2014年12月28日縁さえあればいつか遭遇できるミシュランの名店!上野桜木「菜の花」。。。

カテゴリー中島孝志の美食倶楽部」

「佐渡はいい店が多いっすね」
「そうなんですよ。けど、ぜひお勧めしたい名店が東京に行っちゃったんですよ」
「へえ。どこ?」
「日暮里と聞いてます。佐渡の食材とお酒で人気の店でした」

「それは残念やな」とスルーする人が圧倒的多数でしょうな。けど、私、こういう縁はさらっと流さんようにしとるんよ。なにかのメッセージだから必ず意味がある。ま、わかる人にはわかる。そういうもんなんやけどね。。。

「月曜日は定休です。火曜日はやってるようですよ」
 後部席に乗ってた名古屋原原のKさんがケータイでチェック。そうか、タイミングがええのお。
「佐渡の翌日、宇都宮で講演あんだけど、東北新幹線、上野で降りたらすぐだわな」
 結局、臨時休業でダメだったんだけどね。佐渡で聞いてから1カ月。早いのか遅いのかわからんけど。

 そんなこんなしてましたら、佐渡のI先生からメール。
「菜の花さん、ミシュランに選ばれるらしいです」
「・・・」

 ミシュランガイドでは新たに「ビブグルマン」という指標を作りましてね。星はつかないけどコスパ最高。調査員お勧めの店ね。今年から和食を入れた。で、選ばれたわけで。さすがI先生の情報は凄い。
 こりゃ混みますわな。

「いつ載るんでしょう?」
「3日後だそうです」
「それまでに行きましょう」

 ところが行けないの。スケ満杯。ま、予約しとくか。それしかないわな。。。

 やっぱ満員でしたね。グループのお客さんが入ってるらしいのでコース料理。
 
 結論。想像を超えてました。

 失礼ながら、私、ハンバーグとかカニコロ食べさせる洋食屋さんだと思いこんでたわけ。いったいどういう聞き方をするとそうなるんか自分でも不思議なんすけど。アジふりゃ〜にエビふりゃ〜注文するつもりだったわけっす。

 なんとも佇まいのいい、しっとりと落ち着いた、ご亭主のキャラがきっちり伝わってくるようで・・・事実そうだったんだけど。


雰囲気のある面構えですな。



北雪酒造の大吟醸YK35を呑んだ後から利き酒するかねえ。。。

これこれこれ。。。

食材はすべて佐渡から。野菜は実家から送らせてるんだ、と。

真野鶴の生にしょっと。。。



かなり酔ってたんだろうか。。。

鰤しゃぶです。もち佐渡から空輸。

 まっすぐ歩けば寛永寺。ちょいと下れば谷中のお寺お寺お寺。そうなの、ここはお寺銀座なんす。。。歩いて行くなら根津駅かな。タクなら上野、湯島、根津とか。

 それにしても、このあたりはよく行きましたよ。四半世紀前ですけどね。懐かしいなあ。。。根津は風情がありますもんね。「谷中、根津、千駄木=谷根千」ブームはまだ静かに続いてるもんなあ。

 う〜ん、満足。贅沢したぞなもし。。。ま、平素は粗食ですからね。原原の二次会のみご馳走。今回は「新潟・佐渡ツアー」の宿題を果たしたつう感じかな。
 宿題かあ。。。あ〜あ、出版社の宿題やんなくちゃ。年越しちゃうよお〜〜。。。