2008年06月01日オバマの演説力
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
ヒラリーさん、そりゃないでしょ？ いくら全米のやり手弁護士ランキング1位だとしてもだよ。
元々、「票としては無効」と最初に決めてた州の票までカウントしろってのはムチャクチャでござりまするがな。オバマさん、ここではなんの活動もしてないんだからさ。
こういうのを後出しジャンケンていうんだよ。でも、民主党執行部がそれを半分認めちゃうというのが、また笑えるね。
こりゃ、いままでアメフトのルールで戦ってたら、突然、ベースボールになっちゃったようなもんだね。ヒラリーのごり押しを認めちゃうところに、アメリカの弱体が見て取れますな。
フェアにやらなきゃ。フェアに。
けどさ、全米の有権者は見てるのよ。いわば、この人たちは陪審員なわけ。いいのかね。こんなんで。
まっ、民主党の候補にチョイスされなければもう終わりだから必死なのはわかるけどね。名誉ある退却なんて、この人の辞書にはないんだね。
それだけ強い女。サッチャーは「鉄の女」と呼ばれたけど、この人の場合は・・・鉄面皮の女だな。
さて、マイコミ発行の「COBS」というフリペから「オバマのスピーチについて語ってください」と言われちゃってさ。今月末に発行されるから、ここではあまり詳しい分析結果を紹介できないんだけど。
オバマ。いいね。演説力、最高！
タイムズの元編集長ウィリアム・リース＝モッグは「彼の弁論術はケネディよりも優れてる」とほめてるけど、たしかにケネディよりずっと巧いと思う。
ケネディ大統領の就任演説は有名だよね。
「Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country（国が何をしてくれるかではなく、国のために何ができるかを考えよ）というセリフね。
悪いけど、どちらも大統領にはなってほしくないな。
けど、オバマがニューハンプシャーで負けた後のスピーチは絶品でしたよ。
「Yes we can to justice and equality.
Yes we can to opportunity and prosperity.
Yes we can heal this nation.
Yes we can repair this world.
Yes we can.」
でもね、私ゃいちばん心を打ったのはやっぱマルティン・ルーサー・キング＝キング牧師だと思うんだよね。あまりに好きなんで、iPodにも入れてるくらい。
オバマにしてもそうだけど、アメリカの政治家はほとんどキング牧師の演説をベースにしてると思うよ。これも記事にしたからあまり言えないんだけどさ。
演説というのは舞台なのよ。ステージなの。盛り上がらなきゃあかんのよ。
ということは、聴衆が興奮するようなシナリオ、キーワード、そしてフレームワークがなんといっても大切なわけ。
少しだけ紹介すると、キング牧師は「I have a dream〜」「I have a dream〜」「I have a dream〜」というように、この構文を多用して、リズム化したわけ。たぶん、いまでいうならヒップホップに相当すると思うんだな。
で、ここにだ。ヒューマニズム溢れるキーワード、キーフレーズを挿入してみよう。
たとえば、キング牧師だとこんな具合。
「I have a dream．
いつの日か、ジョージアの赤土の上で
かつての奴隷の子孫たちと、かつての奴隷主の子孫たちが
ブラザーとして同じテーブルに向かって腰掛ける時がくる
という夢」
「I have a dream.
いつの日か、私の４人の子供たちが肌の色ではなく
人となりによって評価される国に住むという夢」
このリフレインの後に締めのフレーズが来ると、ボルテージはピークに達するわけ。
「私たちが自由の鐘を鳴らす時
私たちがアメリカのすべての村
すべての教会、すべての州、すべての街から
自由の鐘を鳴らすその時
すべての神の子、白人も黒人も、ユダヤ人も非ユダヤ人も
プロテスタントもカソリックも
みなが手を取って古くからの
黒人霊歌を歌うことができる日が近づくだろう」
なんともすばらしいね。でね、大切なことはこういう真言は、人格から発せられるものなんだということ。ここが大切。
かつて日本には「言語明瞭、意味不明」と変に自慢する総理大臣がいましたね。いまブレイク中の孫のDAIGOが「祖父はアイムソーリ、ボク総理」と1人でウケてたと言ってるけど、こんなんじゃあかんわけ。
言葉は大切にしないとね。とくに政治家は言葉で生きてるわけだからさ。
オバマの演説力はすばらしいね。
けど、それが大統領としてふさわしいかどうかとはまた関係ないんだなあ。
日本としては絶対に民主党に勝たせるわけにはいかんのよ。インチキしてでも共和党のマケインに勝ってもらわなあかんねん。日本国政府もマケインの応援をしなけりゃいかんのよ。
なぜか？ いま、大統領候補で日本の国益を考えてくれてるのはマケインだけなんですよ。ヒラリーは昔から中国べったり。オバマもマニュフェストにはJAPANの5文字はまったく出てきません。きっと彼の頭の中には日米安保条約なんてないと思う。
どちらになっても、こんな連中が大統領になったら、あのビル・クリントン時代の再来です。
「JAPAN Bashing」「JAPAN Passing」「JAPAN Nothing」
これは困るよな。
マケインはたしかに年だけど、1期しかやらないって言ってるんだからさ。
