることは同じ。 

「中央流沙」の出演は川崎敬三、内藤武敏、佐藤慶、中村玉緒さん。
 夫は自殺に見せかけられて殺された。莫大な弔慰金をもらった妻。いままではなんとも冴えないおばさんだったのに、夫を殺した官庁ゴロの女になるや急に艶っぽくなっちゃう。この変わりようが凄い。
 いままで出世とは無縁だった下級役人が幹部の秘密に気づくと、人間が変わる。女も男も欲得でこんなに変わる。
 あの和田勉さんの演出。・・・さあて、どうなるかな。


女の執念がみごとに演じられてます。

中村玉緒さんの顔が激変する瞬間が見もの。女のエキスがいっぱい。