日本に国運というものがあったら、マケインが当選するな。もし民主党になったら、少なくとも台湾は中国に飲み込まれます。地政学的には沖縄もそうなります。
頑張れ！ マケイン！！
元々、「票としては無効」と最初に決めてた州の票までカウントしろってのはムチャクチャでござりまするがな。オバマさん、ここではなんの活動もしてないんだからさ。
こういうのを後出しジャンケンていうんだよ。でも、民主党執行部がそれを半分認めちゃうというのが、また笑えるね。
こりゃ、いままでアメフトのルールで戦ってたら、突然、ベースボールになっちゃったようなもんだね。ヒラリーのごり押しを認めちゃうところに、アメリカの弱体が見て取れますな。
フェアにやらなきゃ。フェアに。
けどさ、全米の有権者は見てるのよ。いわば、この人たちは陪審員なわけ。いいのかね。こんなんで。
まっ、民主党の候補にチョイスされなければもう終わりだから必死なのはわかるけどね。名誉ある退却なんて、この人の辞書にはないんだね。
それだけ強い女。サッチャーは「鉄の女」と呼ばれたけど、この人の場合は・・・鉄面皮の女だな。
さて、マイコミ発行の「COBS」というフリペから「オバマのスピーチについて語ってください」と言われちゃってさ。今月末に発行されるから、ここではあまり詳しい分析結果を紹介できないんだけど。
オバマ。いいね。演説力、最高！
タイムズの元編集長ウィリアム・リース＝モッグは「彼の弁論術はケネディよりも優れてる」とほめてるけど、たしかにケネディよりずっと巧いと思う。
ケネディ大統領の就任演説は有名だよね。
「Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country（国が何をしてくれるかではなく、国のために何ができるかを考えよ）というセリフね。
悪いけど、どちらも大統領にはなってほしくないな。
けど、オバマがニューハンプシャーで負けた後のスピーチは絶品でしたよ。
「Yes we can to justice and equality.
Yes we can to opportunity and prosperity.
Yes we can heal this nation.
Yes we can repair this world.
Yes we can.」
でもね、私ゃいちばん心を打ったのはやっぱマルティン・ルーサー・キング＝キング牧師だと思うんだよね。あまりに好きなんで、iPodにも入れてるくらい。
オバマにしてもそうだけど、アメリカの政治家はほとんどキング牧師の演説をベースにしてると思うよ。これも記事にしたからあまり言えないんだけどさ。
演説というのは舞台なのよ。ステージなの。盛り上がらなきゃあかんのよ。
ということは、聴衆が興奮するようなシナリオ、キーワード、そしてフレームワークがなんといっても大切なわけ。
少しだけ紹介すると、キング牧師は「I have a dream〜」「I have a dream〜」「I have a dream〜」というように、この構文を多用して、リズム化したわけ。たぶん、いまでいうならヒップホップに相当すると思うんだな。
で、ここにだ。ヒューマニズム溢れるキーワード、キーフレーズを挿入してみよう。
たとえば、キング牧師だとこんな具合。
「I have a dream．
いつの日か、ジョージアの赤土の上で
かつての奴隷の子孫たちと、かつての奴隷主の子孫たちが
ブラザーとして同じテーブルに向かって腰掛ける時がくる
という夢」
「I have a dream.
いつの日か、私の４人の子供たちが肌の色ではなく
人となりによって評価される国に住むという夢」
このリフレインの後に締めのフレーズが来ると、ボルテージはピークに達するわけ。
「私たちが自由の鐘を鳴らす時
私たちがアメリカのすべての村
すべての教会、すべての州、すべての街から
自由の鐘を鳴らすその時
すべての神の子、白人も黒人も、ユダヤ人も非ユダヤ人も
プロテスタントもカソリックも
みなが手を取って古くからの
黒人霊歌を歌うことができる日が近づくだろう」
なんともすばらしいね。でね、大切なことはこういう真言は、人格から発せられるものなんだということ。ここが大切。
かつて日本には「言語明瞭、意味不明」と変に自慢する総理大臣がいましたね。いまブレイク中の孫のDAIGOが「祖父はアイムソーリ、ボク総理」と1人でウケてたと言ってるけど、こんなんじゃあかんわけ。
言葉は大切にしないとね。とくに政治家は言葉で生きてるわけだからさ。
オバマの演説力はすばらしいね。
けど、それが大統領としてふさわしいかどうかとはまた関係ないんだなあ。
日本としては絶対に民主党に勝たせるわけにはいかんのよ。インチキしてでも共和党のマケインに勝ってもらわなあかんねん。日本国政府もマケインの応援をしなけりゃいかんのよ。
なぜか？ いま、大統領候補で日本の国益を考えてくれてるのはマケインだけなんですよ。ヒラリーは昔から中国べったり。オバマもマニュフェストにはJAPANの5文字はまったく出てきません。きっと彼の頭の中には日米安保条約なんてないと思う。
どちらになっても、こんな連中が大統領になったら、あのビル・クリントン時代の再来です。
「JAPAN Bashing」「JAPAN Passing」「JAPAN Nothing」
これは困るよな。
マケインはたしかに年だけど、1期しかやらないって言ってるんだからさ。
日本に国運というものがあったら、マケインが当選するな。もし民主党になったら、少なくとも台湾は中国に飲み込まれます。地政学的には沖縄もそうなります。
頑張れ！ マケイン！！